2020年3月4日水曜日

コンクリートミキサー車

コンクリートミキサー車が到着したのは、(珍しく)予定より30分も早かった為、私は手袋をちゃんとはめないうちから、『TOMO、ここを抑えて〜!』 と叫ばれてしまう。全長100メートルのコンクリートの塀、型を作ってはコンクリを流し込み、乾かし、型を外し、次の場所にまた、型を作る。 これを繰り返して、今日が5回目、最後の流し込みだ。

庭に飛び出した時には、既にミキサー車からドクドクと生コンクリが型の中に流し込まれている状況で、アタフタアタフタ。  何時もの助っ人メキシコ人のサルバドールもお手伝いに来てくれている。 コンクリがミキサー車のグルグル回る胴体部分から連結トレーのようなメタルの板を伝って型に流し込まれる際に、ちゃんと方向が定まっていないと、ドボドボと砂利を含んだ生コンクリが地面に叩きつけられるハメになる。 だから方向を定めて誰かがトレーを抑えていないといけないのだ。 その役を今日は、おおせつかりました。

 重いのよ、これが。 腕でしっかり抑えていたら、ジムが『腕の力じゃなくて、腰を使って!』 と。 どっちにせよ、もの凄く力がいる。

ドボドボと容赦なく、コンクリは流し込まれ、その様子をバックミラーで見ながら、ドライバーはコンクリの流し込まれる速さを調節しながら、ジムのキューでミキサー車を前に少しずつ進めて行く。 サイドミラーでさじ加減をしているのだから、見事なものだ。

30分ほど、ドボドボが続き、コンクリ流し込みは終了。 ミキサー車は去っていった。
その後、私達3人は、型の中に空洞ができないように棒で、コンクリをかき混ぜてから、型の表面を滑らかに平にする作業を黙々と続けた。 もう、4回目だからね、手順は分かってるのよ。

何が難しいかというと、表面を滑らかにするのと同時に型とコンクリの境目にエッジをつけなくてはいけない事、これが難しい。 型を外した時に角が丸みを帯びるように丸くする左官屋さんの道具があるのだ。 ちょっとケーキ作りのクリームを塗る作業に共通するところもあるな・・・・なんて思いながら。 で、お昼も食べずに黙々と作業を続け、ジムが通りかかった。 私の仕上げた部分を見て、『これはちょっと・・・・・?』 と言われるかと思いきや、『TOMO の方が上手だ!』 と一言。
え? ほんとですか? ジムが仕上げた箇所を見ると、以前と比べてちょっと仕上げが・・・・。
今日は、コンクリの重みに耐えきれず、型が壊れてしまった部分があったのだ。 何故かというと、1週間前に我が家のドライブウェイはアスファルト舗装になって、そのアスファルトがコンクリの壁の所まで来てしまった為、型を外側から補強できなかった為だ。
順番が悪かった。 壁が完成してからアスファルト舗装だったよね。
だから、仕上げにちょっと集中できなかったのかな?
たった、2時間ちょっとの作業だったにもかかわらず、10キロ走ったかのように、疲労困憊の私。 あとは使い物になりませんでした・・・・・。

今日はミキサー車の奇襲で、写真を撮るチャンスがなかったので、前回の時の写真を添付します!


助っ人サルバドール

流し込まれる瞬間






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