こんなタイトルでこんな内容を公開して良いものか? 迷ったけど、とにかく今ハッピーで、天にも昇る気分なのでブログにも書いておこうと思います。
一昨年の10月位からだと思うのですが、ジムがなにやら見慣れないお薬を処方してもらい飲み始めたのです。 トピラメイトという名前で、何のためかっていうと、ダイエットの為。 いつもの掛かりつけのドクターではなくて、オンラインのドクターから処方箋を出してもらってドラッグストアで購入。 今、アメリカではダイエットの為の飲み薬やら注射やらが大流行していて、これを試している人が大勢います。 ですが、ジムが飲み始めた薬は巷で流行っているこれらのダイエット薬ではない、癲癇(てんかん)を起こす人が飲む為の薬でした。 で、この薬のサイドイフェクトの1つに食欲が減退するっていうのがあって、その結果体重が減る・・・・・。 つまり裏メニュー。
こんなダイエットの方法をどこから知ったのか? サイエンティストとして、何か勧めても、科学的根拠がない! とか言って信じない人が、この癲癇の薬で痩せようと思ったとは驚きです。 そもそもこれって脳に働きかける薬ですから、癲癇を起こさない人が飲んだらどうなるの? 痩せるでしょう、でも脳に影響が出るのでは、と先ずそこを心配するのが普通でしょ。
私もジムがこの薬を飲み始めた時はあまり気に留めていなかった。 それに数ヶ月して10パウンド痩せたって言ってましたっけ。 好きな物を食べていながら、確かに食べる量が減って、すぐに満腹になるようで、その結果体重が減ったのでしょう。
そうこうしているうちに、ジムはこの薬を気に入っているらしく飲み続け、1年が過ぎました。 一年を過ぎた頃から私はジムの変化に気づき始めたのです。
気力がない、覚えていない、良く寝るというより寝過ぎ。 言葉数が少なくなって、朝起きた時の顔は正気のないお爺さんのような顔。 とにかくソファーに座っている時間が殆ど。 10歳は老けてしまった感じ。
色々インターネットで調べた結果を印刷してジムに見せました。 疲労感とか、記憶力の低下をはじめとして副作用が色々出てましたが、ジム本人は全て却下。 僕はこの薬で何も副作用は出ていない、と主張します。 DISAGREE!!! と剣もほろろ。 本人は分からないのです。 頼むから私の言うことを信じてほしい、自分では分からなくても、24時間一緒にいる私には明らかに副作用が出ていると分かる。 お願いだから飲むのをやめてください。 と懇願しましたが、私が言うことはこの薬の副作用ではなくて、歳のせいだって。 69歳で、12時前には就寝している彼が翌朝起きてくるのが9時半とか・・・・・。 これは年のせいって言えないでしょ。 だって前の日に特に疲れたわけではないし、ランチの後は1時間以上ソファーで爆睡しているし・・・・。 以前のように暇が嫌いで、何か直したり、作ったりクリエイティブな活動をしているのが常だったジムとは天と地の差があるのに。 それをどうやっても本人に説得できないのです。 話をするたびに喧嘩になる。
こういう冷戦状態が去年の暮からず〜〜と続いていました。
で、ある日、この薬について再度検索していた私は、偶然にもアメリカ政府が出していたこの薬についての研究結果を示すページに出会いました。 どうして以前に見つけられなかったのか? 38ページもある論文で、トピラメイトを飲み続けて認知機能に確かな障害が出ることがわかった、というタイトルの論文。 この薬をやめるきっかけになる一番の理由は認知機能の低下が著しく出るから。 という内容でした。 38ページも印刷したくなかったので、最初の10ページほどをプリントして赤線引いて、私の言うことを信じてくれないジムに読んでもらおうと、キッチンカウンターの上におきました。
ちょうどその日。 これも偶然ですが、会話ゼロの日が続いていた私たちでしたが、ジムの方から「僕のクレジットカードが見つからない。」 と言ってきました。
幸い、前日に買い物をしたお店に行き、尋ねたら保管されていて、ラッキーでした。 ここ半年のうちにこういう事例が3回? お店に置いてきたとか、お財布を落としたとか・・・・。 これって認知機能の低下の現れじゃないですか。
流石にクレジットカードが見つからなくてヒヤッとしたのでしょう、ジムが私のプリントした論文を読んでくれたと思うのだけど、翌日にドラッグストアに出向いたジムは何やら処方箋の薬を買って帰ってきました。 何の薬を買ったのか、私には見せたくなかったようで、隠しる。 でも私、ちゃんと見つけてチェック。 え? トピラメイトを又買ってきたの? まだ十分補充があるのに???? あ? よくみたら、トピラメイト100mgを飲んでいたジムが25mgの小さい容量のトピラメイトを買ってきたのでした。 で、翌日になんやらコソコソとオンラインのドクターと話をしている様子。
私、この薬について色々調べたので哿詳しくなってまして・・・・。 この薬をストップする時には、個人個人で飲んでいた容量と期間を考慮してだんだんに減らしていくスケジュールが必要なのです。だから25mgの錠剤が必要だった!
ジムはそれでオンラインドクターに相談したのです。 そういう話、全然私には話してはくれなくて、コソコソと・・・・。
それが2月11日。 この日からトピラメイトの容量を減らし始めたの、知ってるよ!
あれからやく3週間過ぎて・・・・。 ジムの様子に物凄い変化が出てきました。 朝、8時前に起きれる! 午前中から何か庭仕事を始められる! トラクターで何か土を掘り起こしたりご近所さんと近所の道路の補修をしたり! おまけにピックルボールをやろう! なんて言い出して、毎日コートに通ったり!
表情も明るくなったし、言葉も多くなった。 相変わらずお昼寝は時々しているようだけど、30分ルールって言って長く寝過ぎないように気をつけてるようだし。隣に越してきたもう1人のジムさんと2人、トラクターに乗って作業をしている姿、2人とも汗びっしょりで、なんだかすっごくセクシーだったよ〜。
長い間家庭内別居状態とでも言えるほど酷い状態でしたが、今回に限っては、奥さんとしてどうしても、この薬を止めさせなくてはいけないって思ってました。 ジムがこのトピラメイトを止めて、元に戻った事が本当に嬉しい。お帰りなさい!
そして3月3日の夜でした。 寝る前にがっちりとハグしてくれて『I love you』 と言ってくれました。 このハグとこの一言は重かった〜。 薬をやめた事、本人の口から聞いていませんが、これはプライドのせいでしょう。 でも私は全部わかってますよ。
現在は私の不整脈の事でジムは心配してくれていますが、このハグとこの一言が一番良い薬になったよ! と翌日ジムに告げました。
あ〜〜長い戦いが終わってよかった。 バンザ〜〜イ!


