今回は錦糸町にあるスミダトリフォニー小ホールという会場でpi-up (発表の場)が行われたのですが、本番が始まる前に、4名だけ個人レッスンの時間を設けてもらい、私も参加する事にしました。 これ、申し込みが早い者勝ちなんですが。
1人50分。 私は一番バッターで朝の10時半からスタートしました。 まずは1〜2ページ本番の曲を弾いてみる・・・・・。 先生は全部聞かなくても、すぐに演奏者の問題点がわかるのです。
会場の一番後ろの席までが自分の領域だと思って、この静けさの中に自分の音が乗って飛んでいく感じで弾いてみて。 そのようあ表現をされました。 次に目の前に壁があるとイメージして、その壁を人差し指で押してみる。 硬い壁です。 次に柔らか〜〜い壁があるとイメージして、人差し指でそっと押してみる。 「その感じ!」 柔らかい壁を押した時のその感じで鍵盤を弾いてみて! と。
『自分は非力、自分は非力』 そう念じてみて! とも言われました。 ブツブツ繰返す私。 『コントロールはできない。 コントロールはできない』 こちらも念仏のようにブツブツと繰返す。
〇〇をしないように、ではなくて、自分がされたくない事をしない、とも先生は表現されました。
つまりはまだ体のどこか、多分、肩の周辺に力が入っているって事です。 自分では十分に抜けているつもりでも、まだまだもっと抜ける。 より力が抜けた時に奏でる音は確かに違うのです。 肩先のちょっと後ろ側、このへんの力を抜いて! と指摘された後の音は確かに澄んでいて、響いていました。
次に先生は私の顔を触っても大丈夫ですか? って聞いてきました。 大丈夫です・・・・。
先生は私の髷、眉間のところに指を当てて、両脇に引っ張るような動作をしました。 眉間をあげる? ではない。 眉間を横に引っ張るような、そういう感じを意識すると、肩の力が抜けるからと。 これはちょっと難しかった。
あっという間の50分。 予約をした時に、先生の奥さん(社長)がラインで、黒木(先生)はキャンベルさんにいっぱい伝えたい事があるって言ってますよ、って。
ふ〜〜む、次のステップに上がるためには響く音について、もっと意識しなくてはいけないのです。
この半年、私は自分の肩が前肩になっていて、それが演奏に物凄く影響している事を発見し、前肩を補正するストレッチを続けてきました。 これによって、肩甲骨の位置が変わりました。 猫背が改善して、ピアノの椅子に座った時に胸が広がり、肩が前傾しなくなったおかげで、小指と人差し指が強くなり、 以前より力が抜けてパッセージを弾けるようになりました。 これは自分でも大きな前進と思っています。
でも時々、以前の悪い癖が出てきて、身体全体で弾くのではなく、指の力でガツンと弾いてしまう時がある事も自覚しています。
それを先生は多分改善する為の方法を伝授してくださったのだと理解します。
ここ半年、色々な弾き方を試して試行錯誤してきましたが、今回のプライベートレッスンで、先生が『その音!』 と言ってくれた音が出た時の身体の状態をあの50分の間にキャッチした! と自分では思っています。 だから、その時の身体の状態がスタンダードになれるように、次の半年はそこに焦点をあわせて練習をしたいと思うのです。
次回は来年5月22日、オペラシティーのリサイタルホールで本番です。 これに向けて今から練習を開始します。 一番弾きたいと思っている曲はショパンのエチュード、エオリアンハープです。 これ、かなりのチャレンジですが、今トライする事が自分の現在抱えている色々な問題点を改善するだろう、と自分で思うからです。

















