2026年9月24日 スミダトリフォニーホールで行われた演奏会の演奏動画が先生から送られてきました。 アドバイスシートと一緒にです。 先生のコメントは正に私の内なる悩みごとや改善してきた点がズバリと言い当てられていて、だから黒木先生大好き〜、となる所以です。
前回までの演奏会ではどうしても、どうしても右手の脱力に納得がいっていませんでした。 80%くらいは抜けているのだけれど、あとの20%がどこか抜けきれずにそこか、すご〜〜くもどかしかったのです。 ですが、今回日本に向けて出発する1週間前くらいでしょうか? “あれ、なんだ、この感覚は!!!“ という今まで味わったことのないセンセーションを感じました。 これかもしれない? この感覚があとの20%の脱力につながっているのかも? という淡い期待を持ちました。 だけど、この新しい感覚、なかなか固定して味わえないのです。 ある瞬間出てくるけど、また元に戻ってしまう。 思い出そうとしてもなかなか再現できない。
この感覚というのは10歳〜12歳頃に習っていた相模原のピアノの先生の時に身についていた感覚なんだろうな〜って思いました。 あの頃の私は、脱力なんて気にかけずとも、指がクルクルまわっていて、どんなパッセージもコロコロ弾いていました。 身体のどこか力が入るなんて、考えてもいなかった。
そうなのです。 子供の頃はできていたのです。 それなのに、大人になるにつれて、あの爽快な弾き方を忘れて、力に頼る弾き方に変化していってしまったのです。 ここからが悲劇の始まり。 大人になると、身体が硬くなります。 歩き方や、座り方にも癖が出てきます。 とくに歳を重ねてからは肩が前に倒れたり、骨盤が前傾、後傾したり、と色々身体に癖がついてくるのです。 それがダイレクトにピアノの演奏に影響してくる。 子供の頃はできていたあの感覚を取り戻す、それを目指してこの半年、前肩を直したり、姿勢を直したりしてきました。でもなかなか思い出せなかった・・・・。
で、今回、出発の1週間前に味わった、あの感覚。 無重力みたいな感覚。 指で鍵盤を弾いている、という感覚がゼロに近くなって、肩からの重みでかってに音が出ている感じ。 それを瞬間味わいました。
それを個人レッスンで再現できるのか?
個人レッスンの時に先生の言われる通りに肩の後ろ側を意識して力を抜いたり、眉を両脇に引っ張るよう意識したり、コントロールはできない、って自分に言い聞かせたり・・・・。 『その音!』 と先生が叫んだ、それが私が1週間前に味わった感覚と同じでした。 やっぱり、コレか! コレなんだ!
すぐには定着できない感覚ですが、確実に手応えがありました。
先生のアドバイスシートにも、今までは感情や感性を表に出したくても、それが力みになり、音に十分反映されていないところがあった。 と指摘されました。 ごもっともなのです。 これ、本人が嫌って言うくらい感じていましたから。
ここ数回の演奏会ではそれがどうしても乗り越えられない壁でした。 ですが今回はそれを半歩、乗り越えた気がします。
先生のコメントは今までは何か枠があってその中で最善を尽くしていた・・・・。 でも今回は全身がつながって、エネルギーがスムーズに響きとなって出ていたと。
1週間前に味わった、あの無重力感覚が今回の演奏に反映されていたとは思いにくいのだけど、本番前の個人レッスンで、先生に指摘された事が頭の隅っこに残っていて、それが無意識に演奏に反映されていたのだろうと思うのです。
さ〜、次に向けて目指す方向が決まりました。 コレって凄く大事なのです。 方向性が分からないと、いくら練習しても変わらないのです。 私は変わりたいのです。 だから今よりも良くなるべく方向性が決まったことが物凄く嬉しいのです。
次回の演奏会ではショパンのエチュード、『エオリアンハープ』を弾きたいです。 これは現在抱えている無重力状態を再現させるにとても良い課題であるのは確かですが、一歩間違うとただの指の練習曲になってしまいます。 哿リスクがありますが、それを乗り越えるだけの価値がある曲です。 ぜひチャレンジしたい。
他に、プランBとしてはショパンの幻想即興曲、もしくはベートーベンのテンペスト3楽章、これらも並行して練習したいと思います。
はい、今回の演奏動画はコレです。ピアノ楽しい〜〜〜〜!
https://youtu.be/ZagzygolEk4?is=ILiavNVV2bLk3Ao9


