2015年、タジキスタンからアメリカに戻った私たちは8週間目のロキをゲットし、キャンピングカーでこの山小屋に滞在していました。 まだトイレトレーニング中の赤ちゃんだったロキを夜中に抱えて外でオシッコさせたのは私でした。
その時は一月程滞在しながら山小屋の窓枠のペンキ塗りをしたのです。 ペンキ塗りっていうとなんだか楽しそうなんだけど、これがま〜〜〜本当に辛いプロジェクトでした。 この山小屋は80年以上経過していて、その間に何回窓枠のペンキを塗り直したのか? 上塗り、そしてまた上塗り・・・・、という具合に重ね塗りされていました。
その厚ぼったいペンキの層を全部剥がして水で洗い、窓枠の木を素の状態に戻してからヤスリをかけ、ベースコートを塗り、本塗りを2回。 窓が1つなら良いよ? だけど、この山小屋観音開きの窓が幾つあるっけ? 14? 15?
何重にも重なった色々な色の古いペンキをケミカルな液体を塗り、ボロボロと浮き上がってきたところをヘラで剥ぎ落とす作業がとにかく大変だったのです。 このケミカル、ちょっとでも素肌に着いた時はピリピリと痛くなり、とても危険。 まだ8週間しか経っていなかったロキが近寄らないように気を使いながら、エンドレスの作業を毎日まいにち、無言で続けたのです。 言い出しっぺのジムだって絶対に途中で後悔したと思う・・・・。 だって、大変過ぎだもの。
観音開きの窓の金具を全部外して窓を完全に取り外す作業も大変でした。 とくに2階の窓は、アクロバットの様な格好で、ジムが私の体を支え私が窓から身体を乗り出して、ワイアレス工具でネジを回して・・・・・・。
ぞっとする程大変な作業が何週間も続き、ホトホトいやになったのです。
お陰でキャビンの窓枠は、綺麗に塗り直されてこの先何年かは心配ないと思うのですが・・・・・。 トラウマが凄いったら。
今年は来る前から電気工具を積み込んでいるジムに聞きました。 「私のヘルプを期待してる?」 と。
「・・・・ノ〜。」
そういう返事だったので、今回は敢えて関わらないように、「手伝いが必要な時は呼んでね!」 と言って最初から手伝いません、宣言をしてたのです。
熊騒動があって、やはりジム一人ではできない作業もありました。 一人がドアの外からネジを固定して、もう一人がドアの反対側から工具でシッカリ締め上げる、とかね。
「ドアのお直し、楽しい?」 と聞いてみました。 ちょっとドキッとしたような表情の後、「別に・・・・」 という返事でしたが、イヤイヤ好きなんだと思う、 DIYが。
だから手伝わない私はそれ程ギルティーを感じなくても良いんだよね!
物置小屋の外と中とで作業をした時、ジムの指示が良く聞こえなくて、ジムをイライラさせた場面を数回・・・・・。
だけど、出来上がった時に、「君のヘルプなしでは到底完成できなかったよ〜。 ありがとう。」 と言ってくれました。
ジムも結構気を使ってるんですね。
さ〜、これでママベアが来ても壊されないでしょう!
最後にニスを塗っているジム
0 件のコメント:
コメントを投稿