私達が滞在していた場所から一番近い高速インターが能生というインターで、そこを真ん中として両方向に続く幾つかのインターが大雪の為にクローズしちゃったのです。 除雪はすぐにできるだろうと、たかを括っていたらこれが3日くらいかかってしまいました。 高速が駄目なら国道があるさ! と思っていると、やはり皆考えることは同じ。皆が国道に押し寄せ、 トラックの事故が起こったり除雪が進まなかったりで、こちらもクローズしてしまったのです。 これには困った。出られないじゃない。
出発の日、いつもの様に朝からテキパキと良い動きをして、ジムと私は出発準備をします。 前の日から箱詰めにできるものは全て詰め込んで、玄関先に移動させます。 荷物を運び出し、キャラバンに積み込むのはジムの役目。 荷物を出したあとのお部屋を綺麗に掃除するのは私の役目です。 掃除機をかけて、トイレやお風呂場を掃除し、ゴミを纏めます。 お布団等は元あったように復帰させます。 外の仕事と中の仕事で仕事量がちょっと違います。 私の方が多い・・・・・。
なので、出発の朝、ジムは結構余裕ありの表情です。 が、私はミリタリー訓練か? と言うほどのスピードで動きまわりますが、それでも2時間では終わらない・・・・・。 前の日に7割程度掃除をしていたとしても、どうしてもロキが動けば毛が落ちるので、ロキをキャラバンに隔離してからが最後の仕上げです。 ここら辺がホテルに滞在する場合との違いです。
前日の夜まで、キャラバンが停車したところから道まで移動できるだけの幅を雪かきして作りました。坂なんです。キャラバン、完全に雪達磨状態でしたから。 ウィンドワイパーは雪でガラスに張り付かないように立てていたのですが、後ろのワイパー、雪の重みで折れちゃいました。 そんな状態のキャラバンをほじくって救出。 キャラバンが動けるだけの幅を距離にして60メートルくらいかな? 雪かきして確保しました。 それでもいざ動かしてみると、あれ? 幅が足りなかった? 曲がれない? とちょっとヒヤッとしましたが、そこは四駆の底力。 パワーで雪を押しのけて坂をおりました。
国道まで出た時には青空が広がって、ま〜なんと気持ちの良いことでしょう。 日本海が眩しい!
高速道路を走るより、この海沿いの国道の方が気持ち良いから、暫くこのまま国道を進もうとジムが言い出しました。
この段階でも、まだ北陸自動車道のいくつかのインターはクローズしていたので、どこのインターから高速に入れるのか、いまいち良く分からなかったのです。
グーグルナビ、NEXCOの情報、道路上の電光掲示板、これら3つがどうも違うことを言ってくるのでナビをしている私はイライラ。
一か八か米山インターに入ってみると、ゲートの前に係りの人が立っていて、私達の車を停めました。 あ〜、やっぱり通れないの? と思いきや一台一台行き先を聞いて、新潟方面だったらオッケーと確認していたのです。良かった〜。
素晴らしいスタートを切って走り出しましたが、福島に差し掛かった頃から雨と雪。磐越自動車道は吹雪でした。
ランチ休憩も含め、7時間経ってようやく宮城県の民泊に到着。 無事についた〜。
米山インターから北陸道に入った時
なんと気持ちいい事!
磐越道は吹雪いてました
この家、築170年だそうで、初めての経験です、藁葺き屋根の家で寝るのは。
“柚子のあぜ道雨乞のかえる” という名前です
(どうやってこの家を見つけたか? それはAir B and B で、ペットオッケーの検索で出てきたのです。
料金は上のリンクの料金とは全然違いました。もっとずっとお安いです。)
家の中には石油ストーブが4台あって私達の到着を待って暖めてくれていました。
あいにく玄関の前がぬかるみで、ロキの足跡、梅マークが土間一面についちゃって、焦るお母しゃん。
毎回移動した後に、その地方の観光名所を検索します。 で、今回は宮城県柴田郡のおすすめスポットを検索していると・・・・。 トリップアドバイザーのページでこの築170年の改築された古民家がおススメスポットの#3にあるじゃないですか!
もう、居るし。
とにかく凄い所に来ちゃいました。
オーナーはこちらでラーメンを提供しているようです。 が、民泊としてお客さんが滞在するときはラーメン屋さんをストップしていると・・・・・・。
170年前って何? 江戸時代? 安政? 凄い事だわ、江戸時代の人がここで、この屋根の下で暮らしていたって事。 想像するだけでドキドキする。 この窓からの風景も江戸時代と同じなのかしら?
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