グーグルマップでお寺迄の道のりを見ると、最後の1キロ半が赤いライン。 渋滞? まさか? 土砂崩れ? 道路工事? なんなのか? とにかく行ってみる事にしました。
渋滞でした。 この日は土曜日。 このお寺7月1日から11日まで紫陽花祭り開催中なので人が集中したようです。 紫陽花を見るなら他でもたくさんあると思うのですが、このお寺、紫陽花の花を切って、池に浮かべるという『水中華』という他にはない紫陽花祭りをするので、その為、渋滞。 お寺に続く最後の1.5キロはスレスレ2台の車がすれ違えられる程の細いくねくね道で、そこを登る車と降りてくる車が一緒になって大渋滞になっていたわけです。 ましてや観光バスまでが右往左往していて・・・・・。 私達は最終目的地に行き着く前に駐車して、ロキを連れて歩きました。
こんな人混み、日本に到着以来初めて見ました。 本当に混んでます。 仁王門を通って境内に入ると、なが〜〜い列が出来ています。 何の為の列ですか? と尋ねると、これは写真を撮るための順番待ちだと言うのです。
え? まだピンとこない私。
並ばずに歩いてみると、そこには池に何百いう色とりどりの紫陽花が浮いていて、皆、その前で写真を取っていました。 みんな慌てずにちゃんと順番待ちしているから、凄いです。
池の前には小さな椅子が置いてあって、そこに犬用・・・と書いてある。 ワンコを座らせて写真を撮る為のスポットです。 本当にペットフレンドリーなお寺です。
家に戻ってから、このお寺について詳しく調べてみると、なんとも興味深い由緒あるお寺でした。
ここからはお寺のwebの引用です;
弘仁12年(821)大旱魃に見舞われ、作物みのらず嵯峨天皇は御心痛あらせられ、当山に降雨を祈念せられた。
天皇は紺紙に金泥を染めて法華経を書写して奉納せられた。
その功顕あらたかにして大雨沛然として降ったので、悦ばれた天皇は勅命をもって、当山の山號を「雨引山」と命名せられた。
嵯峨天皇の宸筆は当山の什宝として、その断簡は今に残っているのである。
天皇は紺紙に金泥を染めて法華経を書写して奉納せられた。
その功顕あらたかにして大雨沛然として降ったので、悦ばれた天皇は勅命をもって、当山の山號を「雨引山」と命名せられた。
嵯峨天皇の宸筆は当山の什宝として、その断簡は今に残っているのである。
嵯峨天皇の写経がこのお寺に保存されていると言うのです。 その他にも光明皇后の写経やら、芭蕉の直筆で
書かれた俳句などなど、歴史の教科書に出てくる人物がこのお寺を参拝していた事や、写経などが千年を超えてまだちゃんと保存されている事に、凄くロマンを感じます。 この感じ、ジムには説明できないのだけどね・・・・・。
今やソーシャルメディアの発達で、紫陽花をはじめ、四季の花々、紅葉をカメラに収めようと訪れる人達が増えて、お寺としてはどうなのかしら? 私達もその1人だけど、紫陽花の『水中華』を見たいが為にこのお寺を訪問しました。
平日に行けば、もう少しゆっくり境内を散策して、時を超えて大切に引き継がれた日本人の信仰、歴史に思いを寄せる事ができたかな? と思います。ですが、この日は夕方から太陽も出てきて青空さえ見えたので、週末でしたが思い切って出かけて大正解でした。
ちょっと地味目の茨城県にパッと明るい素敵な思い出ができました。
山道歩き辿り着いた仁王門、結構たくさんワンコ連れの参拝客を見かけました。
こんにちわ〜!
人混みの合間をぬってやっとカメラに収めた池の様子。 ね、コイが見えなくなるほど紫陽花が浮いています。
オヤツを見せると、芸達者になるよね、ロキちゃん。 他のカメラマンも一斉にロキに集中した一瞬でした。
お父しゃんのTシャツ、笑えるわ〜。
あげているのは、ドライフィッシュです。
境内にはアヒルが居たり、孔雀もいるそうで、餌をやる事ができます。 その為地面に餌が落ちているらしく、
ロキは夢中になってしまいました。 幸いお母しゃんがロキのオヤツを持参していたので、
一気にそちらに集中しました。
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