特にこれという観たい映画があった訳ではなく、マンハッタンでの映画鑑賞を体験したかったようです。
さて、何を見ようか? とオンラインで検索していたところ、Drive My Car という文字が目に止まりました・・・・!
これ、観たい、絶対観たい、アカデミー賞候補になってる日本の映画だよ〜。 字幕読まなくちゃならないけどねっ。
という事で、サブウェイに乗って、映画館に行ってきました。Elinor Bunin Munroe Film Center という映画館は85席しかない小さな劇場で、でもとても綺麗で観やすくて、早く行って良い席を確保しました。
どういう内容なのか、全く調べないで行ったのですが、村上春樹原作、濱口竜介監督、3時間に及ぶ長編ドラマ・・・・。
見終わって・・・・・最初の感覚は、ほ〜〜〜〜〜っでした。
村上春樹さんの本は読んだ事がないのですが、こういう世界なの? じわ〜〜〜〜ってくる、この感覚が村上春樹の世界なの? 世界中に熱狂的なファンがいる村上春樹の世界・・・・・。 好き嫌い、2つに別れる感覚でしょうか?
ジムの感想は「え? これがノミネート作品?」でした。
数日経って、映画の内容を咀嚼してみると、ふ〜〜〜〜〜ム と違った後味が出てきた感じ? 最愛の妻を亡くし、その喪失感や後悔で気が狂わんばかりに絶望している夫が、その絶望を乗り越えていく、そのきっかけになったのが、無口なドライバーの女性だった。
同じ傷を抱えながら生きてきた2人が交わす会話と時間・・・・・。 主人公が『あともう一回だけ妻と話がしたい・・・・。』と泣き崩れるるところが印象的。
もう一回観ても良いかな? だけど3時間の映画です。
そうそう、こちらの小さな劇場に3月17日、濱口監督が来て、インタビューされています。監督のファンだったら絶対に見逃せない劇場訪問だと思います。 私たちがボランティアするSun Dance Film Festival ではプレミアム上映のあとにこういう時間があるんですけどね。
このインタビュー、YouTubeの映像によると、原本は50ページしかない短編で、それだと2時間の映画にも短すぎるので同じ短編集を集めた本の中から他の要素を加えて3時間の長編になったそうです。
今月末のアカデミー賞授賞式に又、アメリカに来ることになるでしょうかね? 発表が楽しみです。 もし受賞したら映画館はもっと賑わう事になると思います。 良いタイミングで鑑賞で来てラッキーです。
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