2023年4月18日火曜日

フライトトレーニング Day1

4月17日、とうとうフライトトレーニングを行う事になりました。 
テキサス州にある Taylor Munincipal Airport でのトレーニングです。
天気は雲一つない快晴。 気温も25度。 トレーニングには最高のコンディションです。 待ち合わせの11時に空港で初めてトレーナーのデイトン先生に会いました。 

自己紹介。 私、試乗で10分間後部座席に座って飛んだだけしか経験がなくて、まったくのゼロからのスタートです。 
私のゴール? 1人で飛ぶのは希望しません。ジムと一緒に飛んで時々操縦できて、万が一の時のために着陸の仕方をマスターしたいです。
あ、それに離陸の仕方もマスターしたいです、と伝えました。

するとデイトン先生、そうだよね、良くわかるよ。 1人で乗るのは怖いよね。 わかった、君はバックアップパイロットだね、と。
だけど、離陸は着陸よりも難しいんだ。 事故が起こるのも離陸の時が多いんだ、と。  これはちょっと意外でした。
私としては着陸の方が難しいのかと思っていたので・・・・・。

まずはジムからトレーニングが始まりました。 私とロキは空港の片隅で見守ること45分。
ヘルメットと無線をつけたジムが先生と一緒に消えていきました。 で、しばらくしてけたたましい音が上空から・・・・。
あ〜、飛んでる〜。 最初なので離陸は後部座席の先生が操縦しています。 上空に上がってから操縦をスイッチする事ができるので、ところどころでジムが操縦を。

45分後に戻って来て、今度は私が乗り込みました。 アラバマのグレッグ先生は初日は空港内を走る練習と、後部座席に乗って操縦をオブザーブ。 君には操縦させないから安心して!
そう言ってました。 だからこの日、いきなり前の操縦席に座って操縦桿を握るとは夢にも思っていませんでした。

ですが、デイトン先生にはデイトン先生のやり方があるので・・・・・。
初日だけど大丈夫、僕が後ろに座るからって・・・・・。 離陸、着陸は先生がやってくれて私は空中で、ところどころ操縦をスイッチされたのです。
これには操縦を誰がやるか、はっきりと2人で意思表示し、それを確認しなくてはなりません。
インカムで「I will give you control」と言われたら、「I acknowledge I have control」 と返事します。 
「あなたに操縦権を渡しますよ〜。」
「私が操縦権を受けました。」
「ありがとう」
というやり取りです。 だけど、これが結構聞き取りにくくて・・・・。 インカムのボリューム調整がまだ上手くできません。

先生の指示をちゃんと聞き取れないと、次に何をしていいやら頓珍漢になってしまうんです。

あそこにある建物の左に旋回して〜、とか川に沿って飛びましょう、とか。 高度をあげて、とかパワ〜アップとか。

指示が聞き取れないと最悪です。

最初に川に沿って飛ぶように言われた時、これが結構楽しかったのです。 運転教習所のクランクを思い出した! 似てる、似てる。
その感覚がクランクを通る時に似てるんです。 だけど、足のペダルと操縦桿を操作するのが結構難しい。踏み過ぎたり、操縦桿を動かし過ぎたり・・・・。
なにしろ自分の操作から機体が動くまでの時差が曲者で・・・・・。 

後は慣れるしかないのでしょう。

パワーをゼロにするよ〜って先生。 パワーをアイドルにすると機体はゆっくりゆっくり高度を下げるんです。 だけど、ストン、とは落ちない。 機体のノーズを下げると機体はスピードをあげ、ノーズを上げるとスピードが落ちる。 操縦桿は一本のスティックです。

簡単なんだけど、難しい。 

この日はランチを挟んで、もう一度乗りました。 2度目は1度目の興奮冷めやらず・・・・。 でも一度目より集中力が下がっていました。
2度目のフライトでは30度機体を傾けて海抜高度1500フィート(457メートル)の高度と60ノット(111キロ)の速さを保ちながら旋回する練習でした。(空港の海抜が600フィートだそうなので、地上からの高度は900フィート、274メートルほどになります。)
30度機体が傾くと結構怖いんです。 ドアないしね。 一度めは上手にできた。 だけど、今度は右に30度傾けてターン、というところで失敗。 先生がすぐに操縦を変わってくれました。

何がどうなってるのか、本人は必死なので良くわかってないです。 理屈ではなくて体で覚える感じです。

この先のトレーニング計画がなかなかたちません。 明日は一日中スケジュールが空いているので、君たちのトレーニングをしよう! って言われて朝8時からと約束しました。 でもほんの少しだけど仕事が入る可能性もあるんだ・・・・って。
で、やっぱりデイトン先生仕事の依頼が来てしまいました。 私達のトレーニングはキャンセルです。 で、先生も他のインストラクターを探してくれると約束してくれました。 ですが、そんなに急に都合良くオッケーしてくれるインストラクターは見つからず、私たちはまた立ち往生です。

遅くても5月7日にはテキサスを出発しなくてはならないので、それまでどれだけトレーニングができるかわかりません。
デイトン先生とできるだけやりたいのですが、そもそもアラバマで基礎を学んでからこちらに来る予定が、全くトレーニングできずに来てしまったので、そこからして番狂せでした。 

なので私もジムも頭を抱えています。

翌日、肩こりが凄いったら。 やはり緊張していたせいでしょう。 それに操縦席のシートベルトとハーネスをしっかり固定してしまうと、操作するのに手がパネルに届かないんだわ。 これには参った。 だけど、これは私だけではないのだそうで、落ち着いてハーネスを外して操作して良いのだそうです。 
体重制限もあって私達のジャイロについては1人で乗る時は144パウンド以上がフロントシートに必要なのだそうで、私一人だと130パウンドくらいなので軽すぎるのです。 何か重たいものを足元に置くしかないそうです。 私としては1人では乗らないから、それは問題ないです。

終わった後、疲れました。 でも最初のフライトが嫌ではなかったので安心しました。
これ、無理〜〜〜〜。 ってなるかもしれないなって思ってましたから。 自分でもちょっと驚いています。 

離陸と着陸、これができるようになったら凄く嬉しいのだけど、わかりません、何処までやれるか。




操作するのに力を入れないとできない事があるんだわ。 








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