話が前後するのだけど、まずは山小屋に戻った時のエピソードから・・・・・。
行きと比べてたいして軽くなっていない重たいバックパックを担ぎ4時間かけて山を降りました。
山小屋に戻る途中にあるカフェでランチを食べて帰ろう! というジムの提案に、大乗り気でそれをモチベーションに頑張って歩いてきた私でしたが、カフェはあいにクローズ。 仕方ない、すでに午後2時をまわっていて腹ペコ。
冷蔵庫にある果物をカットして夕飯までなんとかそれでしのごうと考えながら山小屋へ。
最後のカーブを曲がった時にお爺ちゃんの山小屋と物置小屋が見えました。 で、物置のバックドアが大きく開け広がっているのが見えたのです。
「ダーリン、物置のドアを閉め忘れちゃったの?」 と私はジムに言いました。
「えっ?」
敷地内にトラックを駐車させると同時にお隣の山小屋のご主人がすっ飛んできました。
スティーブさんによると、私達が出発した後に熊が来て、駐車していたお姉さん夫婦のセダンを鷲掴みしながら中を物色していたと言うのです。
気がつくと物置のドアは閉め忘れたのではなくて、熊に壊されたのでした。 ちゃんと鍵はかかったまま、だけど、なが〜い釘ごと引っこ抜かれて熊が物置の中にあったゴミ袋を持って行ったのです。 ゴミ袋の中には生ゴミが入っていました。 卵の殻と、メロンの皮。 バックパッキングに出発する際にジムはちょっとだけ、生ゴミを置いて行くことに不安があったそうですが、がっちりとした木製のドアに鍵もかかっているので、大丈夫だろうと・・・・。(山小屋に滞在するときはいつもそうしていましたし・・・・)
この山小屋に滞在するときはゴミ屋さんと契約していないので、ゴミの始末に困るわけです。 持って帰るか、燃やすか? 先に家に戻ったステップさんにも生ゴミを1つ持って帰って貰いましたが、バックパッキングに出る前に出たゴミをまとめて物置に置いたのがいけなかった・・・・。
犬の散歩に出ると、近所の人達が話しかけてきます。 目撃情報です。 子熊を連れたママベアが白いゴミ袋を持ってここら辺を歩いていたと・・。 はい、それはうちのゴミ袋です。
翌日お姉さん夫婦が家に戻り、ジムと私は街まで洗濯に行き、木材、ネジ、補強用の金具等、色々買い集めました。ジムは持ってきたワイアレス工具を取り出して早速ドアの修復に掛かっています。 只今お直しの最中です。
バックパッキングのお話は次に・・・・。 熊対策って大変なのよ、ホント。
キャビンの横に建っている物置小屋
ジムのドア補強プロジェクト
ママベアに捻じ曲げられた金具
0 件のコメント:
コメントを投稿