お姉さんにアドバイスを貰いながら、もう一度荷物の点検。 お姉さん夫婦は世界中をバックパッキングしているバックパッカー。 それは知っていたのですが、お姉さんが最初にバックパッキングを経験したのは20歳の時で、最初の子がお腹の中にいたというのです。 なんと妊娠7ヶ月で母親と弟のジムと3人でバックパッキングしたと・・・・・。
と、言うわけでお姉さんは筋金入りのバックパッカー。
10日以上のバックパッキングでも下着は一枚しか持っていかない。 湖や小川を見つけて洗えば良いと。 ハイキングシャツも同じ。 着替えは持っていかないで洗うんだそうです。
トイレットペーパーは一回分ずつに分けて小さなジップロックに入れ、ポケットに。 パジャマ? 必要なし!
と、言うわけで私が最低限にと思って詰めたバックパックの中から幾つかの物が却下されたのでした。
前日の私ときたらもう〜神経ピリピリ。 泣き出しそうな気分。 「大丈夫よ、私達は100回以上バックパッキングした経験があるんだから。」 って、なんの慰めにもなってないでしょ。 「だから、余計ナーバスになるの。 だって、3人ともプロのバックパッカーで、私は今回が初めて。 皆にとっては簡単なコースでも私にとっては・・・・。」 とこんな具合。
お姉さんのアドバイスを無視してTシャツ一枚と靴下を余計に2足持って行ったのです。 あ、それと着替え用のハイキングシャツを1枚。
やはり私のバックパックは異常に重たくなって、でも自分で持っていくと決めた物だから、意地でも自分で運ぼうと決心してました。小さな小さな手鏡とヘアブラシ、これらを諦めるつもりはこれっぽっちもありませんでした。 が、翌日、皆に笑われました。
Dark Lake という湖のほとりに車を置いて、Lawrence Lake をめざしました。自分で詰めたバックパックを背負った私はあまりの重さに目眩がしそうに・・・。 真っ直ぐに歩くのがやっと・・・・。
初めての私に少しでも負担をかけまいと、食料は全てジムが背負ってくれて、 私は自分の着替えと水だけなのにです。
で、何時間歩いたのか? 6時間くらいは歩いたでしょうか? 休み休み。 心臓が飛び出しそうなくらい息がハ〜ハ〜いって、大丈夫か私? って自分で心配になりました。 他の3人はケロっとしてる・・・・・。
高度が高いせいなのか、本当に息が切れて登りはきつかったわ。
でもちゃんと到着しました。 テントを張って夕飯の用意。 岩をキッチンにしてジムが全部用意してくれました。
インスタントにできるマッシュポテトにサーモンを入れた物と、ホットチョコレート。
疲れが頂点に達して話もできないくらいにボロボロになった私は、サッサと寝る準備をしてテントへ・・・・・。 でもやっぱり眠れなかった。 小さなテントに大人2人とロキも一緒で、かなり狭いのです。
朝までまんじりともしなかった私ですが、朝日で目が覚めてロキがテントの中でオシッコしてしまったことに気づいて飛び起きました。 後で分かったのは、おしっこではなくて、液体の吐瀉物・・・・・。 変な草が混じっていたので胃液と一緒に吐いたらしいのです。 でも気がつかなかったので、私、寝ていたのですね・・・・。 私の寝袋が汚れてしまいました。辛かった1日目が終わってホットした私でした。
青い点が山小屋のある場所。ハートマークがテントを張ったLawrence Lake
スタート地点
小さな高山植物
ロキも自分の食料をバックパックに入れて歩きました
ロキとセーダ 、お姉さんの犬です
他には誰もいません
この岩場をキャンプ場として選んだのはここに本当は大きな滝があるからなのですが、水が枯れて
本当に残念・・・・。 チョロチョロと流れる場所を見つけて水を汲みました。
テントは思っていたより小さかった
お任せ・・・・・
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