2021年3月6日土曜日

開聞岳登山

ここ指宿にいる間に開聞岳にハイキングに行きたいというジムのリクエストで3月5日、開聞岳に登ってきました。パークまでは車で30分。薩摩半島の南に位置するこの山は薩摩富士と呼ばれれ、日本100名山の中にも数えられている程、美しい姿をしています。
最初に聞いた時はちょっとハードなハイキングかな? くらいに思っていましたが、調べたところ3時間の登りと2時間半の下り、とあるので、これは1日イベントだと。 で、コンビニに立ち寄りランチとドリンクを買って駐車場へ向かいました。

曇っていた空がパークに到着するやいなや青空に。 やはりこの日を選んで正解。
大きなワンコが一緒なので、パークの女性が「今からですか? 9合目を過ぎた辺りにハシゴがあるんですよ。 ワンチャン大丈夫かしらね?」 と心配してくれました。 「行ける所まで行きます。 駄目だったらそこであきらめます。」 と言って私たちは開聞岳登山をスタートしました。
5合目までは結構楽勝。 1時間で到着。 だけど、その先がまだ2時間あるって事? 

その意味は直ぐに分かりました。 岩場なんです。 ハイキングというより、登山。 ロッククライミング? と言いたくなる様な箇所もいくつか・・・・・。 ハイキング用のウォーキングスティックを持っていましたが、岩場では役にたたず、足場を決めてから両手で岩や木の枝を掴んで、岩から岩へ歩を進める感じ。 ロキはと言うと、殆ど問題なし。 ピョンピョンと岩場を駆け上がります。 余りにも岩が大きくて躊躇っている時もありました。 ジャンプする前に足踏みしてる。 モジモジしているロキにお父しゃんが「カモン、ロキ、ジャンプ!」 と声を掛けると、一気に飛び上がって岩を超えて行きました。
やっぱり四輪駆動は違うは〜!先に進んで行くロキは振り返っては、お父しゃんとお母しゃんの無事を確認します。
ジムが転んだ時なんか、物凄い勢いで駆け寄ってきました。



途中、一番ばてていたのは私でした。 ちょっとめまいが・・・・。12月の富士山登山以来運動不足です。
すると、ジムが買ってきたシュガー入りドリンクを差し出してくれて、それを補給。 なるほど、ちゃんと考えて購入してるのね。
 9合目の看板を過ぎた辺りにハシゴがありました。 
ジムと2人、どうやってロキを上まで上げるか考えました。 抱っこする? おんぶする? 
結局、ジムがハシゴを登るのと同時にロキを補助しながら、岩場を駆け上がらせる事に。 ジムがロキのハーネスを掴んで、力でロキを上に押し上げました。 眼前のほぼ垂直の壁を前に怖かったと思うのですが、ロキはお父しゃんと一緒に歩きたい一心で、躊躇することなく、壁にチャレンジしてました。 ほんと、勇気がある。

以前、吊り橋の手前で絶対に嫌!とダダを捏ね、オーナーを困らせていたゴールデンがいたのを思い出しました。 
犬は嫌な時は絶対に嫌。 トライしないものです。 が、ロキはお父しゃんの進む所なら必死でついて行きます。

山頂に着く手前はほぼ岩場の連続で、かなり厳しい常が続きました。私も必死。 で、山頂に着くと5人の人が既に到着していました。 山頂に平らなスペースはゼロ。 岩の上に座ったり、景色を見渡すのも、足場の悪い岩場で・・・・。

山頂に突然現れた大きなワンコに皆騒然となりました。 「どうやって登ってきたの〜?」 と。

最初、雲がかかって景色が何も見えない状態でしたが、時折雲が流れて圧巻の景色が眼前に広がります。 あそこが竹山。 あっちが龍宮神社がある所。 半島が綺麗に見えました。

高さで言うと開聞岳は924メートルしかないのだそうですが、登るのは結構きつかった。


この登山、帰り道がえらく大変でした。 岩場を降りるのは神経を使うのと、岩がない所でも傾斜とともに火山でできた軽石の様な石がゴロゴロと続いて、とにかく滑る。 スティックを上手に使って身体を支えながら下りないといけません。
お陰で2日経った今日も筋肉痛です。

ハシゴの場面でどうやってロキを降ろすか? また2人で考えました。 ロキが骨折でもしたら、大変です。
私が先に降りて、私がロキを受け止める? 
ジムがロキのリードを握って、来た時と同じ、岩場を歩かせる事に。
案ずるより生むが易し。 ロキは一瞬で岩場を這い降りて、私が待つ地面に最後はジャンプ! 

あ〜〜〜〜、3人とも骨折せずに無事に戻れて本当に良かった! そう思わずにはいられません。 想像以上にハードな登山でした。 

その夜、ロキはスヤスヤと早い時間から寝てました。 私は神経と筋肉が疲れすぎちゃって、寝たいのに眠れない。
満足感に浸りながら長い夜を過ごしました。




疲労困憊のジム、と余裕のロキ

こういう岩場が続きます

ロキをどうやって登らせる?



向こうに見えてるのは池田湖


山頂でおやつを貰うロキ































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