ジムがこの一軒家をAir B and B で見つけたのですが、Air B and B のウェブ上には温泉の写真が貼られていました。 で、キャッチコピーが『温泉入り放題!』 これは良い! ってんで4泊も予約してたのです。
ところがです、到着して家中を探しましたがお風呂場がないのです。 古ーい一軒家、だけど古民家とは言えない、昭和のかおりがプンプンと漂う古い家です。 一番参ったのがトイレ。 お便所といった方が良いかも? いや、こういうトイレは数週間前にも泊まりましたけど、ここまでプンプンと臭いませんでしたよ。 昭和の汲み取り式のトイレを改造して水が流れるようになっているのだけど・・・・・。 子供の頃住んでいた家はこんなだったかもしれない。
で、温泉入り放題ってのは嘘だったの? Air B and B のページを開いてもう一度読み直しましたが、家の中にお風呂場がありません、とは書いていませんでした。 お風呂場がないという事は、シャワーももちろんないし、歯を磨くための洗面所さえないのです。 トイレには小さな手洗い場がありますが、石鹸を置くような大きさではないので、全てを台所の流しで済ませなくてはなりません。
シャワーがないのにはジムもびっくり。 4泊か〜ここで、って感じです。
仕方ない、ご近所の温泉施設に行くしかないです。この街はあちらこちらに温泉施設があるので、それで、“温泉入り放題”だったのです。
60メートル歩けば直ぐに温泉があるのですが、どうもそこはシャワーとかがないようで・・・・・。なので、ちょっと高くても良いから、ジムが入りやすい場所を・・・・と色々検索しました。
一回入浴料250円の温泉施設が800メートルの所にありました。 雨の中バスタオルを持って、2人で行きました。
こちら、女湯の方には銭湯のような洗い場があって、椅子に座ってシャワーが使えます。 私はそこでシャンプーしました。 が、他の人たちをみると、皆さん、入ってきていきなり湯船の横に座るんです。 ぺたんと座ったり、片膝立ちだったり・・・・。 だけど、皆、洗い場のシャワーは使わない。 湯船からお湯をオケで直接汲み上げて、シャンプーしたりしてるんです。
へ〜〜〜〜。
後でわかったのですが、脱衣所にサインがあって、シャワーは身体が不自由だな人用だと・・・・、と書いてあるのです。 普通は使わないようです。
ジムにどうだった? と聞くと、シャワーがなかった、と言ってました。 本当かな?
2日目、今日は雨模様でお散歩もできないので、泥風呂に行くことにしました。
別府でも有名な保養ランド、白っぽい泥風呂で混浴です。 こちらは1人1100円。 意外に、ジムも嫌がらずにいっしょに来てくれました。
行く前に色々とウェブで調べて行ったので、だいたいは想像がついたのですが、とにかく混浴の露天、女性は勇気がいる! ドロが身体に付いていれば裸も見えないのかな? と思ってみたり・・・・。
ま、60歳を超えたおばさんだから、あまり恥ずかしがる事もないか? と開き直る私。 ただ、週末は女性を目当てに来る男性が多いという投稿が・・・・。 あ、今日は日曜日だ・・・・。
行ってきました。
男女別の内湯からスタートして、最後は露天風呂、ここで男女が合流します。 。
まずは仕切りがある場所からドロ湯に浸かり、混浴エリアまでドロの中を歩きます。 滑るし、下に溜まったドロがなんとも言えない感触・・・・。 身体がお湯に浸かったまま仕切り部分から混浴エリアに到達すると、なんと、男性が8名ほど、露天風呂の端に浸かりながら女性が入ってくる方に皆さん顔を向けているのです。
私はその男性陣の中にジムが居る事を見つけて、ホットしながら中央部までドロの中を歩いてジムと合流。
気がつけば、女性のエリアに居るのは私一人。 男性のお客さんは結構な数で出入りしているのに、女性は入ってこない。
若い女性だったら嫌だよね、これ。 ぐるりと男性が見守ってるんだもの。
混浴露天風呂は2つあって、おススメは奥の方にある混浴。 そちらに行きたい。 だけど、そこまで行くには最初に入っている泥風呂から立ち上がり、男性陣が見守る泥風呂の外を半周、裸のまま歩いて行かなくてはならないのです。
成る程、これは男性からしたら楽しいかも。 若い男性グループが来るのも納得できるかも?
だけど、おばさん(私)はちゃんと調べてきてましたから、捨てても良いロキのバスタオルを持って来ましたよ。
泥風呂から上がって、バスタオルを身体に巻いて、半周を歩いて奥の泥風呂へ移動。
バスタオルが途中で落ちる! なんていうハプニングもなく、無事にジムと合流できました。
初めての泥風呂体験はゆっくりした、というよりちょっと気疲れしたかも?施設も古く、老朽化してて庶民的でした。
帰り道、家から60メートルにある温泉施設を見つけました。
入浴料は一回100円。 だけど普通のお銭湯のような佇まいではなくて、どこかの家の散らかったガレージみたいな佇まいなのです、入り口が。超寂れてるの。 え〜? ここが温泉なの? 閉鎖されてるのかな?とドアに手をかけてみると、ガラガラと開きました。 暖簾の奥からお風呂に入っている人達の声が・・・・。 それも暖簾からおフロ場まで、ドアがない。 暖簾の先は脱衣所、で、そのまま小さなプールみたいな温泉の湯船があるだけ。 シャワーも洗い場用のブースもない。
おばさん達が数名、 みなさん、湯船から直接オケでお湯を汲み出して身体を洗ったりしてました。
そうなのね、ここの街の人たちは自宅でお風呂入らずに、ご近所の温泉施設を我が家のお風呂のように使っているから、家にお風呂がないんだわ。
マイオケ、これ必須!!!!
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