東京のど真ん中に住むと言うことはこういう事なのね、という経験ができた杉並区の滞在1ヶ月が過ぎました。 ジムの家族が「オリンピックの最中に日本に居るのなら、絶対オリンピックボランティアをするべきだ!」って口を揃えて言ってましたが、命の危険さえ感じる暑い東京。 炎天下でボランティアするのは私には無理です。 それに置いて行かれるロキだって可愛そうです。 ジムの家族はロキはデイケアに預ければ良いじゃないか、って言ってましたが、東京の犬のデイケアがどういうものか知らないからね・・・・・。
私達は雨の中、仙台に向けて出発。 仙台では『秋保カナダ』という名前の民泊を予約していました。 川沿いにあって、ワンコオッケーの場所です。 到着するやいなや、ロキの大きさにびっくりされ、ケージを持って来ているのか聞かれました。 オーナーはカナダ人の男性で、つい最近犬の問題が発生したようで、他のお客さんへの迷惑が心配だと・・・・・。
こちらの民泊、昭和の宿スタイルで廊下づたいにお部屋が並んでいます。 なんだか時代劇に出てくる宿みたいな作りです。 私達は犬づれなので、一番古くて残念なお部屋が与えられました。 全然オッケーです。 ただ六畳のお部屋の引戸が建てつけが悪くて閉まらない。 遮光カーテンだけ閉めてロキが部屋から出ないように万全を尽くします。 廊下には古いサッシの引戸がありますが、暑くて閉めてはいらませんでした。
なので、網戸もなしで、遮光カーテンのみの仕切りで一晩を過ごしました。 電気をつけると虫が寄ってくるので、電気もつけず、蚊取り線香を炊き、扇風機!!!!! お風呂(温泉)に行くお客さんが廊下を通ります。 カーテンを閉めておかないと、丸見え。
とにかく暑くて、汗が吹き出ます。 チャドの夜を思いだす・・・・・。 寝室にエアコン有れども電気がない、あの暑いチャドの夜です。 違いはチャドは空気が乾燥してましたが、仙台の夜は台風のせいなのか、とにかく不快指数200%。
一晩だけなので、これも一興と私は半分面白がっていましたが、最近の宿のお客さんのリビューで、エアコンがないなんて耐えられない、と言って連泊の途中、予約を破棄してチェックアウトした人の話が載っていました。
翌朝、カナダ人のオーナーが話しをしたそうに寄ってきて、色々相談されました。 「貴方達の寝た部屋は一番悪い部屋なんだけど、値段的にどう思う? 最近犬連れで来たお客さんが途中で出て言行っちゃって、どう改善すべきなのか話をするチャンスもなかったんだ・・・・。」 と。 このカナダ人男性、日本に20年も住んでいるそうです。
ジムと私は民泊36件目の経験から、値段設定も含めいくつかアドバイス。 私は? 犬と一緒に泊まれるお部屋、一泊1人4000円は良いとして、2人だと8000円は高い気がするけど? と提案しました。 結果、私達の一泊の料金は2人で7000円、ワンコ2000円、朝食1人500円。 合計10000円に。
とにかく古い宿でそういう雰囲気を味わいたい人は良いとして、ホテルズ.comで、ホテルのようなお部屋を期待してくる人にはとても辛い宿。
私達が滞在した日には3組程、他のお客さんが滞在していました。 ペット同伴でなければ2階のもう少し風通しの良いお部屋で快適に泊まれたと思います。
私達はギシギシ2階の人の動く音が響くお部屋だったので、夜中にロキが音で目覚め、ナーバスになっていました。私はいつロキが吠え出すのではとハラハラ・・・・。 挙句の果てにロキが怖がって私の布団に入り込んできました。
ジムはロキがベッドや布団に来てもウェルカムなのですが、私は絶対にロキを入れません。 厳しくDOWN! と言います。 ですが、この夜、ジムの布団にはスペースがなかった。 私はくの字で寝て居たので、躊躇なく私の布団に入ってきたのです。 これは本当に驚きました。 雷がなってロキが怯える時だけはベッドに入れてあげます。 この日もしかり。
ロキがべったりと身体にくっついてきて、暑さ倍増。
それでも疲れて眠りに落ちて、朝が来ました。
東北地方にはワンコオッケーの宿が無いのです。 だから暑かろうと、酷かろうと、少々高かろうと、私達は文句なく泊まります。
出発の前にロキは川に飛び込んでクールダウンしてました。 ロキちゃん、良くがんばりました。
この部屋は私達が寝たお部屋のお隣。 こちらも使って良いと・・・・。 朝食はこちらでとりました。
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