ゴミ捨て

現在住んでいるマンハッタンのアパートには生ごみを処理できるディスポーザーという物が台所のシンクについています。　これ、20代の頃に住み込みで働いていた時の家にもありました。　生ごみをそのまま流して、スイッチをオンにすると、ガラガラと凄い音と共に野菜クズがコッパ微塵に砕かられて下水に流されて消える！

流してはいけない物に、卵の殻、玉ねぎの皮、魚の骨等がありますが、それ以外の野菜クズは全て水と共に流しの穴に入れて、スイッチオン。

これのお陰で、キッチンのゴミ箱には水の滴るような生ゴミを入れないで済むのです。　勿論三角コーナーみたいな物を置く必要もなし。

このアパートに住んで何が嬉しいって、ゴミ捨てが私史上一番楽な事。　玄関のドアを出て、20歩歩けばゴミ捨てルームがあって、そこに一般ごみを投げ入れるダスターシュートがあり、その他のリサイクルゴミは2つの大きなバスケットに分別して入れるだけ。　

最初に思った事・・・・。

27階のダスターシュートから落とし入れた我が家のゴミが下でどうなってるのかなって？　ゴミの袋が途中で破れちゃったりしたら、一番下は大変な事になってしまうのかしら？　誰が10世帯x28階＝280世帯分のゴミを収集してゴミの日に出してるの？　

ある日、洗濯をしようと地下1階まで行った時に、エレベーターから大きな分別ゴミを抱え作業服を来たオジサンが出て来ました。　

なるほど、やはり各階のゴミ捨てルームをまわって10世帯分のゴミを収集し地下に運んでくれている人が居るのです。　私達より年上に見えた・・・・。　28フロアーもあるんだけど。

分別ゴミは手作業で各階から集めてくれる人がいる事がわかった。

一般ゴミはダスターシュートで一気に地下まで届くけど、地下にはとてつもなく大きなゴミ箱に頑丈なプラスティックの袋が被せられてそこにゴミが上から落ちてくるのか？　いやいや、アメリカだもの、大きなゴミ箱に一気にゴミが溜まってそれごとゴミ収集トラックが来て、そのゴミ箱を持ち上げてトラックの上でひっくり返す？　

私のゴミイマジネーションが頭の中で色々な想像を繰り広げます。

何でって、私、自分のゴミ処理に物凄く楽な思いをさせて貰ってて、その陰で一生懸命私達のゴミを集めてくれている人がいるのかと思うと、本当にありがたくて、ありがたくて・・・・・。

日本に北から南まで14ヶ月旅行して、ゴミ捨てに本当に頭を悩ませた私。　だって、市によってルールが違うから・・・・・。　専用のゴミ袋を買ったり、指定の場所に決まった時間に出さなくてはいけないし。色々ルールが違うから、それはそれは大変だった。　これ、日本の常識だと思うけど、市によってはガラス瓶の色まで分別したり、分別を説明する為のイラストが何ページもあったり・・・・。　アプリがあったり。　得に最後にいた横浜市は大変だったのです。

ワインの空き瓶1本捨てるのにも、安いワインだからメタルのキャップが付いてて、そのキャップは小さい金属を出す日に小さい袋に入れて・・・・とか書いてあるし。

この街は月曜日の朝にゴミトラックが来るようで、日曜日の夜になると路上にとてつもないゴミの山ができるのです。　大きな大きなゴミ袋なので、アパートから出されたゴミだと思います。　一般家庭では扱わない大きさだから。　

写真は分別ゴミかな？

段ボールなんかも日本みたいに潰さないっしょ！　

1つ1つダンボールを潰して、潰しては違うな、これだとジムが上から踏んづけて、箱の形のままぺっちゃんこ。　もとい、段ボールを畳んで、ガムテープを剥がし、紐で結んでから出すんだよ、我が国では。