ジムのお父さんがケベック出身だと聞いた時からいつかジムと一緒にケベックを歩きたい、そう思っていました。
で、ついにその時が来たのです。
ところがです。 2日前のモントリオールで喧嘩になってしまいました。 ステップサンがアロマスの家に戻ってくるだろう、という話からです・・・・・・。
ステップサンは来月35歳になりますが、カリフォルニアステートユニバーシティーのチコ校を5月に卒業しようとしています。 日本と違って、アメリカでは4年生大学を卒業するのはそれはそれは大変な事なのです。 で、やっと今年卒業できそうなのですが・・・・・。
卒業する事に集中しているので、卒業した後の就職活動は何もしていないらしいと・・・・・。 そうジムは言います。 というより卒業をまずメインに考えて欲しいという事です。
なので、卒業式の後、チコのアパートを出て、父親の家に戻って来てから就職活動を開始する事になるだろうと・・・・・。
100も承知でそう予想していた私ですが、実際にジムの口からそう言い出されると身体が硬直して平常心を保てない私・・・・・。
それで、万が一、万が一、すぐに仕事が決まらなかった時、半年以上仕事がなかった時、私はそれ以上一緒に住むのは無理だから・・・・。
住めたとしても精神的におかしくなってしまうのがわかっているから、その時は日本に行く・・・・・。
そう伝えたのです。 これがモントリオールに向かう途中の車中の会話でした。 それで、その日の夜から私は発熱、そして鬱っぽくなって寝込んでしまいました。 どうにかケベックシティーに着くまでには元気にならなくちゃ・・・・・。気持ちが焦るけど、気分はどん底。
バケットリストのケベックに到着。 素晴らしいホテルを予約してくれていました。でも最初の夜のディナーはボロボロでした。
結局、私が伝えた事の一番大事な部分をジムが聞き逃していたのです。 それが原因でジムは怒り、私に捨てられた、とまで言い出す始末。
レストランでのディナーの最中でしたが、どうも話がおかしいぞって気がついて、ジムが勘違いしている事がわかったのです。
半年以上の同居は無理って言いたかったのに、私が息子が戻ってきたら直ぐに家を出て日本に行ってしまうと思ったようです。
翌日、朝から吹雪。 この日は9時ころからホテルを出て、夕方5時まで、私は1人で雪の中市内観光し、お土産屋さんをゆっくり見て、33年前に両親と泊まったお城のホテルのロビーでボンヤリ考え事をしました。父親を思い出しながら・・・・。
ジムだって息子に家に戻って来て欲しいとは全く思っていないそうなのです。これは本心かな? 1日も早く自立して、家を出て行って欲しいと思っていると・・・・。 だけど、就職活動はお父さんやる気満々。 手ぐすね引いて待っている感じを受けました。 それってどうなのかな? 私はあまり賛成できません。 だけど、父親がヘルプしなかったとしたら、多分、何も仕事を見つけられないだろうと私は想像しています。 多分、ジムもそう思っていると思います。 だから親子揃っての就活なのです。
一日中考えました。 ステップマザーが、35歳独身、仕事をしてないステップサンと半年以上は同居は無理だって、そんなに酷い事を言ってますか? そう考えました。 いやいやこれって当たり前の事じゃないの? 半年一緒に居られるって言うだけでも褒めてもらいたいくらいです。
そう思った私は何も悪びれる気持ちは持たずに夕方の5時、堂々とホテルに戻りました。雪降ってました。
ジムはなんだかソワソワしてる・・・・。 私は6時になったら1人で近くのレストランに行こうって思ってました。 ですが、一緒に行くと・・・・・。
ケベックシティー2日目の夜は、ジムが歩み寄って来ました。 今日は一日、何をしたの? そんな会話、滅多にないことです。
どこで、何してたの?
この夜は予約できなかった有名店のテーブルが空くのを近くのバーで待ってから、ケベック豚のリブを頬張りました。
直感で言い出した私の悲鳴に似た宣言は、舌ったらずだったのかな? 誤解を産んで、大喧嘩になってしまいました。でも吐き出してよかった。 離婚されても仕方ないと思ってるけど、これを言わずにはいられません、そこまで言った覚悟の宣言でした。
わかってくれたかな?
2日目の夜は、喧嘩の内容については一言も触れませんでした。 誤解が解けたのか、諦めたのか?
どんなに優秀な人でも苦労して、アルバイト生活を続けながら就職のチャンスを待ったり、諦めて違う仕事に変更したり、そういう一般的な話が通じないのがステップサン。 だから今から私は半年を区切りに念を押したかったのです。
日本じゃなくても良いのです。 どこかに出ていくよ、って言いたかったのです。
もう少し、会話能力を向上させないといけないな〜。
自分の日記のつもりで愚痴を一杯書き殴りました。 ごめんね・・・・。
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