2023年7月25日火曜日

交通事故の目撃者

7月23日の6マイルランニングの帰り道の出来事です。

後10分で家に到着っていう時でした。
助手席に座っていた私は目の前で映画に出てくるようなカークラッシュが起こって、頭が真っ白に。

ジムが交差点の停止線でストップしたその瞬間でした。 交差点の中でアウディーが何回転かクルクルと回ったかと思いきや、色々な部品が宙を舞いながら停車。 フロント部分が大破。
私にはこの車しか見えていませんでした。 だから、なんで1台の車がクルクル回らなくちゃいけないんだ? まず、そういう感覚でした。

ジムは信号が青に変わると、交差点を突っ切って、安全な場所にトラックを停車。 そこで分かったのが、もう一台、めちゃクチャになっているホンダのセダンがそこにありました。 とんでもない場所にとんでも方向を向いて停まってる。 どうやって、この狭い隙間に入った? っていう場所でした。子供とお母さんの悲鳴に近い声が響きわかっていました。 セダンに載っている運転手は血とアザに塗れながら、動きません。
助手席に乗っていた奥さんらしき若い女性が泣き喚きながら、車の外に出てきました。 パニック状態です。
後部座席にはチャイルドシートに男の子、ベビーシートに赤ちゃんが乗っていて、赤ちゃんは気丈にも泣いていませんでした。

ジムはまず、運転手の様子をチェックしてから911に連絡をしました。 場所を状況を連絡。ドライバーは意識なし・・・・。
すぐに他の人達も集まってきて、赤ちゃんを車の外に救出。 でも後部座席左側に乗っていた幼稚園生くらいの男の子は火がついたように泣き叫んでいますが、ドアが開かずに外に出せません。

レスキュー隊が駆けつけて、左側のドアを外す作業をしました。 ドアがクラッシュしてて開かないからです。
男の子はこめかみの所を深くカットしていて、痛そうでした。

幸い、気絶していた運転手も意識を取り戻しました。 動けないようだったので、私、シートベルトを外してあげました。

ジムは警察官の肩を叩いて、「僕がこの車のすぐ後ろを走ってました。 で、この車、赤信号で交差点内に入っていって、左側から来たアウディーと衝突。」 と報告。 名前と連絡先を伝え、その場を去りました。

6マイルランニングの興奮も一気に覚めてしまうような恐ろしいシーンが頭に焼きついて、離れません。
不思議な事に、何十年も前の自分の交通事故の時のあの感覚、口の中にフロントガラスの破片が入ってきて気持ち悪かった、あの感触が蘇ってきました。

ホンダのセダンは古い車で、エアバックなんて付いてなかった。 後ろのガラスは全部大破。 

アウディーの方は他の人が救助に当たっていたので、私とジムは状況を知らずじまいでした。 でもアウディーならエアバックも付いているだろうし、フロント部分が壊れても、運転席はきっと大丈夫だったと思います。

やっぱり車を運転するって事は、いつ何が起こるかわからない。 自分がしっかり運転マナーを守っていても、こうやって赤信号でつっきってくる車もある。 恐ろしい・・・・・・。誰も死ななくて良かった。

ジムは人命救助のトレーニングを受けている人なので、落ち着いて対処してましたよ。
こちらがアウディー。












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