2023年10月24日火曜日

Piano の調律 困った・・・・

待ちに待ったピアノの調律の日、予定より30分早く調律師の男性が到着しました。 
アロマスでピアノの調律をお願いするのはこれが初めてで、カスタマーリビューがとても良かったので、この方に決めたのでした。

ちょっとチャビーで小柄、ジーンズを履いた中年男性・・・・・日本で子供の頃にたま〜にやってくる背広を着た気難しそうな調律師のおじさんとは全然イメージが違って、フレンドリー! ロキのお出迎えもワンコ大好きぶりを発揮。 ロキも本日のゲストが気に入ったと見えて、周りを離れません。

簡単に自己紹介して、このピアノが長いことこの家に放置され続けていた事を説明。 20年以上、調律されてないのですごめんなさい・・・・。

で、アップライトピアノの屋根の部分、蓋の部分、鍵盤の下の大きなカバー部分を全部外して、さ〜お仕事開始です。 
さぞや埃だらけ、もしかしてカビてる? ヘビーなカバーをかけて放置したので、もしかしたら大変な事になっているかも? という私の懸念とは裏腹に、低音部分の音はいたって良い音で、心地よい感じ。 でも高音部分はキンキンとシャープな音で、音色が悪かった。 音が狂っているのも高音分。 そう説明した私ですが・・・・・・。


3時間経過した頃にこのチューナーさん、外したピアノのパーツを床の上で磨き始めました。 って言うことはもう、調律の段階は終了して、今や最後のクリーニングの段階に入ったようです。 で、話しかけてはいけないかな? って思ってひと段落するのを待っていた私は、「どれくらい酷かったですか?」 と質問したのです。 すると・・・・、「全然酷くはなかったですよ。 せいぜい5年位チューニングをしていなかったかな? って程度ですよ。」 
驚きました。 そうか・・・・って言うことは、やはりこの家を借りて住んでいたテナントの誰かがチューニングをしたのでしょうか? そうとしか考えられません。

で、チューナーの男性がピアノ磨きをしていたので、私、鍵盤に近づいて軽く、弾いてみたのです。 
で、あ〜〜らびっくり。 高音の幾つかの音の音程が突拍子もなく外れているのです。 え? え???? え????????

「この音? 変じゃない?」 「あ、Eの音ですよね?」 彼が言いました。 
もう一度携帯に入ったアプリを起動させて、その音を測定。 そして道具でチューニングを始めました。
まだ低い、まだ変。 まだ納得いかない・・・・・。 「この音あなた変だって思いませんか?」 と私が尋ねると、「プレイヤーはあなたですから、あなたがどう聞こえるかです。」そう言う答えが返ってきました。

もう、この段階で私はかなり、絶望的だって思ってました。 携帯のアプリの数字を見ながらチューニングしているこの男性は、自分の耳よりこのアプリの数字を信じてチューニングしているようで、最初から最後まで、曲は弾いていませんでした。 
いや、だって、え? 曲を弾いてみたらこの高音の部分で絶対に違和感を感じるはずでしょ?

帰りに子供をピックアップしなくてはいけないらしいこの男性を引き止めて、この音も変、こちらの音も変・・・・と指摘するのは無理だってそう思ってしまいました。

請求されたのは見積もりの350ドルより100ドル安い、250ドルでした。 これはこのエリアでは相場の金額です。 久しぶりの調律だったので、500ドルって言われても仕方ないよね、20年以上放ったらかしたんだからってジムには伝えてありました。 なので250ドルは思いのほか安かったのですが、全くもってガッカリの私。

チューナーさんを見送った後、何度か弾いてみましたよ。 やっぱりおかしい。 全然おかしいです。 これがおかしく聞こえないのが不思議なくらいおかしいです。

自分の耳は子供のころ、絶対音感があった頃と比べたら悪くなっているのは確かなのですが、やっぱり納得がいきません。

早々にもう一人違う調律師さんをお願いして、確認したいと思います。 あ〜〜〜あ・・・・・・。 

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