同じ便で到着した人達全員が既に入国審査を通過してポツンと取り残されたのは私1人。 東京のアメリカ大使館に移民ビザを申請した私は許可されて晴れて永住権が認められ、その日初めて永住権保持者としてアメリカの空港に到着したのです。 その時の入国審査は通常の審査とは違います。手の空いたオフィサー達が寄ってたかって私の書類を見に来ました。
なになに、君の結婚相手の年収はいくらだって? なるほど・・・・・、職業は? ってな具合に。
寄ってたかってなじられましたが、無事に入国審査を終えた私は、その後2年間、条件付きの永住権保持者と呼ばれ、グリーンカードは2年間のみ有効。 なぜなら永住権目当ての結婚でないことを証明するため2年後にもう一度審査があるからです。
2年後、離婚してなかった私は晴れて10年もののグリーンカードをゲット。 長い道のりでしたよ・・・・・・。
10年前、私はタジキスタンにいました。 あれから10年が経過して、私は初めて10年もののグリーンカードを更新しなくてはなりませんでした。 自分のブログを読み返すと2014年3月11日にオンラインでグリーンカード更新手続きをしました。 その後ジムをタジキスタンに残し、1人で指紋採取の為にカリフォルニア入りしたのでした。 でもってジムなしの入国審査は最悪で、別室送り2時間20分。 最終的にはアメリカ政府のプロジェクトに関わっている男性(ジム)の奥さんだから、グリーンカード保持者であっても何年海外に居ても問題なし、って事がわかって、解放されたのです。
あの時、私のスーツケースがラゲージクレーム(回転台の所)の横に無惨にも放り投げられていましたっけ・・・・・。
そう言う出だしでね・・・・・。
その後、甥っ子のコリンに頼んでサンフフランシスコまで一緒に行ってもらい、指紋採取をしたのだけれど、やれやれって思っていたのも束の間、あなたの指紋は薄すぎて読み取れませんでしたって言う手紙がFBIから来たのでした。
で、2回目の指紋採取。 でも係の人曰く、一度目がダメだった人は多分、2回目もダメなケースが多いって・・・・・・。
じゃ、どうすりゃいいんだい? って事で、過去10年間の犯罪経歴がない事を証明できれば・・・・・と言われ、犯罪証明を取り寄せたりしたのです。 万が一のために。幸い、2回目の指紋採取は無事に読み取れたようで、この犯罪証明は提出せずに済んだのです。
本当に大変な更新手続きでした。
こんなに大変な思いをするのなら、いっそのことアメリカ市民になってしまえば? というジムの提案を却下した私はあれから又10年、離婚する事もなしに又更新手続きの時が来たのです。
今回はコロナの影響でグリーンカードの更新プロセスが滅茶苦茶遅れています。 カードの期限が切れても手続きさえしたのであれば、その後24ヶ月、その手続きをしたと言う証明と期限切れのカードを持って海外に行くことも可能です、と言うおふれが出ています。
私のカードは2024年の10月8日に期限が切れます。
半年前から手続きができるので、今日、オンラインで申請をしました。 410ドル支払って。(これ今年の4月1日から値下げになりました、10年前は450ドルでした。)
さ〜、指紋採取のアポイントがいつになるのか? 新しいカードは何時送られてくるのか?
お友達は今年の1月の末に申請手続きして、今日、新しいカードが届いたそうです。 何なに? 今日、イミグレーションのウェブを見たところグリーンカードの更新手続きは9ヶ月かかりますって出ていたけど、彼女は3ヶ月で届いたって? それはラッキーです。 ですが私のカードが3ヶ月で届くとは限らないんだな、これが。 それがアメリカのイミグレーション。
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