2024年4月28日日曜日

Boom Lift <レンタル 重機>

全くもってジムの頭の中は何を考えているのか想像を絶するばかり。

今回は家のペンキ塗り、雨季があけるのを待っていたジムは壁の高い所まで届く重機をレンタルしました。 

そもそも私が日本で働いていた2017〜2019の間、ジムは1人で家を丸ごとペンキ塗りしたんです。 その時は重機は借りずに全て梯子で作業をしたそうなのですが、それが想像以上に大変だったと・・・・・。 だから次回ペンキを塗る時は高いところまで届くリフトをレンタルしようと思ったらしいです。

そうそう、いつだったかな? そういう重機をレンタルしていざペンキ塗りに取り掛かろうとしたら、重機が足元の傾斜に耐えられずジムが空中にいる状態でロックしてしまい・・・・・・地上にいる私を巻き込んでスッタモンダの大騒ぎに。 ご近所さんまで呼びに行って、助けを求めたり・・・・・。

あれから随分時間が経ちました。 今回はunited rental という会社からBoom  Liftという重機をレンタルしました。 金曜日にデリバリーしてくれて、月曜日に返却です。 家の敷地内までは届けてもらえず、近くの公道の角っこに置き去りにされていました。 それを自分で運転しながら500メートルくらいでしょうか移動? 無事に我が家のゲートを通過。 いよいよ作業開始です。

家の横の壁を塗るには約3階建ての建物のイメージです。 重機を設置するのに、やはり足元が傾斜しているので今回のマシーンもワーニングサウンドがけたたましてく鳴り響きました。 平面じゃないから気をつけろ! という警告音です。

ジムは操作についてレンタル会社の人からざっくり使い方を教えてもらっていましたが、やはり細かい所まではわかりません。 やってみるしかありません。

例によって私は地上でスタンバイ。 何かあった時の為にジムと交信できるようにお互い携帯を持っています。 やれ、ハンマーを持ってきて、とかゲータレードが欲しいとか・・・・・。 その度にジムの乗っているリフトからロープを垂らしてそこにバケツをくくりつけ、お望みの物を入れてジムに届けました。

1日目、ペンキ塗りの前に壁の凸凹を埋める為にコーキングという作業をしました。 壁の木材を保護する為の物です。 このコーキング作業が終わり、乾いた後に翌日ペンキ塗りです。 1日目の最後は木の枝を伐採したいと・・・・・・。 重機の横に立っていた2本のひいらぎの木、この木の枝を剪定する作業に移ったのです。 長くはかからないからって・・・・・。

ですが、リフトがこの木の真上に移動してジムが自分の操作でバスケットを下に向けて動かした際に何か異変が起こったようです。

重機がロックされてしまいジムの乗っているリフトからの操作ができなくなってしまいました。 その時、既に午後6時を過ぎてた・・・・・。

すぐにレンタル会社に電話。 どうしたら解除できるのか?????

答えは、空中に浮かんだリフトからの操作がロックされた時は、地上からの操作に切り替える。 

え????? ってこたー私が操作するんかい? 

まずは重機のボディーに付いている操作パネルの写真をとってジムの携帯に送りました。 で、何? どこをどうすれば? 

ジムも初めての経験なので、完全にはわかっていませんが、レンタル会社の職員に告げられた事を私に伝えようとしました。
難しいんだな・・・・・・。

何度も空中から怒鳴られながらでしたが、無事私の操作でジムを乗せたリフトは地上まで降りてきました。

ブームと呼ばれる長い取手をあげたり下げたり、伸ばしたり縮めたり、右回転、左回転、バスケットの角度変更、と、色々スイッチがあるのです・・・・・・。 

とにかく無事にジムを地上に降ろせて、もうクタクタ。

その日は肉体というより、精神的に疲労困憊でした。

2日目はペンキ塗り、そしてペンキが終わったら今度はお隣さんの家の敷地まで重機を移動させて、我が家の大木が伸び放題でお隣さんちの敷地まで侵入してしまっているので、その枝を伐採しに行きました。

その時も又、トラブルが起こり、地上操作に切り替えたりチェーンソウのチェーンが外れたり・・・・。

私よりジムの方が疲れたと思います、朝の9時から始めて夕方7時までやってましたから・・・・・。

今日は3日め、最終日です。 家の壁のアクセントカラーを塗った後、最後は我が家の敷地内にはびこる大木の枝の剪定です。

どこまでできるのか? とにかく事故が起こらないことだけを祈ります。 起きてきたジムは身体中の筋肉痛、見るからに疲れてる。
無事に作業が終わりますように。

ジムが乗っているリフトには操縦パネルがあって、そこから運転操作ができます。
そして取っ手の部分が伸びたり縮んだり、フォークリフトの様な動きができます。
操作は重機の本体の横にあるパネルからもできるんです。



自分の身体にロープを巻きつけてハーネスの代わりにしています。
何か緊急事態が起きて身体がリフトから落ちるような事があった際の命綱です。





一日目の最後にこの木の剪定をしようとしました。
で、その後にトラブルが・・・・・。 ジムが操作できなくなってしまいました。

これが重機の本体に付いている操作パネルです。
私が操作してジムのリフトを地面まで降ろさなくてはなりませんでした。
ハシゴを持ってくるから、自分で地上に降りて自分でやってよ! って言いたかったな〜〜〜。


我が家とお隣さんちの敷地の両方にまたがる松の木、この木の枝を剪定しました。


お隣さんちの敷地です。 我が家の大木が伸び放題・・・・

ここでもトラブルがなん度も発生・・・・・。
もうジムもクタクタで不機嫌だし・・・・・。












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