2020年3月28日土曜日

日本政府からのアメリカ人入国拒否は秒読みか?

3月28日、到着から3日目。 私の体調はそれ程悪くない。偏頭痛の為相当気分は悪いのだが、朝のカフェインと鎮痛剤でなんとか治ってくれるから、午後はなんとか使い物になる。

ジムとは毎日、ラインをやり取りして情報を交換しているのだが、進展はない。
アニマルシッパーは、考えられるありとあらゆる手段を使って、ロキを貨物便に乗せようと頑張ってくれているのだが、まだダメだ。

当初は23日出発だったが、それがキャンセルに、次にANAで30日出発できる! と、喜んだのもつかの間、手続きが間に合わなかった。
次は4月の8日頃に。。。。という案が持ち上がっているのだが、確定はできない。
出発の貨物便が取れたら、もう一度ロキを動物病院に連れて行き、チェックアップして、獣医さんのサインが必要だ。それを農林水産省に送り、アニマルシッパーさんが最終チェックし、それがジムの手元に送られてくる。私は、成田のQuarantine オフィサーに、ロキの到着予定日、フライトナンバー等を連絡するのも忘れてはならない。

こういう複雑な手続きが最後のさいごにまっていて、それプラス、ロキの乗る便にジムも乗りたいので、ジムのチケットを抑えなくてはいけない。もう何度ジムのチケットをキャンセルしたことか?

アロマスの家は18日に引っ越し業者さんが入り、空っぽにしてもらったから、家の中は最後まで使って捨てるものと、お隣さんに引き取ってもらう物しか残ってない。

こういう時、ジムの方が手際が良い。 こんなボロのT シャツ、クローゼットの何処に入っていたの?と言うほど原型をとどめていないしろものかをかき集め、着て、捨てて、出発!   だから、どんなボロでもこの人、普段捨てないのね。もう、洗濯機も家にないからね。コインラードリーは行かないよ、と言いながら、ラインのビデオに映るジムのTシャツが日に日に凄いレベルになっていくのを、私は面白がって見ている。なんせ、もう、10日もたってしまい、かき集めたボロボロ下着とTシャツも底をついてきたはずだ。

アフリカでプッシュにこもる時、同じ下着を 「前、後ろ、裏、表、4日はいけるね!」と言ったジムの言葉が頭をよぎる。う〜ん、臭そう。。。

今日の会話で、私が日本の生活の風物詩の1つとして、「洗濯物の室内干しってのがあるからね! びっくりしないでね。」と、言うと、「僕もそろそろ洗濯しないと。。。。。あ、ディッシュウォッシャーに入れちゃおうかな!」 そうジムが言った。絶句する私。

「ディッシュウォッシャーでパンツ洗ったあと、お皿洗うの?  」 ないでしょ、それは。 

ジムのストレスもマックスレベルまできているようだ。売れそうだったキャンピングカーの買い手がゴーストしたと。。。。
急にコンタクトして来なくなったと言う意味だ。値段交渉まで来て、向こうの言い値で受け入れて、1つでもジムのHeadache をへらしたかったのだが。。。。暗礁に乗り上げてしまった気配だ。残念。。。。。。

今日、行政書士の先生からジムのビザ手続きで、次の段階に必要な重要書類が私の元に届いた。 この先の配偶者ビザの手続きをにほんでするか、海外でするか、タイムリミットがある為、2人で毎日悩んでいる。

最悪、ビザを確実に取れるように今私の手元にあるこのCertificate をカリフォルニアにFedexして、ジムはそれを持ってサンフランシスコ領事館でビザの申請。5ビジネスデーでビザが発行されるそうで、それを持って日本へ。ビザが発行された後は、3ヶ月以内に日本に到着しなければ無効になってしまうそうだ。が、ロキの貨物便を待っていたら何ヶ月かかるやしれず、その前に多分、アメリカ人、入国拒否になるだろう。 今日のニュースでアメリカの感染者数が、中国、イタリアを抜いて1番になったそうで、もう、out of control 状態だと、ジムも落胆している。サンフランシスコで手続きをする事は、リスクが多すぎる。

先程日本のニュースを見たが、日本政府がアメリカの爆発的感染を危惧して、アメリカ人の入国を拒否する発表の最終段階に入ったと言っていた。

恐れていた事態がもうすぐ起こるということだ。

ジムと私は、ロキをジムのお姉さんの家に預け、ジムはロキなしで速攻で日本へ。ビザの手続きは日本でできれば万歳! 日本がダメです、と言った場合は(本来、ジムがCertificate より先に入国していなければいけなかった為)国外の領事館に行き、手続きをして戻ってくる。これをやる猶予は3ヶ月以内。と言う案を考えている。これは苦渋の選択だ。ロキのストレスが心配だから。お父さん無しでどれ程長くお姉さんの家に居ることになるやら? で、最後にはお父さんを見ずに飛行機に乗せられる事になるのだから。

貨物便が飛ぶようになったら、お姉さんにお願いして、ロキを動物病院、獣医さんのサイン、農林水産省のスタンプをゲットして空港の貨物受付までロキを運んでもらう。こう言う話はすでにお姉さんとはついているらしい。

ジムは最後ののぞみ、ロキと同じ便に乗れる可能性をまだ捨てていない。アニマルシッパーからのグッドニュースを待っている。決断はもうすぐしなくてはいけないのだが。 日本政府からのアメリカ人入国拒否のニュースも、もう、秒読み状態だ。










1 件のコメント:

組 さんのコメント...

ホントにホントにお疲れ様です。
とにかく健康に気を付けて、この難局を乗り切って欲しいと願っています。