2024年10月19日土曜日

ジャイロプレーンのその後(その3)

テキサスを出発した私達はジャイロをトレーラーにくくりつけ、できる限り座席部分をプラスティックで覆い、アリゾナに住んでいるジムの甥っ子の家を経由しながら一路カリフォルニアの我が家を目指しました。 
移動する時のジャイロはこんな感じです。
ピックアップトラックにトレーラーを牽引させて走るのですが、ジャイロの車輪はトレーラーの床に手錠のような金具をいくつもジムが取り付けてあったので、まるでガリバーが小人達に括り付けられたあの姿を思い起こすような形状でした。

これでテキサスからカリフォルニアまで長距離を移動してきました。 無事に我が家の庭に到着した時の写真です。




テキサスでのトレーニングも時間切れで2人目のインストラクターにも別れを告げた私達は3人目のインストラクターを探さなくてはなりませんでした。 なるほど、カリフォルニアにはあまりジャイロのインストラクターが在中していない・・・・・・。

1人はPasadena・・・・ これ、ロサンジェルスの方。 私は猛反対しました。 遠すぎるから。 

3人目はキャメロンパークのインストラクターに決定。こちらは3〜4時間のドライブです。
ジムと私、ロキちゃんはair B and B を予約して、トレーニングへ出かけました。

またしても私のトレーニングには許可証の更新が必要で、その度にお金がかかりました。 

で、ジムが最初にトレーニングをスタート。 

ジムは数時間空を飛ぶ事ができたのですが、その後ジャイロに問題が発覚。
ターボという機能が付いていて、エンジンをパワーアップできるはずなのですが、そのターボがちゃんと作動していないと。

インストラクターは私達に経験豊かなジャイロのメカニックを知っているので、彼のところで直してもらうように勧めてくれました。

トレーラーに括り付けてまたまた移動。
数週間後に直ったジャイロを引き取りに行ったのですが、トレーニングに戻るやいなや、今度は違う箇所に不具合が発生。
どうやらターボは直ったようなのですが、新しく電気系統に問題が出てしまったのです。 メカニックがジャイロの電気系統を動かしたのは確かで、そのせいなのですが・・・・・・。

と、いうことで、3人目のキャメロンパークのインストラクターは、私達を見捨てました。 もう、君達のマシーンでのトレーニングはお断りって事です。そりゃそうだよね、危険だもの。

肩を落として、私達はアロマスに近い場所で、ジャイロの電気系統を直してもらえそうなエンジニアを探しました。

そして直してもらった後は、4人目のインストラクターを探さなくてはなりませんでした。

4人目はペタルーマという街のインストラクターです。 

出だしはあまりスムーズではありませんでした。 というのもこちらのスクールでは違う会社のジャイロが主力で、私達のジャイロをインストラクターは飛んだ事がなかったようで。。。ちょっと躊躇してました。

ですが、無事、交渉成立で、トレーニングスタート。
数時間飛んではまた家に帰り、また出直してまた数時間・・・・。 そういうペースでしたので、なかなかトレーニングが進みません。
私ですか? 私はこの段階で、トレーニングを断念しました。 
4人目のインストラクターに会ってみて、この人の英語が空中でちゃんと聞き取れるか? これとても重要な事で、私は無理だってそう思ったのです。 なので、私はこの時点でリタイアしました。


基本20時間のトレーニングが必須ですが、私達みたいなシニアではその倍はトレーニングを積まないと最終テストは受けられそうにないとの事・・・・・。

で、時間ばかりが過ぎていき、2024年1月。 ジャイロの定期点検がやってきたのです。 

続く




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