2020年7月31日金曜日

キャビン16泊目

2週間のレイクタホ滞在と思っていましたが、実際は16泊17日の滞在でした。
なんだか1ヶ月以上居たような気がします。  エコレイクハイキング、ビーチ、バックパッキング、獣道ハイキング、ゴルフそして熊騒動、1日もボ〜ッとしていた日はありませんでした。 

標高が2000メートルを超えているせいか、とにかく息切れが凄くて2週間以上たった今日でも、走るのは厳しかった。

明日出発でアロマスの家に戻るので、今日はキャビンの掃除を!
ジムも私も朝からお掃除モードのスイッチが入って、手分けして綺麗にしました。 来た時より断然綺麗になった!


ジムは外回りも・・・・・。 シロアリ対策のスプレー等も撒いてましたよ。

ウェブでニュースを見ると、日本もアメリカも大変な事になっているようで、世の中どうなっちゃうのか?
先が見えない、計画がたてられないことは一番人を不安にさせます・・・・。ストレスが溜まる。

私は6月に帯状疱疹の予防接種を受けました。ジムが以前からこの予防接種は絶対に打っておくべきだと言っていて、日本で打とうとしたのですが、ジムが言っている物と違う種類のワクチンで。。。。。
調べると、日本のとアメリカのはチョットちがってて、日本はまだ新しいタイプが認可されていないらしく、私はアメリカに戻ってから打つ事にしたのです。2本打つんです。

で、一昨日姉から連絡が来て、兄が三叉神経の帯状疱疹になって苦しんでいると。。。。。本当に驚きました。
激しい頭痛と高熱、最初はコロナかと思ってPCRも受けたそうですが、陰性。だんだん顔から頭にかけて水疱ができ、めが開かなくなって眼科の先生が帯状疱疹と診断したそうです。
ウェブで調べれば調べる程心配になって、入院か?と思ったのですが入院はしていないようです。送られて来た写真は、正しく私がウェブ上のメディカルページで見た様な状態の写真で唖然としました。可愛そうでなりません。。。。



後遺症が心配になります。本当に痛いし、長いこと苦しむし、再発や後遺症もあると言う厄介な病気です。
もっと早くに予防接種を勧めておけばよかった。。。。

60歳を過ぎたら、皆さんも予防接種を受けた方が良いですよ。

明日はいよいよ家に帰ります。 









2020年7月29日水曜日

スキー場 <Sierra at Tahoe >

キャビンは昔スキーのリフトがあった場所から数百メートルの場所にあって、30分程歩くとスキー場に到着します。


夏は誰も居ないのでゆっくり散歩ができます。

ここに居ると、新型コロナのことは忘れてしまいます・・・・・。


スキー場の入り口








物置小屋 ドアの補強

タホのキャビンに来る時は大抵ジムは大工道具を持参して、あちこち修繕を始めます。 
2015年、タジキスタンからアメリカに戻った私たちは8週間目のロキをゲットし、キャンピングカーでこの山小屋に滞在していました。 まだトイレトレーニング中の赤ちゃんだったロキを夜中に抱えて外でオシッコさせたのは私でした。

その時は一月程滞在しながら山小屋の窓枠のペンキ塗りをしたのです。 ペンキ塗りっていうとなんだか楽しそうなんだけど、これがま〜〜〜本当に辛いプロジェクトでした。 この山小屋は80年以上経過していて、その間に何回窓枠のペンキを塗り直したのか?  上塗り、そしてまた上塗り・・・・、という具合に重ね塗りされていました。

その厚ぼったいペンキの層を全部剥がして水で洗い、窓枠の木を素の状態に戻してからヤスリをかけ、ベースコートを塗り、本塗りを2回。 窓が1つなら良いよ? だけど、この山小屋観音開きの窓が幾つあるっけ? 14? 15? 

何重にも重なった色々な色の古いペンキをケミカルな液体を塗り、ボロボロと浮き上がってきたところをヘラで剥ぎ落とす作業がとにかく大変だったのです。 このケミカル、ちょっとでも素肌に着いた時はピリピリと痛くなり、とても危険。 まだ8週間しか経っていなかったロキが近寄らないように気を使いながら、エンドレスの作業を毎日まいにち、無言で続けたのです。 言い出しっぺのジムだって絶対に途中で後悔したと思う・・・・。 だって、大変過ぎだもの。

観音開きの窓の金具を全部外して窓を完全に取り外す作業も大変でした。 とくに2階の窓は、アクロバットの様な格好で、ジムが私の体を支え私が窓から身体を乗り出して、ワイアレス工具でネジを回して・・・・・・。 
ぞっとする程大変な作業が何週間も続き、ホトホトいやになったのです。 

お陰でキャビンの窓枠は、綺麗に塗り直されてこの先何年かは心配ないと思うのですが・・・・・。 トラウマが凄いったら。

今年は来る前から電気工具を積み込んでいるジムに聞きました。 「私のヘルプを期待してる?」 と。
「・・・・ノ〜。」 
そういう返事だったので、今回は敢えて関わらないように、「手伝いが必要な時は呼んでね!」 と言って最初から手伝いません、宣言をしてたのです。 

熊騒動があって、やはりジム一人ではできない作業もありました。 一人がドアの外からネジを固定して、もう一人がドアの反対側から工具でシッカリ締め上げる、とかね。

「ドアのお直し、楽しい?」 と聞いてみました。 ちょっとドキッとしたような表情の後、「別に・・・・」 という返事でしたが、イヤイヤ好きなんだと思う、 DIYが。 

だから手伝わない私はそれ程ギルティーを感じなくても良いんだよね!

物置小屋の外と中とで作業をした時、ジムの指示が良く聞こえなくて、ジムをイライラさせた場面を数回・・・・・。
だけど、出来上がった時に、「君のヘルプなしでは到底完成できなかったよ〜。 ありがとう。」 と言ってくれました。

ジムも結構気を使ってるんですね。




さ〜、これでママベアが来ても壊されないでしょう!



最後にニスを塗っているジム







2020年7月28日火曜日

Lake Tahoe 一周ドライブ

7月27日、今日はレイクタホをぐるりと一周するドライブに行くことにしました。Lake Tahoe はカリフォルニアとネバダ、2つの州にまたがっています。 2/3 はカリフォルニア州に属しているそうですが、州境を超えるとネバダとカリフォルニアの違いがハッキリわかります。 というのもネバダはギャンブルが認められている州なので、大きなカジノがいっぱい建っているからです。 

湖畔沿いにはビーチが点在してしていて、大勢の人が集まっていました。 ボートもいっぱい。

レイクタホは長さが35キロ、幅19キロ、面積が191.6 平方メートル、周囲が114キロ。 標高1898メートル、水深なんと501メートルですって!物凄く深いのね。
アメリカでは2番目に大きな湖で、世界でも有数の美しい湖として有名だそうです。
冬はスキーリゾートになるので、一年中アクティビティーには事欠かない!

ジムは湖大好き人間で、レイクの側に家を持ちたいとさえ思っているようです。

私? う〜〜ん、私は湖は遊びに来る所であって、住む所ではないと思ってます。湖は怖い・・・・・。 なんだか怖いのです。それに湖がある所は、自然が豊かなのは素晴らしいのだけど、1ヶ月もしたら都会が恋しくなるのが目に見えているのよ。 

この話になると、2人とも意見が合わずに喧嘩になりそうになるのです・・・・。


ぐるりのドライブで途中、カリフォルニアサイドのカフェでランチをとりました。 久しぶりの外食。
パティオでロキも一緒に・・・・。  キャンベルダイエット、今日は忘れて思い切り好きなものをオーダーしました。 ジムはダブルハンバーガー、私はフィッシュタコにフレンチフライ。 う〜〜ん、 taste of sin !

カリフォルニア側には大きなショッピングモールがあって、そこには映画館もあります。 今現在はクローズしてますが・・・・。 

 私はここ暫く続いたハードなハイキングのおかげでお疲れ気味・・・・・。 山小屋に戻ってからすぐに横になりました。 が、ジムは元気! 自然の中にいるせいなのか? どこにそんなエネルギーが残ってるの、と思うほど元気で戻るやいなや物置小屋のドアの修理を続行。完成させました。 

3歳と1ヶ月私の方が若いんですがね・・・・。 体力はどう見てもジムの方があります。 

湖がなぜ好きでないか? 何度聞かれた事か? 
何でかな? 水が流れていないから? コンゴに居た時に、何百人もの人を乗せたbarge と呼ばれる船が沈んで泳げないアフリカの人達が皆湖に沈んで亡くなった・・・・。 そういう記憶が私の中で湖はチョット・・・・・と後ずさりさせるのかもしれません。 


窓から顔を出して、街の匂いをかいでいるロキ。




2020年7月26日日曜日

獣道ハイキング

朝の犬の散歩の時にジムがあの山の頂上までハイキングしない? と聞いてきました。 
ジムは既に行ったことがあるそうで、片道1時間くらいかな?  ただ、急斜面なので今までのハイキングの何倍もきついかも? と言ってました。

バックパッキングから戻って、ホットしたのもつかの間。 1日ゆっくりしただけですが意外と身体は元気なので、デイハイクなら・・・・と思ってオッケーしたのです。

ところが、 勿論マップには載っていない獣道。 トレイルらしい道が無いのです。 ただただ登り安そうな斜面を選んで登って行く。 斜面は30度〜40度位の急斜面。 心臓が口から飛び出すかと思うほどハ〜ハ〜言っちゃって。 

中学の時のテニス部の夏合宿でテニスコートで振り回しをさせられて、倒れる寸前、腕を膝にあてて前傾姿勢でないと呼吸ができない・・・・あの状態が頭をよぎったくらい。
ジムは1時間って言ってましたが、目的地に着いたのは2時間後。 登り続けて最後は岩場に到着。 そこにある池の周りでランチ。 すると雲行きが怪しくなってきて雷が! 

急いで降りる事にしました。 イマージェンシーパックをバックパックの時は腰に着けていましたが、今日は持って来なかったのです。 ジムに怒られた・・・・・。 だって持っていくように言われなかったから・・・。

とにかく獣道を急いで降りました。 30度〜40度の傾斜を降りてくるのは結構大変で、だけど雨に打たれたくなかったので、必死に降りました。

今日はポークリブのBBQをオールドファッションスタイルで料理すると言って、午後2時にはグリルに火を付けると張り切っていたジム。

私は山小屋に戻って疲労困憊でしたが、ジムはイソイソとBBQの用意を。 到着後30分して雷と雨。 ロキは雷が大嫌いなので、怖がって私のベットに乗ってきました。 

BBQポークリブはチャーコールでゆっくりと焼きながら、mesquite というチップを焚いて蒸し焼きに。
ま〜美味しいことったら! レストランより美味しかった。 




泥沼みたいな池でも直ぐに飛び込むね

この景色にたどり着くまで苦しかったのよ・・・・・

モスキートスプレーをいっぱいかけてきたので、刺されませんでした

3時間もかけてクックしてくれました、ありがとう
















バックパッキング3日目 <7/24/20>

2日目のテント泊は前日よりずっと気分も落ち着いて、気温が下がったせいもあって寝袋での寝心地も良く、初日より良く眠れました。 (初日は暖かかったので、寝袋が暑くて寝苦しかったのです。)
ただ、ロキは又してもテントの中で吐いた・・・・。 少しだけどジムのパッドの上に・・・・。

目覚めた後はなんだか気分上々。 だって、今日はキャビンに戻る日だから。 朝食のあとテントをたたみパッキングし帰路へ。 帰り道はほとんどが降り坂。 良くま〜こんな坂を登って来られたよね、と思うほどの坂が続きます。 膝への負担も相当なものでしたが、肩も腰も膝も無事に耐え抜いてくれました。 高度を300メートルあげた事になります。

休憩地点ではご覧の通り大きな岩の上に寝転がってる! 


私にしては随分な進歩です。(地べたはまだ無理だけどね・・・・。)

4時間歩いて駐車場に到着。 そこからはエアコンのきいた車で30分ドライブしてキャビンにもどりました。

で、山小屋について倉庫のドアが熊に壊されたことを知るのでした!
初めてのバックパッキングは超緊張しましたが、無事に終了できて本当に良かった。 自分を褒めてあげたいです。

お姉さん夫婦やジムがキャンプやバックパッキンングが大好きな事は子供時代からのプログラミングが違う事が良くわかりました。親がキャンプが好きだったのよね。 だけど私の両親はスケートは得意だったけどキャンプなんて多分、した経験はないんじゃないかな?  だから私は勿論親にキャンプに連れていってもらった経験なんて皆無。 

そう考えるとそんなに悲観する事じゃない・・・・・。 60歳になって初めてバックパッキングを経験したっていう事!

又やりたいかって?  well.........i don’t know yet.

















2020年7月25日土曜日

バックパッキング2日目 <7/23/20>

ただでさえキャンプの夕暮れ時は無性に心細くなって好きじゃないのに、今回のキャンプは熊対策がプラスされて、余計憂鬱になったのです。 

熊対策! 

お姉さん夫婦はBear Bag という袋を2つ用意していました。 寝る前に食料品をその中に入れて木にくくりつけるのです。
ベアバックは中が頑丈なジップロックになっていて、外側は防弾チョキと同じ素材でできているそうです。 その中に食料品はもちろん、コスメティックもドックフードも全て入れなくてはいけないと言われました。 
ジムはベアバック、1つだけ用意していました。 が、ドックフードや小分けにしてきた化粧品(サンスクリーンや化粧水、クリーム等) まで入れるとなると1つではとても足りなかったのです。

仕方ない、ドックフードはロキのバックパックに入れてそのまま木の高い所にに紐で中ずりにしたり、お姉さんのベアバックに入れさせて貰ったり。 そこまでしないとダメですか? と思いつつお姉さん夫婦の指示に従いました。

そもそも私の化粧品は小分けにしてジップロックに入れてあるし、ドックフードだってロキが川に飛び込むのが分かっていたので、ジップロック2重にしてあったし、大丈夫じゃないの? と私的には思ったのですが、お姉さん夫婦は数あるキャンプの経験の中でテントの側まで熊が来た経験があるので、“大丈夫だろう” という希望的観測は駄目だよね。
勿論テントの中に臭いのする物を持ち込むのもダメだって・・・・・。

「ベアバック、次は2つ用意しないと駄目だね!」 私がうっかりつぶやきました。

数秒間の沈黙があった後、お姉さんの夫ブルースが私のつぶやきに対して、「今、トモが次回は! って言ったよね。って事は又やりたいってことだよね!」 と突っ込みを入れました。

私はハッとして、「今の取り消す・・・・・。」 



2日目は重たい荷物はテントに置いてデイパックにランチを入れてハイキングへ。
テントの前に広がるロックフォーメーションを登って、次のレイクへとハイキングをしました。 そもそも私達がテントを張っている地域はキャンプ場ではなくて完全なWilderness (自然のまま) の中。 手付かずの自然の中を歩くハイキングは道がないのよね・・・・・。 お姉さんの夫ブルースは10代の頃からボーイスカウトで訓練されているので、道なき道を行くのなんて朝飯前! 

私はひたすら息を切らせながら付いて行きました。 途中の高山植物が綺麗で、手付かずの自然はディスニー映画のシーンみたいな感じを受けます。 ロキは水を見ると躊躇なく飛び込んでいきます。 

お姉さん夫婦は休憩の度に地べたに寝転がって足を休ませます。 
「トモ、寝転がって足を高くあげると疲れが取れるのよ、さ〜ここに寝転がって!」 と。 
「地べたに寝転がるなんて無理。芝生の上だって嫌。」
お姉さん夫婦は、私が子供の頃潔癖症だった事を知らないのです。そもそも10歳位までは髪の毛一本でもシーツに落ちていたら眠れないような子でしたから・・・・・。 地べたに寝転がるなんて今だって言語道断。

到着した日もお姉さんはサッサと湖に飛び込んで体を洗い、気持ちよかったわ〜って言ってました。 
お願いだから、湖で泳ぎなさいって言わないで!  私はそう心の中で思っていました。 見たところ水はクリスタルクリアでとても綺麗。 底の石ころに緑色の苔が生えているのが見えます。 その下は泥。 人が歩けば泥が舞い上がる・・・・・。
無理、無理、無理、絶対に無理。

後になって、お姉さんが何で地べたに寝転がるのが嫌なの? と聞いてきました。 「・・・・・・・? 答えに困った私はたぶん、アリンコが嫌なのかな?」 と一応答えておきました。嫌なものは嫌なのです。
10歳頃まで潔癖症だった私を兄は傍目で心配したそうです。 このまま大人になったらどうなるんだと?

幸い少しずつ潔癖症は良くなって、髪の毛であろうとゴミであろうと気にしなくなったのですが、やっぱり根底には残っているのですね。 キャンプに行ったりしたらそういう自分が出てくるのです。

でも、随分ボーダーラインを広げたと自分を褒めてあげたいです。

3日目の帰り道では、地べたは無理でしたが大きな岩のうえに寝そべって体を休めることができました。 凄いぞ自分!













































2020年7月24日金曜日

バックパッキング1日目 <7/22/20>

60年の人生でまだ経験したことのないバックパッキング。 ジムのお姉さん夫婦が前日に山小屋に到着しました
お姉さんにアドバイスを貰いながら、もう一度荷物の点検。 お姉さん夫婦は世界中をバックパッキングしているバックパッカー。 それは知っていたのですが、お姉さんが最初にバックパッキングを経験したのは20歳の時で、最初の子がお腹の中にいたというのです。 なんと妊娠7ヶ月で母親と弟のジムと3人でバックパッキングしたと・・・・・。 
と、言うわけでお姉さんは筋金入りのバックパッカー。 

10日以上のバックパッキングでも下着は一枚しか持っていかない。 湖や小川を見つけて洗えば良いと。 ハイキングシャツも同じ。 着替えは持っていかないで洗うんだそうです。 
トイレットペーパーは一回分ずつに分けて小さなジップロックに入れ、ポケットに。 パジャマ? 必要なし! 

と、言うわけで私が最低限にと思って詰めたバックパックの中から幾つかの物が却下されたのでした。

前日の私ときたらもう〜神経ピリピリ。 泣き出しそうな気分。 「大丈夫よ、私達は100回以上バックパッキングした経験があるんだから。」 って、なんの慰めにもなってないでしょ。 「だから、余計ナーバスになるの。 だって、3人ともプロのバックパッカーで、私は今回が初めて。 皆にとっては簡単なコースでも私にとっては・・・・。」 とこんな具合。

お姉さんのアドバイスを無視してTシャツ一枚と靴下を余計に2足持って行ったのです。 あ、それと着替え用のハイキングシャツを1枚。 

やはり私のバックパックは異常に重たくなって、でも自分で持っていくと決めた物だから、意地でも自分で運ぼうと決心してました。小さな小さな手鏡とヘアブラシ、これらを諦めるつもりはこれっぽっちもありませんでした。 が、翌日、皆に笑われました。 

Dark Lake という湖のほとりに車を置いて、Lawrence Lake をめざしました。自分で詰めたバックパックを背負った私はあまりの重さに目眩がしそうに・・・。 真っ直ぐに歩くのがやっと・・・・。
初めての私に少しでも負担をかけまいと、食料は全てジムが背負ってくれて、 私は自分の着替えと水だけなのにです。

で、何時間歩いたのか? 6時間くらいは歩いたでしょうか? 休み休み。 心臓が飛び出しそうなくらい息がハ〜ハ〜いって、大丈夫か私? って自分で心配になりました。 他の3人はケロっとしてる・・・・・。
高度が高いせいなのか、本当に息が切れて登りはきつかったわ。 

でもちゃんと到着しました。 テントを張って夕飯の用意。 岩をキッチンにしてジムが全部用意してくれました。
インスタントにできるマッシュポテトにサーモンを入れた物と、ホットチョコレート。 
疲れが頂点に達して話もできないくらいにボロボロになった私は、サッサと寝る準備をしてテントへ・・・・・。 でもやっぱり眠れなかった。 小さなテントに大人2人とロキも一緒で、かなり狭いのです。
朝までまんじりともしなかった私ですが、朝日で目が覚めてロキがテントの中でオシッコしてしまったことに気づいて飛び起きました。 後で分かったのは、おしっこではなくて、液体の吐瀉物・・・・・。 変な草が混じっていたので胃液と一緒に吐いたらしいのです。 でも気がつかなかったので、私、寝ていたのですね・・・・。 私の寝袋が汚れてしまいました。辛かった1日目が終わってホットした私でした。
 
青い点が山小屋のある場所。ハートマークがテントを張ったLawrence Lake

スタート地点


小さな高山植物


ロキも自分の食料をバックパックに入れて歩きました


ロキとセーダ 、お姉さんの犬です


他には誰もいません


この岩場をキャンプ場として選んだのはここに本当は大きな滝があるからなのですが、水が枯れて
本当に残念・・・・。 チョロチョロと流れる場所を見つけて水を汲みました。


テントは思っていたより小さかった

お任せ・・・・・










OMG!

バックパッキング2泊3日から無事山小屋に戻ることができました。辛かったのだけど、無事にやりきったのでホッとしています。

話が前後するのだけど、まずは山小屋に戻った時のエピソードから・・・・・。

行きと比べてたいして軽くなっていない重たいバックパックを担ぎ4時間かけて山を降りました。 
山小屋に戻る途中にあるカフェでランチを食べて帰ろう! というジムの提案に、大乗り気でそれをモチベーションに頑張って歩いてきた私でしたが、カフェはあいにクローズ。 仕方ない、すでに午後2時をまわっていて腹ペコ。
冷蔵庫にある果物をカットして夕飯までなんとかそれでしのごうと考えながら山小屋へ。

最後のカーブを曲がった時にお爺ちゃんの山小屋と物置小屋が見えました。 で、物置のバックドアが大きく開け広がっているのが見えたのです。

「ダーリン、物置のドアを閉め忘れちゃったの?」 と私はジムに言いました。
「えっ?」

敷地内にトラックを駐車させると同時にお隣の山小屋のご主人がすっ飛んできました。

スティーブさんによると、私達が出発した後に熊が来て、駐車していたお姉さん夫婦のセダンを鷲掴みしながら中を物色していたと言うのです。
気がつくと物置のドアは閉め忘れたのではなくて、熊に壊されたのでした。 ちゃんと鍵はかかったまま、だけど、なが〜い釘ごと引っこ抜かれて熊が物置の中にあったゴミ袋を持って行ったのです。  ゴミ袋の中には生ゴミが入っていました。 卵の殻と、メロンの皮。  バックパッキングに出発する際にジムはちょっとだけ、生ゴミを置いて行くことに不安があったそうですが、がっちりとした木製のドアに鍵もかかっているので、大丈夫だろうと・・・・。(山小屋に滞在するときはいつもそうしていましたし・・・・)

この山小屋に滞在するときはゴミ屋さんと契約していないので、ゴミの始末に困るわけです。 持って帰るか、燃やすか?  先に家に戻ったステップさんにも生ゴミを1つ持って帰って貰いましたが、バックパッキングに出る前に出たゴミをまとめて物置に置いたのがいけなかった・・・・。

犬の散歩に出ると、近所の人達が話しかけてきます。 目撃情報です。 子熊を連れたママベアが白いゴミ袋を持ってここら辺を歩いていたと・・。 はい、それはうちのゴミ袋です。

翌日お姉さん夫婦が家に戻り、ジムと私は街まで洗濯に行き、木材、ネジ、補強用の金具等、色々買い集めました。ジムは持ってきたワイアレス工具を取り出して早速ドアの修復に掛かっています。 只今お直しの最中です。

バックパッキングのお話は次に・・・・。 対策って大変なのよ、ホント。

キャビンの横に建っている物置小屋



ジムのドア補強プロジェクト

ママベアに捻じ曲げられた金具





2020年7月19日日曜日

感覚の違い

昨日はレイクタホでジムは思う存分泳ぎ、私は木陰で本読んで過ごしたのでしたが、夜になってこんな事がありました。

犬の散歩の後、私はジムに聞いたんです。シャワー先に浴びて良い?  と。
で、ジムのお返事がですね・・・・・。「僕は今日レイクで泳いだから、キレイだもん、シャワーはパス!」
最初は冗談で言っているのかと思ったのですが、本人は至って本気。

私だったらレイクで泳いだ日は3回くらいシャンプーしたい気分だと思うんだけどね。

ここら辺の感覚の違いが天と地ほどあるのね。

4日目今日は 休息日でのんびり過ごしております。 午前中はジムの日本語の復習をヘルプしてあげました。

夜はもう一度コメットを見にレイクに行く予定ですが、雲がでているので、どうかな?




2020年7月18日土曜日

ネオワイズ彗星

コメットを見ようと、昨日から場所を変えてトライしていましたが、どうも上手くいかず、カが多くて私はうんざり気味。ジムが2つ目に選んだ場所でもコメットは見えなかったのだけどジムは、北斗七星が見られたら、それのすぐ左側にネオワイズ彗星が見えるはずだから、北斗七星を見つけるまでもう少し待ってと。。。。。私は疲れてトラックの中へ。

で、暗くなり北斗七星発見。

で、もう一度場所を変更。昨日行ったエコレイクまで真っ暗な中行ったのです。レイクまで近づいて駐車。
で、双眼鏡を手に北斗七星の方向を覗くと!

「I found it!」 

3つの星が正三角形を成していて、その頂点の星だけ、なが〜い尻尾が付いていました。

明日は同じ場所で9時半頃にカメラを持って行くことにします!

エコレイクに続く道ばたに路上駐車の車がず〜〜っと繋がっていました。
なんで、こんな暗闇な所に路上駐車してるの? と聞くと、バックパッキングしてる人達の車だそうです。。。。

あと数日で私もバックパッキングに行きます。なんだか一気に不安になりました。だって漆黒の闇の中、テントで寝るんでしょ? 月明かりと星明かりはあるか???? でも。。。。

嫌かもしれない。。。。。

Lake Tahoe

昨夜は1日で19,000ステップ以上歩いてクタクタだと言うのに、寝付けなかった。まるでエスプレッソを飲んだ後の様に目が覚めて眠れない。 3時頃やっと眠りに落ちたようです。 どうも私は標高が高い所に来ると、身体が慣れるまで眠りに落ちるのに時間がかかるのと、顔が浮腫む体質の様です。

3日目、 今日はレイクタホへのビーチに行くことにしました。ステップサンの昨日の捻挫はかなり重症だったので、ビーチで本でも読んでいれば?というアイディアでした。
が、ジムは泳ぎたいのです。 私はレイクでは泳がない!と決めてますから、泳ぎません。


レイクの周辺は物凄い人が集まっていました。マスクをする事に疲れた人達が自然を求めてやってきた。で、レイクタホは見た事ない程の人、人、人。
勿論駐車場は満車で入れず、路上駐車で荷物を抱えてビーチまで歩きました。

水は澄んでいて綺麗。だけど、私は泳がない。 ジムはウエットスーツを着て1時間泳いでました。ロキも水辺でおとしゃんと遊んで、楽しんだ様子。ビーチは日本のビーチみたいに混んでました。

 ステップサンは、3日目の夜に足の甲全体に内出血が広がって、見るも無残な姿に。。。。。。 腫れてるし紫色だし、こんなの見た事ない。 インターネットで調べると、靭帯を痛めたための内出血だそうです。 靭帯損傷ってやつだわ。

父親の手当てが良かったせいか、それ程痛い痛いとは言ってません。
冷やして痛み止めを飲み続けてます。

明日もハイキングは無理だわね。。。。。

今、北西の空を見上げて、コメットを探しに来ています。 日没の後、北西の空に肉眼でも見えるというコメット。。。。
残念ながら見えなかった。。。。



















2020年7月17日金曜日

Echo Lake

昨日は朝10時に家を出発、タホのキャビンに到着したのは夕方4時半頃でした。 
7000フィート(2100m)の標高にしては気温が20度以上あってアロマスより暑いくらい。
Tシャツ一枚でオッケー!

6時頃にステップサンも無事到着。 夕飯を食べ、ポーカーをして就寝。

2日目、まずは近くにあるエコレイクという小さなレイクのハイキングに行くことにしました。 エコレイクはキャビンから30分くらい車で行ったところにあるレイクで、10時に出発したらすでにパーキングは満車・・・・・。

引き返してどこか路上駐車をしようかと思っていたらジムがバックパックを背負って反対方向に歩く一人の女性を発見。 窓をあけて、「すみません、もう戻るのですか? 車、駐車場に停めてます?」 と聞いたのです。 
グッドアイディアでした。 その女性、1人で汗だくなって、ハイキングから戻ってきて駐車場に戻る人だったのです。
で、何列目の何色の車ですって教えてもらってから、私達は先周りして、彼女の車の後ろでその人が駐車場に戻るのを待ったのでした。 もう、スペースの争奪戦が凄くて! 

めでたく駐車できた私達、車の外にでたところで、ロキが一方向を見てフリーズしてる。 何かな? とそちらの方向を見たら、何かが動いてる! 熊だ〜。 50メートルもない距離、駐車場の隅っこに熊がいる。 
野生の熊がこんなに近くにでるとは・・・・。 ブッシュトイレしようかな〜? なんて思っていた私は、行かなくて良かったわ〜。

エコレイクの周りのトレールを歩くハイキング、レイクを半周して戻ってきました。 ランチの後、ロキは水に飛び込んで大喜びしてました。 
ステップサンは帰りのトレイルで足首を捻挫。足首が腫れてしまい、お父さんに手を繋いでもらってやっとの思いで戻ってきました。
トレイルが岩だらけなので、ちゃんとしたシューズを履いていないと足首が危ないのです。

景色、最高でした。駐車場が溢れる程人が集まっていて、ハイキングしている人やバックパッキングしている人が大勢いたのですが、半分くらいの人たちがマスクして歩いているのには驚きました。 バンダナで顔の半分を隠している人も多かったです。 一人の女性はハイキング中フェイスシールドしてましたよ。
 
バックパックを背負った犬達とも何頭かすれ違いました。

まずは、転ばずに戻って来られて良かった。 でもステップサンが捻挫しちゃったので、明日以降はどうかな? ハイキングはできないかも?