昨今のフィッシング詐欺にはもう呆れるばかり。 何か売りたい物をローカルの掲示板的なウェブサイトで売りに出すのは今まで何度もやってきました。
ところが、昨今は何か売ろうと思ってウェブ上で売りに出すと、コンタクトしてくる人達の半分は詐欺だと思って良い程、フィッシングが多いです。
今回、ロキを日本に輸送した時に使った例のオレンジ色のクレートを売りに出しました。 Facebookにcrate exchange というグループがあって、2020年、そのグループのメンバーになった事で、中古のクレートを半額程で入手しました。 あの時は本当に嬉しかったのです。 だって、新品だと600ドル。 それもオーストラリア製なのですぐに手に入らない・・・・。 それが小一時間程のドライブで、中古が見つかったのですから、万々歳でした。で、今回、そのクレートを同じフェイスブックのグループで売りに出しました。
同時にCraig’s List にも広告を出しました。
すぐに連絡が来たのはF/Bの方。 で、何やら変な事を言ってくるのです。 パスコードを送ってくださいって。 え? 何のパスコード、フェイスブックのパスコード??????
インターネット上で、検索してみるとこれは詐欺の手口なんだそうで・・・・・。 危ない、危ない。
それから次に連絡が来たのはこれ又F/Bの掲示を見た人でF/Bと連携しているメッセンジャーに連絡が来ました。 F/Bのアバター(顔写真)には若い女の子がアメリカの大学の卒業式に着るガウンとあの四角い帽子を被っている可愛い写真が。 それを見てすっかり若い女性だと思い込んでしまいました。 人間の心理って不思議なもので、写真を見せられるとすっかりその人と連絡を取り合っているものと信じてしまうのです。
この女性(?)ちょっと英語が馴れ馴れしいな・・・・って思ったのですが、絶対にこのクレートを入手したいって言ってきて、翌日の3時までにこちらに取りに来るって・・・・・。 だけど、取りにくるのが本人ではなくて甥っ子をよこすって。。。。だけど、甥っ子はキャッシュを250ドル持っていないので、本人(コンタクトしてきた女性)が送金システムのVenmo を使いたいって言ってきたのです。 幸いジムがそのアカウントを持っていたのでオッケーしました。
このやりとりをしていたのは私が日本行きの飛行機に搭乗する直前でした。 もう搭乗しなくてはいけないので、ジムの電話番号を教えるから、ジムに電話してやりとりして欲しいと伝えると、携帯電話が使えないって・・・・・。 変だな〜。
そこからちょっと不信感が湧いてきたのですが、最後はジムのメールアドレスを教えて、メールでジムと直接交渉してもらいました。 すると支払いの段階まではいったのだそうですが・・・・・。 Venmo を使おうとした時にジムはこの相手が詐欺だって気がついたと。
私はこのVenmo は使ったことがないのでわからないのだけど、ジムは相手の名前がVenmoのシステムに出てこなかったので、詐欺だと判断したそうです。 相手が支払うのにどうやって私たちからお金を取ろうとするのか、不思議でしょ?
飛行機に搭乗した後にジムから連絡、こいつは詐欺だから、ブロックした方が良いよと。
最初からちょっと変な英語だなって思っていましたが、クレートを売りたいが一心でまんまと騙されてしまいました。 被害はありませんでしたが・・・・・。
もう、嫌気がさし始めていた私ですが、今度は日本のホテルに滞在中にCraig’s List を見た人から連絡が入りました。 今度はemail.
そもそもこの掲示はほとんど1ヶ月前に出していたもので、もう諦めかけていたのですが、今度はなんだか本物のクレートを探している人のような気がして・・・・。
私は日本滞在中でしたので、ジムに丸投げ。 すると、あっという間に交渉成立。 提示していた250ドルで完売。 すぐに現金を持って取りに来てくれたそうです。 お目当てのクレートが手に入り、凄く喜んでいたよっと連絡が来ました。
そうなんです。 私達もそうでしたから。 よく気持ちはわかるんです。
上手く行く時は擦ったもんだ揉める事もなく、すんなり行くのです。
で、今度は日本に行く前の話なのですが、9月13日、インスタ上で見たセールのマリメッコ、インスタの画面だと見ずらいので、ウェブのbrowser上でページを開き直し、ポショット型のバッグを購入しました。 マリメッコのアウトレット製品でした。 ですが、あまりにも格安すぎるので、本革って記載されているけど実際は加工品かもな〜なんて思っていました。
クレジットカードでの支払いは直ぐに決済され、品物はパリから発送されました、というメールが来ました。 で、トラッキングNo.もついていて、今どこにあるのかがわかる様にできているのですが1ヶ月以上たっても商品が届きません。 トラッキングではアロマスのソーティングセンターまでは来ているようなのですが・・・・・・。
これはやっぱり詐欺ですね。
よくま〜巧妙にトラッキングの履歴まで作って・・・・と感心してしまうのですが、とにかく詐欺。
すぐにciti card のウェブ上で、dispute のボタンを押しました。 dispute はクレジットカードの決済で、これは支払いたくないって物に対して支払いを拒否するシステム。 これを押してみると、いくつかの質問が出てきて、支払ったけど、商品が届かなかった・・・・ を選択しました。 で、送信。
すると、瞬く間に私のリクエストはアクセプトされました。 そして私のメールアドレスに、あなたのdispute は承認されて、2日後にはクレジット会社から返金致します、というメッセージが。さすがクレジット会社。 多分、私が引っかかったフィッシングはブラックリストに載っていたのでしょうね。 だから直ぐに返金が認められたって事。 場合によっては少し時間がかかって調査しますってなる場合もありますから。 こういうケースがあるので、オンラインショッピングはデビットカードではなくクレジットカードを使うべきなのです。
クレジット会社が保証してくれるから。
今回は私がおバカでした。 怪しいな〜って思って色々調べたんだけど、マリメッコのアウトレットっていうものが実際にあるようだし、って思って購入してしまったのです。
クレジットカードのパスワードは変更しましたが、カードをキャンセルすべきかどうかジムに相談。 しばらくはカードの明細を良くチェックすること。 多分、他には使用されないだろうってことで、キャンセルはしていません。
オンラインショッピングに慣れてしまって、どれが本物で、どれが偽物なのか、本当に分かりずらいです。
今回は良い勉強をしました。 これから絶対に気をつけます。