で、これら2日間の食事のメニューは予め、お姉さんが決めてくれて、誰が何を担当するか割り振りをしてくれます。
今年はジムがデザート用にクランベリーパイを2台焼くことに。 これはジムからの自己申請でした。 私は? 25日のグリーンサラダをお願いされました。
ジムはサンクスギビングの時に生のクランベリーを使ってクランベリーパイを焼いてくれたのですが、後でレシピを見直したら、バターをフィリングに入れ忘れていた事がわかり地団駄を踏みました。 アメリカで売っているバタ〜は4オンスずつスティック状になっているのですが、そのスティック一本丸ごとフィリングに入れ忘れたのです。 グラムで言うと113グラム。
これって結構な量です。 ですが、出来上がった美しいパイはさっぱりしてて、甘さも酸味もちょうど良く、美味しかった!
で、悔しがったジムは今度こそ、完璧にクランベリーパイを作ろうとお姉さんに自己申告。 クリスマスにクランベリーパイ2台、作りますって言ったわけです。
お姉さんの家に着いてから焼く、って言うので、材料を全て私が用意しました。 レシピを良〜〜〜く見ながら。 で、計量カップも家から用意して持って行きました。
一台のパイに3カップ分の生のクランベリーを使います。2台分なので、6カップのクランベリーを鍋に入れてオレンジの汁や砂糖で煮詰めました。 その時、なんだかクランベリーが少ないなって思ったのです。
私も手伝いながらまだ熱いフィリングにバターを入れました。2台分なので、スティック状バター2本。
最後に出来上がったフィリングをパイ生地に流し込んでオーブンへ。
なんだか生地が少ないのです。 高さが出ない。 なんだか変・・・・・・。
焼き上がったパイはフィリングが膨れるかな〜〜って期待しましたが、メレンゲは入ってないので、やっぱり高さが出ない。
ベッドに入ってから、気になって気になって、パイの高さが出なかったこと、なんでだったのか? ジムが6カップのクランベリーを3カップしか入れなかった? そうとしか考えられない・・・・・。 なんて思いながら寝ました。
翌朝です。 昨日ジムが使った軽量カップを手にして見ました。 1カップの計量カップ家から持参していたにもかかわらず、ジムはお姉さんの家にあった計量カップを使ったのです。 で、よく見たら3/4 カップって書いてあるじゃないですか!!!!
そう、ジムは3/4カップを1カップだと信じて計量していたのです。 だからクランベリーの量が足りなかった。 砂糖もそのカップを使って計量していたので、比率は同じ。 ただ、バターだけは測らずに2本投入したので、今度はバターが多すぎたって事。
出来上がったパイには私がベビークリームを泡立ててホイップクリームを作りました。
ジムの他にパンプキンパイを作ってくれた家族がありました。 ですので食後のデザートにはパイが3台。
結果? 2台でも足りないかなって思ったクランベリーパイでしたが、パンプキンパイの人気が上で、クランベリーパイは丸ごと1台手付かずのまま残ってしまいました。
ま、皆、ターキーでお腹いっぱいだったし、パンプキンパイが皆好きだったから? 仕方ないか? なんて私は思ったのです。
ですが、ジムが部屋に戻ってから、言ったのです。 「誰もクランベリーパイが美味しかったって言わなかった。」そう言って肩を落としてた。
ちょっとこれにはびっくりでした。 そんなに気合い入ってたんだ。 New York Times のウェブで見つけたレシピだったようで、皆に喜んでもらおうって思ったんでしょうね。
それに反して、私、自分では用意してなかったんだけど、親戚が購入して来てくれたブラッセルスプラウト、日本で言うところの芽キャベツ、
これを塩茹でしてサイドディッシュとして出したんです。
ブラッセルスプラウトを茹でるのはいつの間にか私の担当になっていたのです。甥っ子の嫁さんはガーリック炒めしたりしたら美味しいのよねって言ってたし、毎回、バカの一つ覚えみたいに、芽キャベツの塩茹はちょっと〜〜〜って思って今回は持参しなかったのです。
ところがその甥っ子の嫁が芽キャベツをたんまり購入してきて、私、知らん顔してたら、お姉さんが、「もちろんtomoが茹でるのよ!」 って。
ターキーディナーの付け合わせとして芽キャベツ、いつもの様に半分にカットして塩茹でしました。 大抵5〜6分です。 ザルにあけてザルを揺らしながら塩を振ります。 ちょうど良い硬さとちょうど良い塩加減、これが大事。
で、ディナーの席で何人かの人が芽キャベツ、最高! って褒めてくれました。 tomoは昆布の旨みパウダーを料理に使う、だから一味違う。 これは家族の中で皆が知ってる事です。 で芽キャベツ、美味しい〜〜って誰かが言い出した時、皆があ〜tomoが作ったんじゃ、これもきっと旨味パウダ〜のトリックなんだろうなって思ったようなのです。
で、すかさず言いましたよ、「旨味パウダーなんてこれには使ってないよ。 ただ茹でて塩を振っただけ。」
みんながえ? って・・・・・。
そう、ただ6分茹でてその後味見しながら塩を足しただけ。なんでそんなに皆が褒めてくれるのか? (多分だけど、アメリカ人は野菜を茹でる時、クタクタになるまで、形がなくなるまで茹でちゃう人が多いからかな?)
で、その後にデザート・・・・・・。
誰も美味しかったって言ってくれなかった・・・・としょぼくれるジム。 この茹で加減が最高だよ〜。4人の家族メンバーが褒めてくれた塩茹での芽キャベツ。
なんだかな〜。
一度めはバターの入れ忘れ、2度目はクランベリーの測り間違い、今度こそ、今度こそレシピ通りのクランベリーパイを食べたい!
そう思って、生のクランベリーを冷凍パイシートを買いました。ジムを励ましながら。
どうなるかな?????
これはバターを入れ忘れた最初のクランベリーパイ。
ヘルシー、それにバタ〜なしでも十分美味しかった。
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