2026年2月28日土曜日

新しく見つけた寿司屋さん 8ドルの味噌スープ

 ご近所に越してきたご夫婦に、私たちが良く行くレストランの話しをしました。 この街にはすご〜〜く美味しいレストランってないのよね、っていう話しからでした。 少し足を伸ばしてサンタクルーズやモントレー、アプトス、キャピトラまで行かないとね・・・。

そのご夫婦からサンワンバティスタ という隣町に美味しい寿司屋さんを見つけたって聞いたのです。 あ〜、以前バイトの募集が出ていたあの日本人オーナーのお店だなって私は思いました。 私たちは今まで1度も試した事がなかった寿司屋さんですが、日本人がオーナーっていうだけで、もうポイントが爆上がりです。で、行ってみることにしました。 インターネットで調べたところ、なんだか物凄く繁盛しているお店のようで予約を入れました。 

名前が INAKA Fusion っていいます。 あれ? 以前の日本人オーナーの時と変わったかな? 

そうです。 お店の佇まいもモダンに改装されてて私がイメージしていた日本人寿司屋さんの「いらっっしゃい!」という出迎えもなく、全然雰囲気が違うのです。 オーナーが変わったのでしょう。 数少ない日本人オーナーの寿司屋さんがなくなってしまってちょっと残念。

気を取り戻してメニューを拝見。 ふむふむ、なんやら名前がフージョンとあるだけに、普通のアメリカのお寿司やさんとはちょっと違うようです。 ステーキとかフライドポテトなんかもメニューにあります。 

で、まずはお手並み拝見で私は味噌スープを頼む事にしました。 ジムはアペタイザーにインゲンの天麩羅をオーダー。 2人で熱燗をシェア。


で、味噌スープですがね、こういう説明がついていました。

caramelized cipollini, bonito dashi, shiitake, white miso, cannellini beans, chili oil  

キャラメライズされたチポリーニ(小玉ねぎ)鰹出汁、椎茸、白味噌、白インゲン豆、チリオイル。 なんだか美味しそうでしょ? キャラメライズされたこ玉ねぎっていうだけで、なんとなく甘さが漂うお味噌汁がイメージされちゃって・・・・。 これがなんと8ドル。 8ドルもするお味噌汁って今まで見た事ないです。 大抵3〜4ドル。 その倍の値段を取るだけの自信作なんだろうなって。 期待値が上がってしまいました。 もしかして2人でシェアするような大きなお椀で出てくるのか? (スシローのお味噌汁みたいに!)なんて色々想像しちゃいました。

で、出てきたのこれ、


緑茶を入れる湯呑みサイズ・・・・。で、お味は?????

え? ヌル〜〜い。 で、塩っ辛い。 とても食べれる代物ではない。

ウェイターを呼び止めて、この味噌スープは全然温まってないです。 それに塩辛すぎて飲めません、とクレームしました。

いや、3ドルだったらクレームしなかったかな? でも8ドルで食べれない程塩辛いのでは話しになりません。 キッチンのためにも言わないと! 


すみません、作り直しますのでしばらくお待ちくださいって言われました。

以前LAの寿司バーで働いていた時にトニーさんという熟練のウェイターさんが一緒に働いていたのを思い出しました。 その彼が、キッチンを手伝うメキシコ人の若者に、「馬のションベンみたいな味噌スープ、出してんじゃないわよ!」って言っていたのを思い出しました。 まさしくその例えがピッタリだったから。

多分、私が想像するにこの味噌スープ、これは昨日の残りでは? 8ドルもする味噌スープをオーダーする人がそれ程たくさんいるとは思えないから。。。。。で作り直してくれるって言ってた。

待つこと20分。 出てきました。 先ほどのよりもずっと温まった味噌スープが。

で、一口。 え? 味が変わっていません。 塩、塩、塩、塩辛い。 塩辛くて最後まで飲めませんでした。 それにどう見ても、これは白味噌から作った味噌スープではない。 赤味噌。 もしくは合わせ味噌。 それはどうでも良いのだけど、問題は味です。 飲めたものではない程塩辛い。 作っているキッチンのスタッフは味見しないのかな? これ、美味しいって思えて作ってるのかな? 

私がフォアグラの料理を作れって言われても、どういう味がフォアグラで美味しい味なのか知らないので、作れません。 アメリカ料理で言ったら、マカロニ&チーズ これは日本のマカロニグラタンに似ていて、異なるもので・・・・。 どういう味が美味しいマカロニ&チーズなのか? 私にはわかりません。 だから美味しいマカロニチーズは作れないのです。 それと同じ論理かな? 美味しい味噌スープを食べたことがない人が味噌スープを作っているので、こうなった。 そうとしか思えません。 で、これで8ドル。

おまけにチャドでのトイレ騒動まで思い出してしまいました。 トレイットペーパー、並びにトイレットペーパーがホールダーに取り付けられているのを見たこと、使ったことがない人がトレットペーパーホールダーを、私の為にトイレの壁に取り付けてくれた。 それが便座に座ったら手の届かない高〜〜〜いところに。 これも同じこと。 知らない事はベストに再現できないってこと。

私達は味噌スープとインゲンの天麩羅を食べ終わり(残し)メインの寿司ロールがくるのを待ちました。 「TOMOが味噌スープクレームしたから、僕達の寿司ロールは後回しになっちゃったみたいだね。」とジム。 後から来たお客さんのお寿司がどんどんと運ばれてくるのに、私たちのお寿司は待てど暮らせど出てこない。

ウェターもちょっとナーバス気味で・・・・。 今作ってますから、と。で、出てきたのがオーダーしてない田舎フージョンロール! え? これ、頼んでないけど・・・・。 多分、この店の一押しメニューなんだと思う。 一番最初に書いてあったから。 これ1本24ドルもする寿司ロール。 これ、オンザハウス でどうぞって。 

お待たせしてしまったから、こちらサービスですって。 これには驚いた。 24ドルもする寿司ロールをサービスだって? 口うるさそうな日本人客を待たせてしまってヒヤヒヤしているのか? それでなくても味噌スープでクレームされたし・・・・ってんで。

とにかくこのロールはとっても美味しかったです。 繊細な組み合わせで他の寿司屋さんでは見ない工夫がされてました。 で私たちがオーダーした他の2本のロール。 これらもなかなか美味しかったのです。 大抵は味噌スープでそのお店の力量が想像できるのだけど、味噌スープに比べたらお寿司は平均点を超えてきました! ただ、もったいない事が1つ。 ウナギのソースがロールに掛かって出てくるのはどこも同じなのだけど、このウナギのツメが非常に強すぎて、これまたしょっぱすぎて、せっかくの他の素材の味が台無しに・・・・・。 これがもう少し控えめだったらどんなに評価が上がったことか!

日本人のシェフだったら、このバランスは多分すぐに分かることだと思うのです。 多分、このお店、フージョンと謳っているだけに日本人シェフは関わっていないのでしょう。 お店の内装にも寿司屋さんが寿司ケースを前にお寿司を握ったり巻いたりしてる寿司バーは存在してなくて、お寿司は全てキッチンで作られて出てきます。 

惜しいな〜、ここのお寿司。 もう一度行きたいかって言われたら、どうかな?



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