この先の旅行計画

去年の11月、横浜に滞在している時にその先5ヶ月もの旅行プランを一気にたてました。 滞在先の予約を入れたのです。 5ヶ月分ですよ！ これには本当に驚いた。 ジムは物凄い集中力で次から次へと予約を入れて、それに伴い支払いもしたのです。 場所によっては半分だけ先払いとか、現地払いの場合もあったかな？

とにかく2021年の4月6日までの予定がぎっしりとたったのです。

横浜を出発してから今まで、この旅行プランに沿って行動してきました。  スタートする前にこんなにぎっしりとプランを立ててしまって、例えば何かハプニングがあって、次の宿にたどり着けなかった時はどうするんだろう？ って思っていました。 ジムと2人ならどうにでもなりますが、ロキが一緒だと宿に困る。 キャンピングカーなら予約していたパークにたどり着けなくても、ドライキャンピングといって、何もない原っぱに2〜3泊しても水も電気も困りません。 だけど、日本ではキャラバンの中で夜を越すのはちょっと想像できません。 道の駅などに駐車すれば良いのかな？

で、これまで予定を変更せざる得なかったのは新潟の糸魚川市の民泊だけでした。 雪の為、道路が閉鎖されて動きが取れず、1日だけ延泊。 これだけです、変更がでたのは。 あとは、300キロ、400キロ、1日に移動してちゃんと暗くなる前に次の宿に到着しています。 大したもんだ！

で、4月6日の淡路島以降の予定、早く決めないと・・・・・。 本当はゴールデンウィークの前に沖縄に行く計画でした。 早く予約を入れないと、と焦っていたのです。 ロキは横浜のペットホテルに置いて、ジムと2人羽田から飛ぶ予定で・・・・・。

だけど私の本能が『NO』 と言い続けていました。 一週間の沖縄旅行の為の前後が大変すぎなんです。 楽しみと大変の度合いを天秤にかけて、‘大変さ’の方が重かった。

沖縄旅行は大変すぎる・・・・ 私が口火を切ると、ジムは「君は行きたくないんだね。」 と声を荒げます。 「行きたいけど、前後が大変すぎだから、今回はパスしたい。 今後の課題。」 と伝えると、あっさり沖縄はカットとなりました。

で、4月6日以降の旅行プラン、昨日半日かけて考えました。

私のやり方は「ここに行きたい、だからその辺に宿を取りたい・・・。」だけど見つからない、とパニック。 するとジムが「何処に行きたいか？ じゃなくて、何処なら行けるか。」 で選んでいかないと大変なことになると・・・・。 確かにそうなんです。 飛騨高山に行きたい、だけど、宿が見つからない、範囲を広げて探しても前後と上手く繋がらない・・・・。

私は何処に行きたいか、ではなくてここなら宿が取れる！ を先に見つける方法にきりかえました。

で、淡路島の次が大阪、京都、近江八幡、富山県南砺市、山梨県甲府、伊東市、千葉県・・・・。 ここまで決まりました。 2人共、2〜3日で移動する生活に疲れてきているので、最低一週間は滞在。 で、千葉では眺めの良い大きな一軒家が見つかり、ジムは4週間滞在のリクエストを出しました。 まだ認証されていません。 オーナーも考え中？

短期の滞在は疲れること、余裕を持ってゆったりと、頑張りすぎない。 これ、今までに学んだことです。

甲府滞在中には長野のキャビンに行って、タイヤを履き替える予定です。

ここ福岡の糸島市の風景、お口直しにどうぞ！

二見ヶ浦の夫婦岩が歩いて行ける距離にありました。

芥屋の大戸という場所ではトトロの森と呼ばれるトレイルがあって、そこを歩いて玄界灘の海を眺める展望台まで歩きました。

二見ヶ浦の夫婦岩  白い鳥居がとても印象的

#16 ついに九州 福岡県に到着

あ〜〜、どこまでブログに書いたっけ？ って忘れてしまうくらい移動が続き、心身疲れはてていました。

思えば、フェリーに乗って北海道を後にしたのが2月の15日。そこから数えて7泊目には九州に到着してました。 観光は二の次にしてとにかく移動に集中した1週間だったのです。 

2月21日に到着。その夜はもうクタクタだったので、近くのレストランでディナー。 

ディナーの時にジムが疲れた顔で聞いてきました。 「君はこの旅行エンジョイしてる？」 って。

「エンジョイしているよ、あなたは？」 私も聞き返しました。

で、ですね、ジムの返事がこれまでの4ヶ月ちょっとの間が、「It was OK」だと。これまでの旅行がオッケーだったと言ったんです。オッケーって言うと、ま〜ま〜だねって感じ？

はい、この一言で、その晩、私は大爆発。 今までの私の爆発なんてため息くらいだったんじゃない？ って程ぶっちぎれました。 怒りながら日本酒に手が伸びていたので、グビグビいっちゃったみたいで・・・・。

とにかく私がなんでぶっちぎれているのかだけはちゃんと伝えなきゃ、って思ったんです。 酔いがまわり始めても・・・・。

ジムが言うに、自分が他の人と交流ができなくて、私としか話しができない事がストレスで、それが主な理由だと・・・・。君がエンジョイしているのは嬉しいけど、僕は君程のエンジョイレベルには達していない。 ただ、それだけだ・・・・と。 君と同じレベルで楽しむのは無理だと思うって。

耳を疑いました。 私以外の人たちと楽しく交流できないことが理由でこの旅行がオッケーレベルだって？  ざけんなよ！

旅行が終了してアメリカに帰った時にお姉さんに「日本旅行はどうだった？」 と聞かれたら、「it was OK.」 と答えるのか？ ってそこまで聞きました。 そしたら、多分そうなるだろうって。 は〜〜〜〜〜っ？ だいたい、どれ位自分が日本語で周りの人と交流できるって思ってたの？ 

この答えに私は狼狽えて、打ちのめされて、立ち上がれない程うなだれたのです。

だって、旅行が始まる前からジムのビザを取る事で翻弄し、住民登録、保険、マイナンバー、車、車の保険、車庫証明、インターネット、携帯の契約、この旅行が成立する為に整えなくてはいけない事、それら全部どれ程大変だったか？ それを担当したのは私です。 

で毎回毎回到着する街での観光やらアクティビティやら調べ尽くして提案、次の宿への行き方を調べてナビをするのも私です。 

で、今までの4ヶ月がオッケーレベルだったって？ 地元の人たちと交流できなかったから？ で、この先もできそうにないから？ 確かにレストランでオーダーするときに、私がオーダーしてしまうので、ジムの顔が暗くなるのはわかっていました。

んじゃ、なんでもっと楽しめるように自分で調べたり、参加したりしないんですか？  レストランで自分でオーダーしたいのなら、なんでそう言わないんですか？

貴方がエンジョイできるようにって頑張っても、オッケーレベルにしか楽しんで貰えないのなら、もうヤル気ゼロです。 やってらんない。 もう明日から私、調べたりしないから・・・・・。

さっさと終わりにしてアロマスに戻った方が良いじゃないの！ 

最後になってオッケーの旅でした、何んて聞きたくないから。と泣きながら訴えました。

この日、到着してから荷物を家の中に運搬するのが物凄く大変でした。 石段があったんです。本当に苦しかった。 でも、そういうサプライズ、苦労の中にも私は貴方と一緒に時間を共有している事に小さな幸せを見いだして思い出を作っている事が幸せ、 私はそうジムに言いました。

ジムから本当に聞きたかった言葉は、「他の人たちと思うように交流ができなくて、もどかしい時もあるけれど、君とこうして旅をしている事に意味があるから、それでハッピーさ。」そういう言葉が聞きたかった。と、最後の捨て台詞としてジムに言いました。捨て台詞まではカッコ良かったんだけど、この後がいけませんでした。

この後、私は呼吸困難に陥ったのです。 まさしくアルコール中毒です。 目がまわって立ち上がれず、トイレに座ったまま動けない。 呼吸が異常に早くなり、ヒーヒーヒーヒーと痙攣を起こし・・・・。

耳元で救急車を呼んだ方が良いのかい？ というジムの声が聞こえたような気がします。

それから2晩死んだように寝ました。 もう、この旅行は終わりにしても良い。 やるだけやって、この結果だから、仕方ない。 そうぼんやり思いながら寝続けました。 

かたや、小学生の頃の自分の姿が頭に浮かびました。 

血が出る程頑張りすぎて、そのあと、倒れちゃう。 身体が小さくて、クラスで一番小さくて、細くって、だけど負けず嫌いな為に体力の限界を越してまで突き進んでしまう性格。 走った後にゴールでぶっ倒れる子でした。

‘柳の様にしなやかにならないと’  先生の言葉が頭をよぎりました。

また、やっちゃったかな？

頑張りすぎて相手に押し付けちゃったかな？

2日目の夜、私の様子を伺いに来たジムが、「スパゲティを作るから食べよう！」 と。2日間殆ど何も食べていませんでした。 

「No」

「come on!」

テーブルの上にブーケが飾ってありました。 なんだ、こりゃ？ と思っていると、これはバレンタインの日に贈りたかった花だと・・・・。

「大丈夫、僕達、このまま旅をつづけよう。」 ってジムが言ったような気がします。

その夜、ジムが提案してきました。 明日は天気が良さそうだから（福岡県から）広島の平和公園に行こう！ と。

提案してくれるなんて、凄く嬉しい。もうこの旅行、ヤル気ゼロでどうでも良い・・・・って思っていた私はジムの作ったスパゲティと食卓に飾れたお花で、遺憾にも砦が崩された感じ。 でも、もうどうでも良い、って思い続けるだけの体力と気力が残っていませんでした。 

何時もの事なんだけれど、私は頑張りすぎちゃって自分の頑張りを相手に押し付けてしまう。で、ジムはマイペースで、ちょっと想像力が足りない。 で私が命がけで訴えると、何か少しだけ変化する・・・・・。（しない時もあるけど）

福岡から広島まで戻るのは3時間以上かかりますが、せっかくジムが行きたい場所を提案してきたのだもの、是非行かなくちゃ、広島平和公園。早く起きて出発の用意をしました。 2日間完全に落ちていましたが、この朝、偏頭痛の薬を飲んでスッキリした感じが嬉しかった。

出発の数分前に気がつきました。

私たち、3月に広島に3泊する予定になってるじゃない。 忘れてました。今、福岡から広島に行く必要はないのです。

で、急遽行き先を変更。 長崎にしたのです。 

命がけで訴えた私の気持ち、少しは伝わったかな？ 命をかける程でなくてももうすこし、穏やかに自分の気持ちを伝えられたら大人になったね！ って言えるんだと思います。 はい。

福岡県糸島市にある民泊

高校の修学旅行で記念撮影をした平和公園

長崎県の島原城跡公園

島原城跡公園内で見つけた像。 ジムに看板の内容は説明していません。

ただ、ここに立って！ ってお願いしました。

へへへ！ これ、最高でしょ！！！！！「少しは反省しろ！」 って書いてある。

#15 岡山県総社市に到着

石川県からは420キロ走って岡山県に到着しました。 こちらもAir B and B で予約した民泊。 古民家です。

一泊しかしないので、クタクタで到着しても、翌朝又、バタバタと出発だと思うと気持ちに余裕がありません。 北海道大沼で比較的大きい冷蔵庫があったので、食料を買い込みすぎてしまって、冷凍したお肉をクーラボックスに入れて移動してました。 冬なので、結構保存できていましたが、いよいよ汁が出てきたので、これらを料理しないと！ 

運転で疲れているのに、ジムがビーフとチキン、一気に調理してくれました。

家の周りはのどかな田園風景、歩いて5分ほどの所に温泉施設があるというので、夕食後、私は歩いて行ってきました。すごーーく良いお湯でした。

翌日はいよいよ九州！！！

＃14 石川県根上

群馬の次は石川県です。 ちょっとジグザグします。 去年の11月に一気にプランをたてて、一気に予約をいれたのです。 ジムがエイヤー！ って決めていったプランです。 よく考えると、北海道のあとは一気に九州を目指すので殆どの宿が一泊か2泊で、途中長野のキャビンに寄って、夏タイヤに履き替えることなんて考えていなかったのです。

で、夏タイヤは長野の八千穂高原の倉庫に保管されているので、もし履き替えるとしたら群馬の後、石川県に行く前しかありません。 だけど、まだ雪降ってるじゃない！

散々悩みましたが、結局冬タイヤは九州、四国をまわった後、4月か5月に長野に行ってゆっくり交換することにしました。

それが大正解でした。 

群馬を出た後、長野の山小屋に立ち寄って、冬物を倉庫に保管。 アシスト自転車を又キャラバンに積み込みいざ、石川県へ出発。 長野は雪は降っていませんでしたが、新潟辺りから、吹雪に。 道路はアイスバーンで、氷の轍でロキが驚き、ナーバスになる程ガタガタと揺れました。 除雪車が何台も作業していて、その後ろについてしまうと、追い越し禁止なので暫くノロノロ運転が続きます。 

もしも、長野で夏タイヤに履き替えていたら、絶対に石川には辿りつけなかった行程でした。 雪と風、氷・・・・・。

ジムと私は交代交代に運転して、でも、だいたいジムが3分の2くらいは運転してくれます。 

なが〜〜い1日でしたが、無事に石川県根上に到着。 ここはちょっと変わったB and B で、ベッドルームだけを借りて、キッチンやダイニングは他のお客さんとの共有です。 

到着するやいなや、ケージはお持ちですか？ との質問が。 で、ペット同伴は4000円の追加料金だと・・・・。

ここのところ、ペットの追加料金が続きます。 

ケージは持っていませんが、ロキはベッドには乗らないし、イタズラしませんから大丈夫です、と説明。

私が言っても聞きませんが、ジムが『NO』 と言えば、ロキはベッドには乗りません。

2日目、金沢市の観光へ。 高崎のホテルでの荷物の上げ下ろしで私、ちょっとぎっくり腰になってまして、あまり歩けないのですが、金沢だもの！ どうしても市内を歩きたいでしょ。

兼六園と、東茶屋通りだけは歩くことにしました。 

兼六園、やっぱり凄い。 想像以上に素晴らしかった。 梅が既に咲き始めていました。 日本人もルーツみたいな感覚を感じました。 私の体にはこういう文化を受け継ぐ血が流れているんだな・・・・。もう少し歴史に詳しければ、ジムに英語で説明できたのでしょうが、日本史専攻の割に、全然知識がないのが恥ずかしいです。

北海道から本州へ（＃12 岩手県北上市、＃13 群馬県高崎市）

北海道を後にして、函館からフェリーに乗りたどり着いたのが山形県の北上市。 北上川の直ぐ近くにある一軒家、こちらもAir B and B の民泊です。 カスタマーリビューを読むと朝食が料金に含まれているそうで・・・・・。 これは珍しい。

どうやって朝食を一軒家まで届けるのか？ ちょっと不思議でした。だけど、チェックインしてすぐにその謎が解けました。 ホスト／オーナーは同じ屋根の下の一部屋に一緒に住んでいるのです。 びっくり！ だって、そんな事全然記載されていませんでしたから。 一軒家貸切って記載されてました。 で玄関のドアを開けて自己紹介したあとに今度はホストさんがびっくり。 私達がワンコを連れていたからです。 

このAir B and B のキャッチコピーは 『ペットと泊まれる・・・・・』 だったので、当然ペット同伴は言わずともオッケーかと思ったわけです。 ペット同伴だと事前に報告しなかった事を指摘されました。 

それもその筈。 ペットは別料金だったのです。 2泊で6000円も追加徴収されちゃいました。 

なんだかオーナーが同じ屋根の下に同居していると落ち着きません。 スポットレスのキッチン、いっぱい物が入っている冷蔵庫。 いつの間にか、トイレットペーパーの端が三角折になってるじゃない！ これ、絶対にジムじゃない。

というわけで、ジムも私もなんとなく監視されているような気分で・・・・。 2泊だけだったので良かったですが、2日目はできるだけ外で過ごせるように時間を調整したのです。 

2日目は市内の博物館と、鬼の館という鬼関係のお面などを揃えた博物館に立ち寄りました。 なんといっても、他にお客さんがいないから、貸切ミュージアムです。

出発の前の夜から雪が降りだして翌朝25センチ程積もってしまいました。次の群馬までの高速道路が心配でした。 前の晩にチェックした時はやはり通行止めになっている区間があって、早朝恐る恐るチェックを。 

幸い除雪作業が終わったようで、通行止めは解除されていました。 ラッキーです、8時半にスタート。

 無事、群馬県高崎市に到着しました。この宿は民泊がどうしても見つからなかったので、ホテルで犬オッケーの場所を予約したのでした。 あまりに料金が安かったので、覚悟だけはしていました。ジムの第一声、「アフリカ以来だね、こういうサッドな感じのホテルは・・・・・。」ジムでさえそう言うんだもの・・・・。

やっぱり！ 元ラブホテル、で、現在は安価なビジネスホテルに変身。 変身と言っても、何も改装はされていなくて、昭和の香りがプンプン。 受付は昔のまま、パチンコの両替所みたいに、お互いの顔が見えないように小さな窓が開いてるだけ。

空室状況がパネルで見られて、空室のボタンを押すと、鍵が出てくるシステムもそのまま・・・・・。私達は事前に予約してたのでちゃんと受付の窓口から鍵をもらいましたけどね・・・・・。

今回は何も知らないジムがホテルズドットコムで予約したので、間違えて禁煙ルームを予約してしまい・・・・。

なんともタバコ臭いというおまけつき。 

駐車場は最近、車上あらしの被害があったという事で、荷物はできるだけお部屋に運んで下さいといわれ、カートを借りて4往復。 調味料や、シリアルなどはキャラバンの荷台に置いたままにしました。全部運んでたらお部屋での居場所がなくなっちゃいますから。

一泊だけなので我慢です。

ただ、驚いたのはこのホテルのドア！  刑務所映画に出てくるあの、独房のドアにそっくり！ 思わず写真撮っちゃいました。 廊下にずらりと並ぶ独房の窓口。 圧巻です。 昔のラブホテルってこういうドアでしたっけ？ 食べ物とかオーダーしてこの窓口から入れて貰うのですかね？ ちょっとイメージがわかないんだよね。見たことある人います？

北上川の直ぐとなりにある民泊

鬼に金棒っていうやつです

こういうキャラクターを集めたは博物館ではなくて、もっとこわ〜〜いお面が並んでいるんですよ、中は。

ただ、怖くて写真に撮れなかったの。 最後に鬼太郎が居たのを見てホットしているところ。

一見の価値があります

お部屋では良い子にしてましたよ、ロキちゃん

群馬県高崎市のホテル（昔のラブホテル）

函館七飯スノーパーク

今日2月13日、先日ロキを連れてゴンドラに乗った函館七飯スノーパークで、ガイドさん付きのスノーシューウォーキングに行ってきました。  こちらでの滞在のメインイベントです。

天気は快晴！ スノーシュー装着での霧氷ツアー。 ロキは連れて行かないと決めました。 そのせいなのか？ ジムがイマイチ乗り気でない・・・・・。 話さない、喋らない、カメラの方に顔を向けない・・・・。

ガイドさんが言うには、滅多にないという雲一つない快晴で、気温も暖か。 暖か過ぎて霧氷と呼ばれる木の枝が雪で覆われる景色は見られませんでした。 でも、先日、ロキを連れて山頂まで行った時に見られたし、今日のウォーキング、自然の織りなす雪のマジック、他に誰も人気がないという贅沢な貸切絶景！ このウォーキングツアーは始まったばかりで、まだ周りに広まっていないのだそうです。ガイドさん、ジムを見て、初めての外国人のお客さんです！ と喜んでいました。 どんどん、宣伝してほしいと。

私達はスキーヤーが滑っている場所のもっと上まで山の頂きを歩いたので、誰も歩いていない手付かずの雪景色を独り占めし、そして新雪の上を闊歩できたのです。  高度が上がるに連れて、雪質や周りの木々の風景が変わります。 ま〜〜るい雪の玉が枝にくっついている木が芸術的で、思わず、「マシュマロだ〜！」 と叫んだ私。 

これにガイドさんが痛く感動して、「“マシュマロの丘” と命名させて頂きます。 」アメリカからいらした、ジムさんとトモさんが名ずけ親。 これからのお客さんには“マシュマロの丘” と説明します。って。

このツアーには最後にランチがついています。 ピークカフェと呼ばれるカフェで、ハンバーグか、生姜焼きか、どちらかを選択してくださいと言われていました。 すると、喋らなかったジムが「味噌汁はありますか？」って聞いたのです。

「味噌汁はないの、ハンバーグか、生姜焼き、どっちかなのよ。 」既に何度も2つのうちのどちらかだよ、って説明していたのに・・・・イラッとする私。じゃ、君と同じ物をって・・・・・。

サーブされたご飯にはいっさい手をつけなかったジム。 このまま帰るんじゃなんだか気がひけます。最初からライスはいりません、と言えば良かったのに。

ジムの手付かずのライスのお皿を、私は自分の方にひきよせると自分の殻になったライスのお皿に重ねてジムの

ライスも黙々と平げました。 なんだかな？ 

だけど、だけどです！ジムが固まっているにも関わらず、お料理が出てくるまでの間に「It’s a  nice day」 と言ったのです。 ちょっと耳を疑った・・・・・・。

だって、喋らない、笑わない、カメラに目を向けないとナイナイずくしだったのに、ナイスデ〜って言った？ 確かに言った！ 

これはもの凄い進歩です。 

出先でのこう言う状況は何十回も経験してきました。 調子が上向きでなくても、既にスケジュールしてしまっているイベントは実行するしかありません。 で、ナイナイ尽くしで私をイライラさせるのですが、It’s a nice day だって〜！

初めてのこの発言には深い意味があります。 イベントを私と一緒に楽しく過ごしたいと本人は思っているのだけど、脳内物質のアンバランスで本人の意思に関わらず固まってしまう事がある・・・・と、私のカウンセラーの先生は言っていました。 だとしたら、私はできるだけ優しく見守ってあげたいのだけれど、こういう時、ものすご〜〜〜く嫌な奴になるんです。 意地悪に。 で、私が耐えきれなくなって爆発するってのが何時ものパターン。

で、今日のIt’s a nice day は20年の結婚生活の中で始めての展開。 

ギリギリセーフで大爆発しなくて本当に良かった。 

明日がバレンタインズデーでだって事も関係しているかも？ ここで大喧嘩をしたくなかったから、It’s a nice day だったのかもしれないです。 だけど、それを固まりながら口に出したって事に意味がある！

帰り道、セブンイレブンでキャッシュを引き出した私は、ジムが店内をウロウロしながらそれでも何も買わずに出てきたのを見てました。 で、ジムが言うには「フラワーは売ってないのか・・」 と。 はは〜、明日のバレンタインの為に花束を買いたかった。 だけど、売っていなかった。 「だって、日本のバレンタインは女性から男性にチョコを送る日だもの、男性に花束を送らないでしょ？」 

さ〜、明日までにどれくらい解凍できるのか？ 明日の夜は歩いて行ける小さな地元のレストランにディナーの予約を入れています。で、明後日は出発です。

マシュマロの串団子

大きなマシュマロ

雪見大福 ！

向こうに見えるのが駒ケ岳

大沼国定公園の遊歩道

大沼国定公園内の湖畔には小さな島が無数に点在しています。 湖は凍っていて、その上に雪が積もっていますから真っ白なキャンバスのようです。 氷上をスノーモービルで走るツアーや、わかさぎ釣りなんかもやっています。 だけど、お客さんが殆どゼロ。 お土産やさんも皆閉店しています。

湖畔沿いの小さな島と島を橋が繋いでいて遊歩道になっています。 ロキを連れて島巡りコースを歩いてきました。 素晴らしいの一言。  所々、凍っていない場所もあるので歩道を逸れないように気をつけて歩きます。落ちたら大変です。とにかく他に観光客がいないのですから、大自然の景色を独り占めです。 なんと贅沢な。

ロキの幸せそうな顔が印象的でした。

 今の民泊にチェックインした時にアップル商品券という金券を11000円分頂きました。 これ、ローカルでしか使えないのでここに滞在している間にレストランやセブンイレブン等で使わせて貰おうと喜んだのですが、お店が閉まってるのよね・・・・・。 到着した日に歩いて行った小さな小さなご飯やさんで、鍋焼きうどんと天ぷら蕎麦を夕飯に食べてそこで商品券を使わせて貰いました。だけど、まだ9000円分残ってる。

で、今週土曜日に予約したスノーシューのツアー、ランチやゴンドラの費用もかかるので、こちらで使わせて貰おうと思います。 問い合わせたところ、オッケー！ とっても有難いです。

＃11 大沼町に到着

札幌では鍵を失くし、心身ともに疲れ果て、偏頭痛、そして夫婦喧嘩。 と、最後がかなりドラマチックな幕引き。

結局失くした鍵はみつからず、出発の朝もう一度警察署に電話して誰かが届けてくれていないか確かめましたが、No Luck。

仕方ない、そのままアパートは鍵をかけずに出発です。

札幌から大沼町まではいくつか行き方がありますが、まだ通った事がないルートで行こう！ という事になり、小樽経由のルートを選びました。 こちらだと有料道路以外に国道を長く走る事になります。 札幌をスタートした頃から雪が本格的に降り出して、前が見えない程凄かった。

途中、国道229で岩内町を通り越し、寿都町という所で風力発電の風車が海沿いに並んでいるのが見えました。それが吹雪の中荒々しく回っている風景は、凄かった。 車を停めて写真を撮ったのだけど、吹雪いていたのでちゃんとが写りませんでした。 こういう風景を観ると、あ〜今私、冬の北海道にいるんだよね、と思うのです。 感動的な風景でした。

少しだけ風車が見えますか？ 

ジムが撮った写真の方が良く写っていました。 

大沼町を選んだのはジムでした。 来週又、函館からフェリーに乗って大間に戻るので、函館に近い場所に滞在する事にしたのです。 大沼国定公園の直ぐ側の民泊はやはりAir B and B で選んだのですが、これがとっても良いのです。 ホテルより使いがってが良い。 大きな2世帯住宅で、一階を使わせてもらっています。 もちろんワンコオッケー。 ベッドルームが2つあり、大きなキッチンがあります。 小さいけど座敷もあります。 何が良いって暖房施設がちゃんとしているので、廊下でも寒くないし、トイレも暖か。 乾燥室まであるので洗濯物もすぐに乾きます。 1週間滞在して移動ですが、ここで心身ともにリフレッシュしたいです。（マッサージチェアーがあるのよ！）

ここではホストさんに勧められたスノーシューで樹氷を見に行くツアーに申し込みました。 3時間半のツアーはゴンドラに乗って山頂まで行き、そこでランチ。 樹氷が見られるシーズンなんだそうです。 ロキはお留守番かな？

周りには色々なレストランがあるのですが、どれも殆どがクローズしていて、がっかり。 今日は30分車で走って食料の買い出しに行ってきました。 1週間分です。 

今週の日曜日はバレンタインですよね。 ジムは今年は日本式だよね〜！ って喜んでますけど、私は安いチョコレート以外何も用意していないんだけど・・・・・。 チョコレートだけだったよね、日本式のバレンタインは。 

写真は到着した民泊。 と朝の散歩風景。 明日は公園内の凍ったレイク周辺にあるトレイルを歩いてみたいと思います。

夜の散歩・・・・凍ってる大沼湖にたっていた看板

PS； 今日は買い出しの帰りに‘ラッキーピエロ’というハンバーガー屋さんでランチをしました。 函館のソウルフードとまで呼ばれる名物のバーガー屋さんのようです。 函館に居た時は行かなかったのですが、大沼町の近くで見かけたので寄ってみました。 私、チーズバーガーをオーダーしたのだけど、え〜〜〜〜？ っていう感じでした。 一番人気はチャイニーズチキンバーガーだそうです。 そちらをオーダーすれば良かったかな？ とにかく〇〇〇〇なかった。