2022年7月30日土曜日

アクシデント

日本語でアクシデントと書くと、何やら事故が起こったように聞こえてしまうけど、これ英語で“粗相“の事を言います。
LOKI had an accident on the living room floor.

朝起きると、寝室からダイニング/リビングルーム に続くフロアが濡れていました。 ジムがタオルで拭いている所に私が起きてきました。
明らかにオシッコです。 匂いが少しだけしましたから。

そういえば、去年の夏東京オリンピックを期待して宿泊した杉並区のAir B and B で、ロキが粗相をしたのもこの時期でした。 ベッドルームのベッドの横に水溜りが・・・・・。
あの時は数日後に真夏日の公園でロキが倒れて大騒ぎしたのです。 結果、ジムがロキに与えていたレーズンが原因だった事が判明。
ジムはまだ認めたくないようですが、レーズンを食べると急性の腎不全を起こすらしく、ロキは少しずつですが毎日のようにお父さんからレーズンをもらっていました。 ジムは化学的根拠が判明されていないので、認めたくないようですが、チョコレートや玉ねぎと同様、とても危険なのだそうです。 

で、今朝の粗相は何が原因だったのか? 昨夜は夕食のあと7時頃にトイレのために公園まで行きました。 
で、その後私たちは映画に出かけてしまい、10時半頃に戻りましたがその時ロキを外に連れて行きませんでした。 7時が最後のトレイという事になります。 これは日常のパターンです。 
なのになんで粗相したのか? トイレに行きたい時はソワソワして、鼻を鳴らします。 だけど、お父シャンもお母シャンも寝ていたから、トイレに行きたいと意思表明できなかったのでしょう。 寝ていると起きるまで待っている子なので。

かわいそうに・・・・。

ジムはガーデン用のホース&ノズルをオーダーしました。 パークの池にロキが飛び込んでドロドロになり、アパート内に連れて入るもの躊躇された状態だったので、ドッグランに連れて行って、そこの垣根にある水撒き用のノズルから強引に水をバケツに汲み取り、その水でロキを洗いました。 そもそもこのドッグランには犬を洗う為の蛇口は設置されていないのです。 垣根の木々に水をあげる為、ドッグランの地面をお掃除する為のノズルがありますが、私達ドッグランを使用する人達用ではありません。

でも、ジムにとってはそんなのお手ものもの。 ノズルを操作して水をバケツに溜めて・・・・・。

で、早々にアマゾンでノズル付きシャワーヘッド付きホースをオーダーしてました。

それが届いていたので、ジムはロキをドッグランに連れて行ってシャワーしよう、と言い出しました。

う〜〜〜ん、他の人がどう思うか? アパートがどう言ってくるか? 
そんな事は気にしない、ジム。 

今朝、アパートのドッグランには既に3名のオーナーと犬達が居ました。 私達が入っていくと、皆、何が始まるのか? 戦々恐々。

ドッグランの片隅でジムはホースを繋ぐと、人工芝にこべりついているワンコのウンチマークを水の圧力で洗い流しバケツに水を汲み、シャンプーを入れ、ロキの足とお腹、背中を洗いました。 2人の手際がよかったので、ほんの10分で終了。 皆さん、唖然として見てましたね。 なんでグルーマーに連れて行ってシャンプーしないのか? って思ったかな?

普通の蛇口さえ設置されていないドッグランで、ワンコのシャンプーを。 こんな事をした住人は私達が初めてだと思います。、タオルで拭いた後、ロキの体を乾かす為にジムはロキをお散歩に連れて行きました。

ジム曰く、「アパートのシャワールームでシャンプーするより、全然簡単だった〜。」
私は心の中で、なんだい? バスタブでシャンプーするのは何時も私なのに・・・・・。

この先、アパートから勧告が来るかもしれないです。 ジムのジムらしい行動でした。 
 





2022年7月29日金曜日

ランニング

ニューヨークに住んでみると、この町でランニングをする人の数に驚かされます。 セントラルパークを走っている人の数は、週末ともなるとなんだこの行列は? と思うほど凄いです。 マンハッタンは言わずと知れた大都会ですが、その中のオアシス的存在のセントラルパークは、東京ドームの68個分もの面積があるのだそうです。 南北に4キロ、東西に0.8キロの人口的に造園された公園です。 

とにかく大きいのです。 

でこの公園内でも多くのイベントやレースが行われます。 マラソン大会も数多くスケジュールされているようです。
ジムは11月6日に行われるマラソン大会のボランティアに立候補したようです。 え? 走るんじゃないの? そう思ったのですがボランティアだそうです。

なんだか先日のトライアスロンを見てから、ニューヨーカーの様に自分も走りたい衝動に駆られていた私は、ジムを誘って公園内を走り始めました。 

(テニスもしたいのだけど、テニスは6時前に起きて、テニスコートの予約に走らなくてはならず、それに日中が暑すぎて、ちょっと・・・・。)

15分のランニングから始めて、毎回5分ずつ時間を伸ばしながら走っています。  最初は腰とお尻周りの筋肉が硬直して腰痛がマックスになってしまいましたが、ヨガで筋肉をほぐしてみたら腰痛も激減しました。

ジムは毎日プールで1時間泳いでいますが、その後に私に付き合って一緒に走ってくれます。 ロキは暑すぎるのでお家で留守番です。

今日は30分走る予定です。 15分進んで、15分戻る。

ランニングショーツをオーダーしたので、それが到着したら走りに行こう! まずはともあれ、形から入らないと楽しくない。

なんでこういう気持ちになったかと言うと、アロマスに戻ってからの自分がちょっとイメージできなくて・・・・・。
そんな時にカリフォルニアの友達(4月にここに遊びにきて暮れた友達)が地元で10キロのランニングイベントに参加し、完走したっていうメッセージが来て、それに刺激されました。 来年は一緒に走りましょう! と誘ってくれました。 今から始めれば、来年の秋には10キロ走れるようになるかな〜!

ダイナーで朝食を取っている時です。ロキはお父シャンからベーコンをもらって、その後
良い子で待っていてくれました。

日が沈んだ後の夕焼けショーです。 毎日違います。






2022年7月24日日曜日

ニューヨーク トライアスロンレース

7月24日、今朝は6時前に起きてアパートの近くで行われるトライアスロンレースを見に行きました。 この週末はこの夏一番気温が上がるらしく、レースは早朝からスタートです。

なんと言っても興味があるのはハドソン川でのスイミングです。川の流れが北に向かうそうで、その流れに沿って1500メートル泳ぎます。
その後、40キロの自転車、そして最後が10キロのランニングです。

参加者はウェットスーツなしでハドソン川を泳いでいました。 水が綺麗とはお世辞にも言えない感じ・・・・。 参加者がコースから外れないようにセキュリティーの人がボートや水上カート(?)の様な乗り物で見守ります。 コースを外れそうになると大声で「もっと右によって〜」と何度も叫びますが、夢中で泳いでいる参加者にはなかなか聞こえないようでした。

カリフォルニアでジムのトライアスロンレースを何回か応援しましたが、カリフォルニアでは皆ウェットスーツを着て海に飛び込んでいました。 ハドソン川の水温はそれ程冷たくないのかな? 

スイミングを終えた選手達は水着姿のまま、自転車レースへ。 被っているバイクヘルメットがエイリアンみたいな形で、ビュンビュン飛ばしてコースを走る姿はカッコイイ〜。 40キロ走るって結構大変です。

自転車を終えたあとは、ランニングです。 街中を走ってセントラルパーク内に入ります。 街中ではこれでもかという数のポリスが出動していました。 道路は通行止めになっている所も幾つかありましたが、ランナーが走って来る時だけ通行止め、となる所が多かったです。 そうやってレースと交通とを両立させているのは流石です。

公園内もしかりです。 何時もの日曜日の朝と同様、ランニングをする人たち、自転車をこぐ人たち、沢山の人達が公園内の舗装路を通ります。 そこにトライアスロンのゼッケンをつけた汗だくのランナーが合流してきます。 ここも見事に道をシェアしていました。 
「ランナーは左のコースヘ〜」と叫んでいたのはボランティアの人でしょうか? 

大勢のポリスとボランティアに支えられながら、トライアスロンは揉め事なく、スムーズに進んでいるようでした。

さすがに日曜日の早朝だからなのか? カリフォルニアのレースと比べると静かでした。 カリフォルニアのレースは日中のせいか、音楽がガンガン鳴り響き、沿道の声援も物凄くてお祭り騒ぎです。 NYのレースはなんだかな? 全然雰囲気が違いました。 お上品な感じっていうのかな?
街中の早朝だからですね、きっと。

ジムと私はレースを沿道で見ただけで、なんだか自分達がエクササイズしたかの様な錯覚を覚えて、「さ〜パンケーキを食べに行こうか!」とちゃっかりダイナーに向かいました。 全然運動してないのにね。 ところが、時刻が早すぎて、ダイナーはまだオープンしていませんでした。 仕方ない、アパートに戻りました。

ウィンブルドンやUSオープンテニスなんかをTVで見ているとテニスをしたくなるのと同じで、トライアスロンのレースを観戦した私たちは、何か体を動かしたくなりました。 

ジムはプールへ。 私は? アパートの部屋でエクササイズします。


ここがスイミングのゴールです。


バイクの左がわを走るランナー。 街中からセントラルパークへ向かいます。

朝早いので、あまり人通りがないです。

公園内を歩いてアパートに戻ります。この時間はリードなしでオッケー。













































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2022年7月23日土曜日

パッケージ

ザッポスにオーダーしたジムのパンツ、迷子になって誰か他の人が受け取ってしまい、それ以上追跡ができません、ということでザッポスが直ぐに新しい物を送ってくれる続きをしてくれたのですが・・・・・・・。

その迷子になって誰かさんが受け取りのサインまでしたパッケージがwrong addressとか書かれて、新しいラベルが貼られて今日、アパートに配達されたのです。
え? これって再送分? 検索してみると、トラッキングナンバーは最初の物で、オリジナルの発送分が届いたと言う事です。

あちゃ〜〜〜、これどうするよ? で、プールから戻って来たジムを捕まえて、ウムを言わさず try it on.

だめだ、小さい。


最悪です。 思っていたサイズよりデカかった。 どんだけ太ったんだ!
と、言う事は明日、またこの小さすぎるサイズのパンツが2つ届くと言う事です。

全部返品です。

で、もう1サイズ大きいものを改めでオーダーしないと。

ザッポスの返品はアマゾンよりちょっと手間がかかるんだな〜。
アマゾンだとお隣のビルのアマゾンカウンターに持って行くだけで、箱詰めを要らないんだけどね。

意外だったのはジムが嫌がらずに私の勝手にしたオーダーを受け入れてくれそうなことです。(嫌がるかと思ってた。)

だって、35度の暑さでジーンズ履いてボランティアは見てるだけで、汗疹ができそうなんだもの。一つはボランティア用、もう一つはコンサート用です。


General Grant グラント将軍

今日7月23日土曜日、アパートから歩いて行ける距離で自転車レースが行われると言う事で、ジムと2人、見学に行きました。 途中ベーグル屋さんで遅い朝食をとりながら、20ブロックも歩いたんだわ・・・・!

前回の自転車レースは地下鉄に乗ってロキも一緒に行きましたが、今日は何しろ暑いのでロキはお留守番。 でもレース会場に着いてみると木陰が多く、とても良い場所でした。 それに直ぐ隣に大きな建物があって、私はそちらの方に興味を抱いたのです。

レースはGrant’s Tomb Criterium という名前がついていて、なんだこれ? って思ったのですがその意味がわかりました。
レース会場がGeneral Grant Memorial という記念館の隣だったのです。 で、グラント将軍っていうのは、南北戦争の北軍の将軍で、アメリカの50ドル紙幣に描かれています。 かつ18代大統領を務めた方。 その有名な将軍のお墓がここマンハッタンにあったのです。
まさか、中には入れないだろうね? って思ったのですが入れました。 で、そこにはグラント将軍と奥様の大きな棺桶が置かれていました。 これ、結構衝撃的。 火葬せずに葬らられてここに眠っているのだそうです。

で、係の人に尋ねたところ1885年7月23日に亡くなられたという事で、今日はその命日です。 137年前ということ。

何も知らず今日のバイクレースを見にきて、何も知らずに引き寄せられるように中に入ったら、グラント将軍夫妻のコフンがあったのです。で、今日が命日。

昔知り合いが、ジムはこの将軍に似てるよねって言ってた事があって、そう言われてみるとちょっと似てるところがあるかな? 
なんだか不思議な気分でした。 この自転車レースの情報を知って私を誘ったジムでさえ、グラント将軍のメモリアル(お墓)がここマンハッタンにあるなんて知りませんでした。 偶然です。

ウィキペディアによると、1879年に訪日されていて、日光東照宮も参拝されたそうです。 天皇しか渡ることを許されたなかった橋を渡ることを特別に許されたものの、恐れ多いと固辞された事で高い評価を受けることとなった、そうです。

日光東照宮の橋と言えば、神橋のことですよね。 私のお爺ちゃんが務めていた金谷ホテルの隣にあるあの赤い橋ですよね。
1879年だと、まだお爺ちゃんも生まれてないですけどね。



グラント将軍のお墓での競技会 とでも訳すかな?

木陰の向こうに真っ白な宮殿のようなお墓がありました。


グラント将軍とその奥様が眠っているお棺です。

確かに似てる。

うんうん、似てる。超似てる。


高層ビルと教会の間のカーブを勢い良く曲がりながら何周もします。
暑いよ〜。


















2022年7月22日金曜日

Covid-19 第7波

日本のニュースはオミクロン株による第7波のニュースで持ちきりです。 一日の感染者数が18万人を超え、過去最高だと。
この数字は全米の新規感染者数を超えています。 現在のアメリカでは12万人程ですから。 それも全米ですから。

日本政府は非常事態宣言を出さずに乗り越えようとしているようですね。 現場、特に学校や幼稚園のクラスターの心配をしなくてはいけない保護者や経営者はさぞかし頭が痛いことだと思います。 
ここまで広がると、何時、誰がどのようにして感染してもおかしくないので、やれ、濃厚接触者だなんだと紐付けしていたらキリがありません。 体力より精神的に参ってしまいそうです。 

そしてこの猛暑。 

こちらは日本程ピリピリはしていませんが家族の中でステップさんとその母親、ジムのお姉さんも陽性となりました。 皆自宅で解熱剤を飲んで乗り越えています。 皆、ワクチンをしていた人たちです。
私とジムは既に4本のワクチンを摂取済みですが、いつか陽性となっても驚きません。 毎日エレベーターに乗っているし、映画にも行くし、野球観戦にも行くし、美術館にも行っています。 


私の友達が12月にNYに遊びに来る予定ですが、それもちょっと分からなくなってなってきました。 幸いチケットはまだ発券していなかったとのこと、変更やキャンセルもありです。 旅先で病気になる事程心細い事はないですものね。 10日間自宅待機していれば良いにしろ、そうなってしまった場合は何のためにNYまで来たのか分からなくなってしまいますから。 10月に予定している兄と姉の訪問もこの分だと分からなくなってきました。 今現在の状況は日本よりアメリカの方が安全と言えます。 しかし数ヶ月後にはどうなっているのかが分からない。


話は変わりますが、ジムの夏用のパンツ(長ズボン)を私が勝手にオーダーした件。 いつもはAmazonなのですが、今回はZappos.
で、2day air という超早い宅配で届くはずだったのもですが、デリバリー完了しました〜、予定通り、オンタイム〜、というメールがきたにも関わらず、パッケージが届きません。 
あちゃ〜、私が住所を入力した際になぜだかアパートの番号をストリートアドレスの前に入力してしまったようで、その為に何処かに迷子になってしまったようです。 迷子と言うより、違う場所に配達されて、誰かが受け取りのサインをしています。 これ、最悪。

迷子になれば送り主に戻されたものの、そうではなく他の人がまんまと受け取ってしまったのです。 私の名前が書いてあるにも関わらずです。

直ぐにキャリアーのUPSに電話しました。 オンラインのリサーチでは発見できなかったので、払い戻しの手続きをしてくださいと言われました。 これがまた、3枚の用紙で難しくて・・・・・。 一応ジムにも見せてヘルプしてもらおうと思ったところ、ジムが言うには、この用紙は君宛てのものではなくて、送り主が書き込むやつだよ・・・と。

?????? 

なんでzappos に電話しないの? ザッポスに電話して、違う場所に配達されて私の手元にないって事を言えば済むことでしょ? と。

はい、そうしました。 
するとですね、Zapposのカスタマーサービスはものの1分で、わかりました、もう一度送り直しますので、しばらくお待ちください。
品物があるかどうかチェックします、と。

1分待たされて、そのあと再送手続きが済みました。 3日後のお届けです、って。 最後に住所の確認のときに、アパートのナンバーをストリートナンバーの後ろに書いてくれるようにお願いして、全て終了。

と、ま〜こう言う事でした。 私にしてみると、アパート番号を最初に書いちゃった私のせいで品物が届かなくて、誰か他の人が受け取っちゃった。 それって私が悪いって思うわけです。
ところが、ジムに言わせると、違う場所に配達されて、誰かがサインして受け取っちゃったのだから、君のせいではない。 届かなかったという事実だけを訴えれ良いと・・・・・。

この考え方、20年経ってもなかなか慣れません。 

最後にジムが「君の代わりに荷物を受け取った人も、チャビー(太った)な旦那がいる人だと良いけどね。」だって!

(Zappos.com は靴のオンラインショップでしたが、今では他の衣類も扱っていて、返品が自由、翌日配達の便利なベンダーなのですが、アマゾンが買い取ったのだそうです、この会社。 )

今回私みたいに品物が届きません、誰か他の人が受け取ってしまいました、っていうの、詐欺にならないの? って思いますよね。
何度も何度も再送をお願いしていたら疑われると思います。 でも私はアマゾンでもザッポスでもとても良いカスタマーですから、問答無用で私のリクエストが通ったのだと思います。 そういうおおらかなところ、私は好きです、この国。


2022年7月20日水曜日

火事

ここマンハッタンのアパートの窓はかなり強力な防音が施されているようですが、それでも毎日、朝から晩まで消防自動車と救急車のサイレンがけたゝましく聞こえてきます。 
と、言うのもアパートがコロンバスストリートという大通りに面しているからです。 それに消防車が待機している消防署が直ぐ隣なのです。 鎮火用の消防車と梯子車とがいつも待機しています。

昨日はステップサンが帰ってから最初のレッドクロスボランティアの日でした(ジムです)。 で、8時半に出勤。 不機嫌だわ〜。
で、私は鬼のいぬ間に洗濯・・・・・。 洗濯と掃除をしていました。 すると10時ちょっと前に携帯がなりました。 ジムからです。
このアパートの直ぐそばが火事だと言うのです。 煙が見えないかい? そう訊かれました。 とにかくこれから出動するから、と。
今朝は、やけにサイレンがけたたましいな〜って思いながら掃除機をかけていて外の気配には気を配っていませんでした。

ロキを連れて外に出てみると、通りには10台近くの消防車と梯子車、救急車が入り乱れて停まっているではないですか。
火事があったのは毎日通っている通りに面した煉瓦造りのアパートです。 私が外に出た時は既に鎮火、救急車も去った後でした。

周りに居た人に話を聞くと、消防士が窓を破って煙を外に出したと・・・・。 怪我をした人がいて救急車で運ばれたと・・・・。

ジムに通りの様子を写真で送りました。 
ジムたちレッドクロスの仕事は火事が鎮火した後、現場に行って焼け出された人に必要な物資を供給することです。 

こんなに一杯のファイアエンジンが停まっていたら、レッドクロスの車はどこに停めるのかしら? そう心配になる程、通りは混み合っていました。 

私が見ている目の前で、赤いテントが手早く組み立てられたかと思うと、そこはファイアFighter達の給水所でした。 皆が紙コップで水を飲みに来ていました。 この日は特に気温が上がり35度予想でしたから、重装備のファイター達は重たい装備を身につけかつ、酸素ボンベなどを担いで乗り込むわけだから、それはそれは重労働。 補給が必要です。

もしかして、ジム達の車を見つけられるかも? と探しましたが、やはり無理でした。 諦めて、ロキと二人アパートに帰ろうと角を曲がった時です。 後ろから呼び止められました。 「TOMO~, LOKI~」 振り向くと、今朝不機嫌な顔で出ていったジムがヘルメットをかぶって立っていました。 ロキはお父シャンの顔を見て猛ダッシュ。 

やはり仕事をしている時のジムは別人のようで、カッコ良いなってそう思いました。 家に居る時と全然違う。

火事の現場に既に入ったそうで、現場はアパートの3階。 負傷者は1名。 中は衣類がごった返していたとのことでした。

レッドクロスチームはこの後、また本部の事務所に戻り、その後、もう一件の火事に駆けつけたそうです。 

やはり人の為に働く事は、心身ともにも健康になる事なのだなってそう思った1日でした。 ジムを見ていると、レッドクロスの日はいい顔して戻ってくるし、ぐっすり早寝してます。

そうそう、この日は路上駐車のトラックを移動させなくてはいけない日で、ジムがいなかったので私が90分、トラックに待機していました。
火事が直ぐそこで起きたし、今日はお掃除トラックは来ないのでは? なんてたかを括っていましたが、来ました! 轟音と共に。

私の両側に停車していた車がいち早くエンジンを掛けて、通りの向こう側に一気に直進したので、あ〜〜〜こう言うことね。 私は両脇の車が移動した間の空間に自分のトラックを直進させました。 すると物凄い速さで、私達3台の移動したスペースにスウィーパーが滑り込んできて、道路のエッジをお掃除。 瞬く間に次の場所へと移動して行きました。 

これを週に2回やってます。 車の中で待機していないとチケットを切られる事があるんです。 チケット代の方が駐車場料金より安いので、待機していない人も結構いますよ。


右側のレンガのアパートが現場です。

鎮火した後もファイターたちが待機しています。

ファイター達用の給水所。


お〜〜〜、ちゃんと働いてる〜。 機嫌良いし。

お父シャン、これ、なんですか?















2022年7月18日月曜日

自由の女神

話が前後してしまいますが、自由の女神像を見に行った話を書き損ねている事に気づきました。

7月11日月曜日、午後3時からのフェリーをオンライン予約した私達は、地下鉄でバッテリーパークまで行きそこからスタチューアイランド行きのフェリーに乗って、自由の女神をまじかで見ることができました。

 考えてみると20代の頃バージニアで働いていて、その時に日本から家族が遊びに来てくれて、父と母、(確か兄と姉もいたと思うのだけど)フェリーに乗って自由の女神見学に行きました。 でもその時はフェリーからの見学だけで、島には降りなかったのです。 なので、今回が初めてのアイランドツアーです。

自由の女神について殆ど何も知識がなかった事が良くわかりました。 この女神像はフランスから送られたプレゼントなのだそうです。
アメリカが独立して100年が経った時に独立運動を支援したフランス人の募金から作られて、1884年パリで仮組みされ、それをまた214個の部分に解体してフランス海軍の船でアメリカまで移動させたのだそうです。 台座は? これはアメリカ人がアメリカで作ったものだそうです。 

右手には松明、左手には独立宣言の書を持っています。 表面に July 4th 1789 と書かれています。
で、ちょっと驚いたのは女神の足元です。 ちぎれた鎖と足枷があって、それを女神が踏みつけているのです。 一歩足を前に出しながら。
これは全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを象徴しているのだそうです。 女神の足元までちょっと目が行きませんよね。 上から見ないと確認できないようです。


女神の王冠には7つの突起があって、7大陸と7つの海に自由が広がるように・・・そう言う思いが込められているそうです。


女神の大きさは。本体のみトーチの先までが46.05メートル、台座も含めると地上からトーチまで93メートルもあるのだそうです。 総重量が225トンだそうです。 
私たち、女神の台座部分まで入ることができました。 階段です。 台座の一番上まで上がり、そこから外に出られるようになっていて、写真を撮りました。

台座の一番上から外に出たところ。 ちょうど女神像の真下になります。グルリと一周できます。














最後の2つの写真はまるで女神と一緒に撮ったように見えますが、ミュージアムにあったパネルです

アメリカの象徴である自由の女神像ですが、その歴史がとても面白かった。  できたら王冠の中まで入ってみたかったのですが、パンデミックのせいで、現在は入場ができないようでした。

人々の思いと願いがぎっしり詰まった女神の像のその顔はフェミニンと言うより、むしろ男っぽい印象。 そこがまた良いんだな〜。
観光客で物凄く混んでいましたが、参加してよかったです。



















2022年7月15日金曜日

野球観戦と観光バス

ステップサン滞在中です。 ステップサンはインドアボーイで、今日は何をしたい? って聞いた場合、本音では一日中家にいてコンピューターゲームをしていた人です。 大都会が嫌いだし・・・・。 でもお父さんを喜ばせる為にカリフォルニアからやってきて、何か楽しいことをして思い出を作ろうとしています。 ですが、段々やることがなくなってきて、毎日の計画作りが難しくなってきました。 (30分歩くのは辛いようなので・・・・。)

ヤンキーススタジアムでの野球観戦は得に野球が好きだという訳ではないのですが、球場の雰囲気を味わって、初夏のNYの夜を過ごそうというアイディアです。 夕飯は球場内でのホットドック。 ヤンキースとレッズのゲームでしたが6回までで席を立つことにしました。
球場は80%は埋まっていたと思います。 この人達が一斉に家路に着くとなると地下鉄の駅の混雑具合が懸念されます。 早くに退場して正解でした。
後ろの席に座った家族がかなりワイルドで、子供が私の座席の背もたれをドンドンと蹴るので、どうしよう? お母さんも子供達も声援の声が半端ない。 球場の応援の常連客なのでしょうね。 あまりに凄いので、反対に私、気持ちが萎えちゃいました。




翌日、いよいよやる事がなくなってきて、ジムも考え中・・・・・。 Air B and Bに予約を入れるとAIR Bが主催するローカルのイベントに参加することができます。 例えば、マンハッタンのエアビーの予約があるとすると、マンハッタンに精通する人が小さなツアーを組んで、そこにゲスト達が参加できる、そんな感じです。 有料ですよ。 それで、ジムは必要ないのだけど、来年の予約を入れました。 これは後でキャンセルします。 
すると、マンハッタンでできる小さなツアーが色々出てきました。 例えば、フードトラックで売られている食べ物を試食するツアー、チャイタウンで美味しいものを食べ歩きするツアー、ピザのお店でのサンプリングするツアー、等など。その他サイクリングだとか、ハイキングだとかももちろんあります。

数多く出てきたツアーの中から、まずはNYのアーキテクチャーを見ながら説明を受けるというツアーに申し込みをしました。 これは最後の日です。

で、昨日はどうやって過ごそうか? ということで、ジムはフードトラックの試食ツアーかピザの試食ツアーのどちらかにしよう! と言い出しました。 ステップサンはお父さんに対しては全てYes Man ですから、もちろん賛成。

私? う〜〜ん、どちらもあまり気乗りしませんが・・・・・。 ステップサンがそれに参加したいのであれば仕方ないかな? 
そう思っていました。 

ところがステップサンが言うに、(ジムが居ない時に)本当は食べ歩きする事にもう疲れてきていて、どちらのツアーも嫌なんだ。 だけど、お父さんが参加したいと思っているようなので・・・・仕方なく・・・・と言うではないですか。

なんで正直に言わないの? と私は息子に言いましたよ。 すると、お父さんが気分を害して不機嫌になるのが怖いと・・・・。

そんなことでは不機嫌にはなりません。 私が断言しました。

食べ物ツアーはやめよう! 息子と私はジムにそう言いました。 もちろんオッケーでした。最終的に乗ってるだけの2階だて観光バスに申し込むことにしました。 これなら息子も歩かずに済むし、乗っているだけでマンハッタンの風景を楽しむことができます。

バスツアーは朝の10時から午後の5時まで乗ったり降りたりできる観光バスで、名所名所にバスストップがあります。 私たちはオープンエアーの屋上階の席を確保できたので、写真をとりながら降りずにルートを一周しました。 2時間でした。 お天気が良かったので、暑くて、暑くて、熱中症になるかも?って思う程暑かった。 

終了後、タイムズスクエアのダイナーでランチを。 ウェイトレスのお姉さんがダイエットコークをこぼして、私のメガネケースにシミをつけてしましたした。 仕方ない・・・・。 で、食べ終わってお皿を下げる時、またしても同じお姉さんが食器を重ねた時にサラダのお皿のビネガーがチャップンとこぼれ出して、私の服に飛び散ったのです。 
物凄く恐縮してナプキンを一杯持ってきてくれました。 それでも仕方ない・・・・・。 そう思いました。ウェイトレスの気持ちはわかるからね。

『もう一度被ったら、フリーチーズケーキが出てくるかな〜?』 なんて冗談を言っていた私ですが、お会計の時にパッケージされたチーズケーキがお土産用として用意されていました。 あれ、私の冗談聴いてたの?  
8ドル50セントと書かれたそのチーズケーキの箱。 

ジムは、『あ、僕がチップを弾むってことかな?』そう言って支払いを済ませました。



物凄く混んでました、オープンバス。 これは最上階です。

一番前の席が空いたので、すぐに移動しました。 最高の席なので、もう降りません。
この席で一周します。

5番街のサインには何かメッセージが書いてあります。


左側のビルがエンパイアステートビル。


こんな感じ、2階建オープンバスです。



黄緑色のフードトラック、これがマリファナ入りのお菓子を売っているトラックです。
町中のあちこちで見かけます。

観光客で一杯です。




さ〜今日はいよいよ最終日。 予定としては午後4時半からアーキテクチャーツアー、その前にエンパイアステートビルの展望台へ。
そして夕飯はお気に入りの飲茶レストランへ行きます。


そうそう今日は金曜日なのでアパートの隣でフリーマーケットが開催されています。 覗いてみました。 高い! めちゃくちゃ高い! 
ファーマーズマーケットとはどこの地域でもスーパーの値段よりは高いです。 新鮮だから。 でもめちゃくちゃ高い。
カリフラワーが一個5ドルとか・・・・。 メロンが7ドルとか・・・・。買いませんでした。

採れたてのとうもろこし。 一本1ドル、これだけは購入しました。

カリフォルニアだと3本1ドルでもジムは高いな? って言って買わない事が多いんですよ。



コーンを選んでいるジム。


















2022年7月11日月曜日

メトロポリタンミュージアム

The Metropolitan Museum of Art に行ってきました。 私とジムは2度目です。 
このミュージアムはセントラルパークの東側に位置しているので、アパートから徒歩で行くのが一番良いのです。 でも往復徒歩だと大変だというので、行きはウーバーを使いました。 


週末なのでさぞかし混んでいるだろうと思いきや、ナチュラルヒストリー博物館とは違いそれほど混んではいませんでした。
巨大な美術館なので、展示の内容によって混んでいる場所とそうでない場所があるようです。 

ステップサンもジムも特にこれが見たい、というリクエストを持っていなかったので、この日やっていた特別展示の“KIMONO STYLE “ を観に行くことにしました。 

16世紀の着物があれだけ綺麗に保存されている事じたいに驚きました。 侍の着物や羽織、結婚式の着物、日本の織物の技術の凄さは本当に誇らしい。


その後、楽器の展示も見ました。 日本の琴があったり銅鐸があったり、巡り巡ってニューヨークのこの地に行き着くまでのなが〜〜い道のりを想像してみました。 この地に行き着くまでにどれだけの人の手を介し、どれだけの時を巡ってきたのかを考えると、ロマンを感じます。


どちらが父親かって? 向かって左がジムで、右側がステップサンです。

日本の印籠が展示されていて、印籠って何? って聞かれました。 印籠? 印籠? 私のイメージでは
水戸黄門様が持っているあれ! なんだけど、何のために持っていたっけ?
薬箱、筆入? ちょっと定かでないです。
調べてみたら、室町時代は印鑑と朱肉、江戸時代には薬入れ、だったそうです。

こちらは着物を作る際のデザインブック。 サンプルが書かれている本です。

こんなのもありました。

日本から来た、鬼。 鬼が運んでいるゴング。



私、あまり着物の写真を撮っていなかったようです・・・・。

帰りは30分歩くのはちょっと・・・・というステップサンでしたが、歩いて帰りました。