2023年6月27日火曜日

アメリカのホスピス

6月16日に私が書いた話の続きです。

お隣の家が空き家になっていて、一家離散。 このままだと家が差し押さえになってしまいそう・・・・・。 そういう状況下にあるスミス一家。

両親は他界、お爺ちゃんは家をでてラスベガスへ。 その後行方は分からずじまい、現在入院しているという噂。 
一人娘はドラッグ中毒で法的な書類にサインできる状態ではない・・・・・。

ここまでが私達が把握していたお隣さんの状況でした。

ところが、ジムの携帯に行方がわからなかったお爺ちゃんの電話番号が残っていて、ダメもと電話をしてみたところ・・・・・。 繋がった!

お爺ちゃん、キャンピングカーでラスベガスに行った後、戻ってきてサンタクルーズの近く、アプトスという町に自分で家を建てたそうなのです。 お爺ちゃん、大工さんだったそうで・・・・。 で、しばらくアプトスに住んでいましたが、今現在、病気が悪化。 ホスピスに居る事がわかりました。 
“ホスピス“ ホスピスとはもう治療のしようがなく、病気を患った人が最期の時を過ごすための施設です。

私の従兄弟、双子の兄弟の1人が何年も行方不明になった挙句、見つかったのは練馬区にあるホスピスでした。 双子の兄に誘われて一緒に面会に行きました。 病室のドアを開けた瞬間、ベッドの上に居た男性がどう見ても、弟の姿ではなかったので、双子の兄は、「すみません、部屋を間違えました〜。」 と退室。 もう一度部屋の外に付けられた名前を確認したのです。 で、やはり間違ってはいなかった。
 そういう記憶がある、それがホスピスです。 

日本で私が一度だけ面会に行った経験のあるこちらのホスピスは、静かで、悲しげ・・・・・。 誰もが息を潜めてひっそりとしてる。
そんな印象を受けました。

昨日、ジムがお隣のスミスさんのお爺ちゃん、マックに電話をしたところ、ホスピスは家から30分程ドライブした所にあることがわかり、2人で面会に行くことにしました。 マックさん、電話での口調はハッキリしているようでしたが、ホスピス内はコロナのバイルスが蔓延していて、物凄く危険だからマスクをしないと・・と注意してくれました。
え? それって事実なのか? 受付に電話で確認してみたところ、そんな事はないですと・・・・。ただマスクは付けて下さいとのこと。
マックさんの思い込みのようです。

私としてはアメリカのホスピスを訪問するのは初めてで、どんな場所なんだろう? ロキを連れて行ってきました。

建物は一階建てで、駐車場は訪問客で一杯。 どこにもパーキングできずに路上駐車に。 ロキを連れては入れないだろうから、私はホスピスの庭で待っている事になるだろう、と想像しながら受付に向かいました。

ところがワンコが施設内に入るのがオッケーだって! さすがはアメリカ、ドッグフレンドリー、というか、皆への癒し効果を考えてなのでしょうか? ジムと私は持参したマスクをしてロキを連れて、マックさんの病室に向かいました。

玄関先には大きなロビーがあって、訪問客と施設に入居している患者さんでいっぱい。 それに働いているスタッフが物凄くたくさん居て驚きました。 湿った雰囲気は一歳なし。 ロビーの飾り付けもアメリカ的。 確かに目を凝らして観察すると車椅子に座っている患者さんの多く、その人達の顔色は青白い感じ。 ロキを見つけるとその蝋燭のような顔が少しだけ緩む・・・・・。 こっちへ来て撫ぜさせてほしい・・・・。 そう私は受け止めたので、ロキを連れて挨拶に。 ロキは人混みの多い所ではあっちへ、こっちへ、撫でてもらえるのが嬉しくて皆に挨拶をして廻ります。 もちろん、吠えたりしません。 癒し効果すごいです。 患者さん達の顔が笑顔になる。

廊下を通ってマックさんの部屋に行く際も、看護師さん達のウェルカムな態度にロキは上機嫌。

マックさんの部屋が見つかりました。 3人の相部屋で入り口に一番近いベッドにマックさんは居ました。 痩せちゃってました。 でも会話はしっかりしてて、記憶もしっかりしてる。施設内があまりにも活気があるので、これじゃ煩くて眠れないね、って言うほどです。
孫娘の話と、彼女の元旦那の話を少しだけした後、誰か気になっている人がいるなら言ってくれる? 僕が代わりに尋ねてみるよ、というジムの問いかけにマックさん、すぐにパティーさんという友達の名前と住所を空で言いました。 すごい、住所、記憶してるんだ。

パティーさんの家を探しあてたジムと私はアポなしで玄関ベルを鳴らしました。 するとパティーさん、私達を家に招き入れてくれました。
なんと、マックさんの飼っていた犬をパティーさんが引き取ったのだそうで・・・・・。 パティーさんはマックさんが建てた家のご近所さんで良い友達だったようです。 かつパティーさんはソーシャルワーカーなのだそうで、一日に2回、マックさんに電話をかけて話し相手になっているのだとか。

家族を亡くしたマックさんには良い友達がいた事、本当に良かったです。

孫娘は現在メンタルホスピタルに収容されているとのこと。 そして頼りの元である孫娘の元ご主人、2人の間には双子の兄弟がいるそうです。 お父さんが引き取って、今は再婚されていると・・・・。 ジムはこの元ご主人に何度も電話をして、お隣の家が差し押さえになる前になんとかしなくては、と相談しようとしていますが、連絡が取れません。 

マックさん、こちらのホスピスに1年も入居しているのだそうで、痛みはないとの事・・・・。 身体的な痛みが無い代わりに、心の痛みはどれだけあるのだろう? そう思うと、今の自分の生き方、心のあり方、考えさせられる事がいっぱいありました。

少なくともアメリカのホスピスに対する私の印象は悪くなかったです。

こちらの犬がマックさんが飼っていたドリー。 今は友達のパティーさんが引き取ってくれています。

飼い主のマックさんがホスピスに居るので、心なしか寂しそうに見えてしまうのは
私の思い過ごしでしょうか? 以前にホスピスに面会に行ったこともあるようです。





2023年6月26日月曜日

電気系統故障のジャイロ

明日、ジムが1人でジャイロを引き取りに行くことになりました。 片道2時間ちょっとのドライブです。 
私は? 行かなくて良いそうです。 

ジムはしょんぼりと肩を落とし、不機嫌です。 私も先週はずっと落ち込んでいましたが、ジムのしょんぼりを見てたら少し浮上しました。
ジムは何か悪い事があっても、逐一私に報告してこないので、なんで不機嫌なのかわからなかったのですが、今日になってわかったことは・・・・。 
ターボの故障を直してもらうためにインストラクターが太鼓判を押すメカニックに預けたわけです。
 お直しの料金は時給制。 他だと1時間何百ドルもするそうですが、こちらのメカニックは1時間130ドル? とかで、リーズナブルだってジムが喜んでいました。

ところが請求されたお直し代が5000ドルだって・・・・・・。 で、新しく電気系統が壊れてしまったんだから、たまりません。
お直しの前は電気系統壊れていなかったので、どこか配線を壊してしまったとしか考えられないのですが。
メカニックの男性は、ジャイロの電気系統の配線を全て取り替えるのが一番良い方法だろうって言っているそうですが、ジムは納得していません。 

まずは家に連れて帰ってからジムは自分でなんとか配線をチェックするつもりだと思います。


それでもダメだったら、どうするんだろ?

不運が続きます。



2023年6月25日日曜日

私達のジャイロのその後

先週からメカニックの所に入院中だった私達のジャイロ、昨日、お直しが完了しましたという連絡がありました。

私達がトレーニングを受けているキャメロンパーク空港から、ジャイロの修理が行われたマリンカウンティーエアポートまでは車で2時間。
アロマスの家からだとやはり車で2時間ちょっとです。 メカニックに預けとき、ジャイロのブレードを外して運搬したので、もしも修理完了後飛んでキャメロン空港まで戻るとなると、重た〜〜〜〜いブレードをメカニックの所でジャイロのてっぺんに取り付けなくてはなりません。
前回、大の男4名がヒーヒー言いながらラダーに登り持ち上げて取り付けました。
受け取りには私達も同席して、ブレードを取り付け、その後インストラクターとジムは空港から空港まで飛んで戻る。 こういう計画だったのです。 ですが、私達は行かずに済みました。

インストラクターとそのアシスタントの男性がジャイロを受け取りに行ってくれたからです。
テスト飛行をかねて、キャメロンパーク空港まで飛んで移動させる予定でした。

ところがです。 故障していたターボは修理できたらしいのですが、今度は電気系統がだめになってしまったと・・・・・・。 トホホ・・・・。  

最悪です。

インストラクターは、もうこのジャイロでのトレーニングは行いません、と言ってきました。 
インストラクターの所有するジャイロを借りてトレーニングをする事はできると思うのですが、料金が多分3倍くらいになります。
それにライセンスを取るためには自分のジャイロでテストを受けなくてはならないのです。 いくらトレーニングをしても、先生の所有するジャイロと私達が所有するジャイロでは機種が違うので、操作方法が違ってきます。 その為に自分のジャイロを所有せざる負えなくて中古を買ったわけです・・・・・・。

メカニックの男性から先ほど電話がありました。 そこに預ける前までは電気系統に異常はなかったので、ターボを直している際にどこかを損傷してしまった可能性があります。 ですが、メカニックさんが言うのには、彼はこの先、この電気系統の問題を直す事はできないと・・・・・。


明後日、ジムが引き取りに行くことになりました。 壊れたまま家に連れて帰ることになります。 まだ近くの空港のハンガー(そうこ)は借りていません。

新しいメカニック、そして新しいインストラクターを探さなくてはなりません。

一難去って又一難です。 ここまで不運に見舞われた私達のジャイロデビュー。

なんだかな・・・・・・。


旧友を発見

一昔前だったら、疎遠になっていた友達と又連絡が取れるようになる事は難しかったですよね。

ところがソーシャルメディアのお陰で、今はそういうサプライズが起こるのでしょうか? でも頻繁にではないでしょ。 誰かを見つけたとしてもそれっきりになるのが普通かな?

しかし! 今週、2人も‼️  私の記憶で名前すら忘れかけていた2人の友達が私を見つけてくれました。 FaceBookでです。

1人はマラウイにいた時のお友達。 韓国人の女性です。 マーサって呼んでました。 肌がとっても綺麗な人で、人柄は天使みたいに優しかった。 癒し系女子。 ゴルフが好きでよくゴルフをしてたけど、なんで日に焼けないの? って尋ねたら、日焼け止め塗ってるからね、って言ってたのを思い出しました。 私がマラウイを出発する時に韓国製の根付けをくれました。

もう一人、こちらはモントレーペニンシュラカレッジでグラフィックを学んでいた時、机を並べて一緒にデザインに取り組んだ旧友。
クリスティ 私は40歳、彼女はすでにミリタリー男性と結婚してて、そのご主人がお肉しか食べない人って言ってた。
私はまだ独身で、クリスマスを2人で祝った思い出がある。 私の結婚式にも来てくれた。

この2人からFace Book上で友達リクエストが来たのです。 偶然? 1週間に2人。 なんだか時間旅行をしている気分。

クリスティと出会ったのは結婚前だから23年くらい前。

そしてマーサと出会ったのはマラウイだから15〜16年前。

わ〜〜〜い、わ〜〜〜い、なんだか嬉しい。 凄く嬉しい。

2023年6月22日木曜日

犬の観察能力

ロキを見ていて、驚く事がいくつもあります。 犬の能力です。
これはオーストラリアンシェパード特有の物なのか、犬全体のものなのか? 私はわかりません。 多分ですが、頭の良いオーストラリアンシェパードは他の犬種に比べてより能力が高いのかもしれません。

ロキは飼い主の事を何時も観察しています。 じ〜〜〜っと見てるんです。 横になって寝てるのか? って思う時も、目だけ飼い主の行動を追っています。 そして2階で寝てるのかな? 姿が見えないな・・・って時でも聞き耳をたてています。 すごいです。 

例えば・・・・・・。 朝の習慣。 犬はルーティンの動物です。 毎朝のルーティーンはかなり折目正しい。

オシッコはお父シャンと。 ウンの方はお母シャンと・・・・。 そう決めているようです。

で、お母シャンは顔に化粧水やら日焼け止めやらを塗りたくってからでないとお外に出ないって事をロキは知っています。

朝は私の側に寄り添って、私の顔の塗りたくりが終わり、化粧ポーチのファスナーが ジ〜・・・・っと音を立てて閉まるまで、ロキはうとうととうたた寝をしてます。

で、のジ〜〜〜っというファスナーの音を聞くと、それがスイッチとなって、ソワソワ、外に出る準備をします。

ロキが2階に居たとしても、ジ〜〜〜の音を聞き逃す事はありません。 あ、お母シャン、塗りたくり終了したらしい・・・・。

そう思って、一階に降りてきます。

私の顔をじっと見つめて、一緒に外に行こう! と目が言います。 

私がジャケットを羽織ったりしているのを振り返り、振り返り、ちゃんとお母シャンが自分と一緒にお外に出てくるか、確認。 途中で私が家の中に戻ったりすると、顔だけ覗かせて家の中を観察。 お母シャン、何してるの? 


2人で外にでたらまずはフリスビー。 朝の体操代わりのフリスビーで庭を駆け巡った後、フリスビーを咥えたまま、庭の奥の方、倉庫がある方向に歩いて行くんです。 その時もお母シャンが後ろからちゃんと付き添ってくれているか、振り返り、振り返り、確認。
「プープー行っといで!」 これが掛け声。 ロキはフリスビーを置いて、トボトボと茂みの中へ入っていきます。 大きな木の下の茂みあたりがロキのトイレなんです。 そこって決めてる・。
こちらもそこら辺は歩かない所なので、肥料としてそのまま放置です。

おトイレが終わったロキはニコニコ笑いながら、待ってる私のところにまっしぐらに走ってきます。 気分良いんだと思います。

そしてしばらく又フリスビー。

ロキは人間の感情を読み取る能力も長けています。 身体の不調、精神の不調、どちらの時もしっかりそれを読み取ります。
ロキとはジ〜〜〜っと見つめあって、心の中で話をします。 それがちゃんと伝わっているのか? いや伝わっているんです。

ここ数日、私は精神的に落ち込んで、最悪状態でした。 そんな時、敏感にそれを感じ取ってくれるのはロキです。
私の側から離れません。 夜も寝室を変えようものなら、私の側に寄り添ってくれます。お父さんっ子なのに、弱っているお母シャンの側に付き添ってくれるんです。 

これほど癒しになる物って他にある? 

ロキがいなかったら、私、落ち込みから抜け出すのに倍、時間がかかりそうです。


2023年6月16日金曜日

遺言

数日前に弁護士先生の事務所に行き、16年前に預けたジムの遺言について話し合ってきました。 遺言と共にトラストという物を作成してあって、それはジムが生きている間、いつでも変更できる、そういう誓約書です。

なんせアフリカに行く前に作った物なので色々変えなくてはならない箇所がありました。

すぐにその場で決められるような物ではないので、持って帰って話し合い、そして後日修正・・・・そしてサイン。 こういう流れです。

話だけして帰って来て、それ以来、私の気持ちが落ち込んでいます。

あれやこれや考えても、モヤモヤするだけで物凄いストレスになってます。 そもそも、どちらが先にあの世に行くかもわからず、何歳まで寿命があるのかもわからず、私がジムより長く生きるだろう・・・・という仮説の上で考えている事で、これが正解! とスッキリはしません。
人間、欲を出したらキリがない。かといって、あまりにもアンフェアな遺言ではこの先生きていくに当たりストレスを感じてしまいます。 


とりあえず、考え続けますが、今現在の私の正直な気持ちをジムには伝えました。 

それ以外どうしようもないです。

で、最終的に何十年も先の事で悩み過ぎるのは辞めよう・・・・。 そう結論づけました。なるようにしかならないんだもの。

一番大事な事は何? と考えた時、未亡人になってからの事も大事だけど、それ以上に大事な事はこの先の何十年(?)をどれだけジムと2人で幸せに過ごせるか? それが一番大事。 その後の人生はおまけみたいなものかな? 違うか?


お隣の空き家

お隣の家、こちらは我が家の敷地と植木(大木)を境に境界が接しています。 スミスさんという家族が住んでいました。
以前にもブログで書いたかもしれないんだけど、こちらの家族、本当の意味での悲劇が起こり、一家離散になってしまいました。

日本に行く前の2020年、この家にはテナントが入っていて、貸家になっていました。 音楽好きの家族で毎週末に大音量の音楽を流していたので、忘れもしません。 ですが、こちらのテナントさんは既に退去したようで今は完全な空き家です。

週に一度回収に来る一般ゴミ用のゴミ箱とリサイクル用のゴミ箱がポツンと道に置き去りにされたまま・・・・・。 ゴミ箱を誰も敷地内に移動させないからです。
ジムが気を利かせて2つのゴミ箱をお隣さんの敷地内に移動させたところ、張り紙があったそうです。 空き家・・・・。

空き家状態になるとどうなるのかっていうと、まず、家の保険とかが打ち切られたり、プラパティータックスを支払っていない場合は家が差し押さえになったりするそうなのです。

ニュースでも取り上げられた悲劇とは、奥さんの不貞がご主人にばれて、ご主人が奥さんと相手の男性を射殺。 そしてその場合で自害。
その時、確か一人娘は大学に通っていて、家には住んでいませんでした。 お爺ちゃんが居て、お爺ちゃんは敷地内にキャンピングカーを置いてそこに住んでいたようです。


現在家の名義はその一人娘になっているはず。 ちゃんと賃貸すれば家賃も入ってくるのに・・・・・。

ジムはいつもお世話になっているプラパティーマネージャーさんに聞きました。 確か、オタクの会社、お隣の家の管理もしていたよね? と。
すると、去年の8月で管理を打ち切ったそうなのです。

娘さんは今現在行方不明。 ドラッグに溺れて、法的なサインをできる状態でないとのこと。 それで管理会社は手を引いた・・・・。

で、お爺ちゃん、3ヶ月前に入院されたそうで、こちらもどこの病院なのかわからないと・・・・。

道ですれ違ったら挨拶をする程度のお付き合いで、家族構成とかは良く知らないのです。
奥さんや娘には、私、会ったことないです。

それでもあまりに悲しい事件で、悲しすぎます。 ご近所さんとして何かできる事はないでしょうか・・・・。 このままだと家が差し押さえになってしまいそうです。

とても良い一軒家なんだけど・・・・。